• 大将としての意地を見せた遠藤=日本武道館で(田中裕葉撮影)

  • 4年生とやる最後の演技になった形。右は主将を務めた蜂須賀

組手、形ともまさかの初戦敗退

[空手道部]第52回全日本大学空手道選手権大会(女子)(2008年11月24日 22時47分)

第52回全日本大学空手道選手権大会が11月23日、日本武道館にて行われた。結果は以下のとおり。

【女子団体組手】
駒 大1-2大阪経済法科大☆
先鋒●川島 岬(国2)1-6
中堅●北村友希(心3)4-6
大将○遠藤由貴奈(社4)1-0

【女子団体形】
予選敗退
蜂須賀三佳(歴4)
川島 岬(国2)
深作世里乃(G1)

 団体組手は、先鋒・川島が先制するも序盤に1本を決められると、終盤にも警告や注意を受け相手に得点を与えてしまったことが響き敗北。中堅・北村は積極的に攻めるがなかなか得点を奪えない展開が続く。当たりの激しい試合になり、相手の注意から得点をもらって追い上げるも自身も注意を受け相手に許した得点が決定打となり敗れ、この時点で勝ちは消えた。大将・遠藤は、開始早々に中段突きで奪った得点を死守し、一矢報いる勝利を挙げる。だが、まさかの初戦敗退となった。
 団体形は、関東大学選手権同様毎日のように練習を重ねた結果もむなしく、予選敗退となった。だが、メンバーのうち2人は下級生とまだ若く、来年以降に期待がかかる。

◆大石武士師範
「(組手は)悔しい結果になったが、本来はもっと上にいけるチーム。あんなもんじゃない。今回はついてなかった。(形は)女子は(男子に比べて)自信あったんだけど、後ろの2人が全然ダメだった」

◆大石智子コーチ
「残念です。技のキレが発揮できていなかった。全力を出し切ったとは言っていたので、できなかったと言われるよりはよかったが。でも本来はもっと実力持っている。(試合後は)反省するところ反省していこうと話した。(形は)それだけのことはやってきた。だから、(演武後)あそこまで泣けるくらいやってくれていたということが嬉しかった。(4年生は)目立った選手はいないが、努力していく姿は勉強になったし、だからこそ良いチームになった。今のチームがあるから次のチームに繋がると感じている。指導した内容に対して一生懸命取り組む素直さがあるので指導しやすかったし、信頼関係結びやすかった。学年が上がるにつれてチームのことを考えるようになったところには成長を感じた。そういうところ(成長を感じる立場に)携われたのは一生の宝」

◆蜂須賀三佳主将
「(形は)4年間の思いがあり、体が固まってしまったかもしれない。みんなで一回の演武を大切にしようと心がけた。結果に繋がりはしなかったが、悔いはない。(4年間を振り返って)このチームでやれてよかった。本当に良いチームだった。だが、良いチームと勝てるチームは意味合いが変わってくる。キャプテンとして、勝てるチームにできなかったことに不甲斐なさを感じている」

◆遠藤由貴奈
「自分らしく(試合が)できていなかった。(負けが決まったことで)動揺して気持ちが浮ついていた。穴がぽかっと開いた感じ。信じられなかった。(試合中は)技が決まらない焦りがあった。でも、最後だから勝たないとと思って戦った。(練習では)詰めて刺す、という練習を中心にやった。下がるのでなく、前で試合を展開する。でも、(試合では)気持ちの切り替えができていなかった。(4年間は)良い思い出しかない。試合をする時はチームを思ってやるし、このチームで試合をすることが自信に繋がった。良いチームでした。結果に悔いは残るが、次に繋がればいい。(後輩には)悔いの残らないように、一日一日の稽古からやってほしい」

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