• 勝てる自信はなかったという吉田・小高ペア=大宮けんぽグラウンドで(小野美早紀撮影)

  • 山口・植木ペアはストレートで快勝

  • インカレベスト8の中山・末尾ペアは1回戦敗退となった

  • 大接戦の末敗れた谷本(伊藤奏子撮影)

男子の活躍光る!吉田・小高ペア「優勝を狙いたい」

[硬式テニス部](2021年11月17日 21時04分)

2021年度関東学生テニス選手権大会本戦男子ダブルス、女子シングルス1回戦が11月17日に大宮けんぽグラウンドで行われた。結果は以下の通り。

〈男子ダブルス1回戦〉
○吉田響介・小高拓海 2(7-6(5)、3-6、10-8)1 白藤成・下村亮太郎(慶大)●
○山口駿・植木海音 2(6-3、6-2)0 小林大修・藤岡凌大(早大)●
●八郷克・三角理旺 1(4-6、6-1、6-10)2 大田空・守谷達貴(法大)○
●中山樹・末尾拓翔 0(6(7)-7、3-7) 2 小路博隆・菅谷拓郎(慶大)○
●末吉鼓太朗・内田涼太郎 0(1-6、3-6)2 加藤木塁・佐野有佑(慶大)○

〈女子シングルス1回戦〉
●谷井涼香 0(4-6、2-6)2 猪川結花(法大)○
●丸希星 1(3-6、6-3、4ー10)2 草野京香(筑大)○
●山田梨香子 0(0-6、4-6)2 吉岡希紗(早大)○
●谷本ひなた 1(6-3、1-6、9ー11)2 押川千夏(早大)○

◆吉田響介(商3)・小高拓海(市2)ペア
――夏関にむけてどんな練習を
小高:春関とインカレで悔しい思いをしたので、そこで見つかった2人の課題を重点的に練習した。
吉田:お互いの良いところ悪いところを2人で話し再確認しそこを重点的に練習した。良いところはサーブからの展開、ボレーでの平行陣。悪いところは平行陣になった際のロブの処理。
――今日の対戦相手の印象は
吉田・小高:2人とも強かった。
――勝てる自信は
吉田・小高:なかった。
――ファーストセットはタイブレークで接戦となったが
吉田:気合い。気合いで取った1セット目だった。
小高:最初は相手が強い印象で始まり、プレーの質が高くリードされる展開が続いた。このまま落とすのかという気持ちもあったが、2人で声を出して気合いでファーストセットをもぎ取ることができた。
――ファイナルセットを振り返って
吉田:とても気持ちが良かった。超気持ちいい。
小高:ファーストセットを取り、セカンドセットは取られたが良いショットも悪いショットもあった。ファイナルセットは良いところも悪いところも気にせず、勢いと気合いと、1球に集中しながらプレーを行った。
――今日の試合全体を振り返って
小高:相手はずっと変わらず良いプレーをしてきた中で、それを耐え凌いでプレーをしてきた。自分たちもそんなに悪いプレーはなく、実力は変わらなかったと思う。流れを変えるショットがあったときに、いかにそれを引きつけるかを意識した。ファイナルセットはそこの差で勝つことができたのではないか思う。
吉田:今日はこれまでの中で1番2人とも良かった。春関の時くらい仕上がっていた。練習もそこまで行っていないが、お互いの動きが分かっていた。今日もボレーが前に2人いた時に、ストロークを抜かれる気がしなかった。課題も見つかったが、自分たちの武器に磨きがかかったという自信にもなった。今大会は優勝を狙いたい。
――夏関の目標は
小高:単複の優勝
吉田:優勝!

◆植木海音(法1)・山口駿(政2)ペア
――夏関にむけてどんな練習を
植木:初めての出場で、相手がどのくらいのレベルなのかも全く分かっていなかった。駒大には全国でもトップの選手がいるので、その人たちに一緒に練習をしてもらい、対策をした。
山口:部内には強いペアがたくさんいるが、自分たちはそのペアたちのようなプレーがあまりできなかった。自分たちは違う持ち味を持っていたので、その持ち味を活かせるように練習をした。
――このペアの持ち味は
植木:無駄なことをしないこと。綺麗に決めるとかはできないので、普通のことをやり続け、基本をおさえた。
山口:ボレーで2人で前に詰めて決めるというよりは、ストロークでどっちかが押して、チャンスボールが上がってきたらしっかり決めるというところ。
――今日の対戦相手の印象は
植木:相手はとても試合中に声を出すと聞いていたので、そういう面で自分たちのメンタルが揺さぶられないように頑張ろうと思っていた。
山口:相手は元気があって、自分たちのペースで試合をしてくるペアだったので、それに巻き込まれないように自分たちも持ち味を出した。
――勝てる自信は
植木:100%あった。
山口:ペアがこんな感じなので、それに乗せてもらって頑張ろうと思っていた。
――ファーストセットを取って、セカンドセットもうまく入ることができたか
植木:できた。流れでトントントンと、ストレートで。
山口:そんな感じだった。
――今日の試合でペアの相手に感謝していることは
植木:サーブ入れてくれてありがとう。今日来てくれてありがとう。早起きしてくれてありがとう。
山口:ボレーにあまり自信がないが、ペアはボレーを一発で決めることができる力があるので、それに感謝した。
――今日の試合全体を振り返って
植木:今日の試合は絶対勝てないという相手ではなかったので、しっかり勝てた。次も今日と同じような、更にそれ以上のプレーができるように頑張りたい。
山口:高校から同じで、大学でも一緒に組んでいて、結果を残せているというのがうれしい。次も頑張りたい。
――ペア歴は
2人:長くない
山口:高校の時は1回くらい。
植木:全く組まなかった。1つ前の大会から組み始めた。
――今日の結果については
植木:満足している。
山口:同じく。
――夏関の目標と次戦への意気込みは
植木:夏関の目標は1つでも多く勝つこと。次も1つずつ達成していきたい。
山口:自分の同期が男女ともに結果を残しているので、それに負けないように自分も頑張るというのが目標。まだみんな勝ち上がっているので、負けないように常に頑張りたいと思っている。

◆谷本ひなた(市2)
――夏関に向けてどんな練習を
「サーブが苦手なのでサーブの練習をした。自主練で結構打ちっ放しを多くした。また、タイミングをあげて打って攻めないと、パワーがない分自分の展開に持っていけない。だから、そういった練習を多くした」
――今日の相手の印象は
「フィジカルが強く、結構ストレートが多かった。1個1個のショットが重く、押されてしまった」
――粘って戦う場面も多かったが、自分の持ち味は出せたか
「セカンドセットはあまり出せなかった。ただ、ファーストセットは自分のテニスができていた。特に出だしはすごく良かったかなと思う」
――今日の試合を振り返って
「前回、前々回と比べると、強い相手にちゃんと競れたし、セットも1個とれた。自分のテニスができる時間もあって良かったと思う。しかしその分、セカンドセットが悔しい」
――最後も惜しかったがどういった心境か
「あと2本とっていたらこちらが勝っていた。チャンスはいくらでもあったと思っている。だけどあと1本、2本が凄く遠く感じた」
――次の大会に向けてどのようなことを強化していきたいか
「自分のテニスのスタイルは結構周りの人とは違うが、周りも褒めてくれるので大事にしたいと思っている。あとは嫌いなトレーニングを頑張って、もう少し動けるように。パワーで勝てるようになるかは分からないが、ちゃんとパワーに対抗できるようにサーブとリターンの強化をもう少ししたいと思う」

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