• 学生最後の駅伝シーズンに挑む加藤=陸上部道環寮で

  • 駅伝では区間新も狙う田澤

  • 5000mのPBを大幅に更新した鈴木

  • ホクレンを「楽しめた」という花尾

試練の夏を超え、秋の駅伝シーズンへ ~陸上部スペシャルインタビュー~ vol.2

[陸上競技部](2020年09月24日 17時03分)

6月に練習が再開されてから、大会に出場した選手の大半が自己ベストを出すなど好調な様子を見せている駒大陸上部。これまでの振り返りや夏の強化練習の様子、大会の結果、駅伝シーズンに向けての意気込みなどを大八木弘明監督や選手に取材した。2回にわたってお届けする特集の第2回目は、大八木監督から注目選手として名前が挙がった加藤淳(経4)選手、田澤廉(経2)選手、鈴木芽吹(営1)選手、花尾恭輔(商1)選手へのインタビューの内容です。(取材は9月18日に、オンラインで行いました。)

◆加藤淳
―現在の調子は
「いいほうだと思います」
―強化練習でどんな練習をしたか、手応えは
「前半はしっかり走り込みができて、後半は全日本インカレの調整をしました。例年より走り込みの量は少なかったのですが、自分はあまり体が強くないので自分にとってはそれがちょうど良いくらいの練習量になって、全日本インカレも結果がでたので、悪くなかったなと思います」
―大学最後の夏の強化練習となったが
「今年は例年と違って、練習の環境など新型コロナウイルスの影響でいろいろ変わったことがあったのですが、やれることはしっかりできていたと思います。他大学より良い環境で練習させてもらったので、それが秋以降、駅伝シーズンで自分たちのプラスとなってくるのかなと思います」
―ホクレン、全日本インカレと自己ベストを更新したがそれぞれ振り返ってみて
「ホクレンはあまりタイムの狙えるような組ではなく、コンディション的にも昼の時間帯で涼しくなくて、タイムも狙っていた以上のものがでなかったです。ですがレースで組1着を取れたことが自信にも繋がりましたし、一応4年間出てなかったベストを5000mで出せて、1位とベストという二つのことが自信になって強化練習以降にも繋げられたのかなと思います。全日本インカレはチャレンジャーという気持ちでレースに臨んで、入賞できれば良いというように思っていました。結果は、意外とレースの流れが良くてなんとか4位に滑り込めて良かったのですが、あの位置で走れていたのならもう一つ二つ上の順位を取りたかったので、しっかり欲を持ってレースに臨みたいなと思いました」
―1年生が強いと思うが、どう感じるか
「強化練習などでも刺激になって、自分たち上級生もちょっと気を抜いたらすぐ追い抜かれてしまいます。実際鈴木にはインカレでも負けましたし、でもそういう選手がいるおかげでもっとがんばらなくてはという気持ちになるので、強い1年生というのは本当にチームにとってプラスだなと思います」
―出雲が中止になったが
「出雲を最後に走ったのが1年生のときだったで、2年目が箱根のシード落ちで(出雲に駒大が)出られなくて、3年目もメンバーに入れず、4年目こそは、という。1年目は結構レースで失敗したので、4年目の最後はリベンジしたいという気持ちがあったので、中止になり、調子が良かっただけに悔しいという気持ちがあります。ですがそこは仕方のないことなので、全日本、箱根でしっかり結果を残そうという方向に切り替えました」
―4学年全体の雰囲気は
「4年生は正直走れている選手が少なく、故障者やあまり調子の上がらない選手がいてあまり良い状態ではないので、上級生よりも下級生が目立ってしまっている状況です。そこを4年生として、下級生を引っ張れるように、結果を残せるように最後までまとまってやっていきたいと思います」
―全日本、箱根の個人の目標は
「全日本では前半区間、1区2区あたりを走って区間賞を取りたいです。箱根でも前半区間、1~4区辺りで区間賞争いをして、区間上位で走るのが目標です」
―全日本、箱根のチームの目標は
「今年のチームの目標では三大駅伝で一つ優勝する、というのを掲げていて、全日本で優勝すればそれが一応チームの目標としては達成になるのですが、やるからには全部優勝したいと思うので、全日本の箱根も勝ちにいくつもりでいきたいです」

◆田澤廉
―現在の調子は
「いい感じです。全日本インカレも悪くない順位で走ることができたので、いい感じでできているなと思います」
―強化練習の手ごたえは
「3週間ある中の2週間参加して、最後の1週間は全日本インカレがあるため、みんなとやらずに調整をしました。2週間はしっかり練習ができましたが、最後の1週分まだ足りないと思います」
―強化練習での練習内容は
「30km走や1000m×10本などをやりました。質より量を重視した練習でした」
―大学2年目の夏を迎えたが
「30km走を2回やりましたが、去年よりはスタミナがついているなと感じました。余裕を持って終わることができました」
―全日本インカレの10000mに出場した目的は
「日本人トップを獲ることは当たり前だと思っていたのでそれは目標ではありませんでした。留学生と勝負することが目的でした。留学生に勝てなければ日本選手権を勝つことができないと思っていたので、積極的に留学生と勝負しようと思っていました」
―全日本インカレのレースを振り返ってみて
「1人だけ留学生について行って勝負できたということは良かったが、途中で離れてしまって。そこでついていけば3位以内入賞が見えたのかなと思うので、そこの部分が課題かなと思いました」
―12月開催の日本選手権10000mでの目標は
「優勝です。実業団の選手に勝って優勝したいです」
―日本選手権が12月で箱根は1月だが
「1か月くらい間隔があると自分は調整できるので、1本1本のレースに集中していきたいです」
―1年生の調子が良いと思えるが
「負けたくないというのもありますが、(鈴木)芽吹は1本1本試合に合わせるという調整力があります。駅伝でも外す選手ではないと思うで期待したいです」
―2年生の雰囲気は
「変わらずという感じです」
―田澤選手から見た2年生の注目選手は
「駅伝では山野(力・市2)が走れるのかなと思います。トラックだったら酒井(亮太・政2)。スピードとスタミナを考えるとこの2人です」
―出雲が中止となったが
「開催されていたら優勝できるようなチームだったと思いますが、全日本があるので切り替えて、そこに向けてみんなで頑張っていきたいです」
―全日本、箱根での個人の目標は
「全日本は任された区間を区間賞、区間新を狙っていきたい。箱根も区間賞は当然で、狙える区間であれば区間新も狙っていきたいです」
―全日本、箱根でのチームの目標は
「どちらも優勝。最低でも3位以内に入りたいです」

◆鈴木芽吹
―現在の調子は
「今は強化練習と全日本インカレが終わって前半シーズンは一区切りついたなという感じで、ここまで順調にきています」
―強化練習でどんな練習をしたか、手応えは
「初めて30㎞走をするなど、今まで経験したことがなく少しきつかった部分もあったのですが、最後までこなすことができたところが駅伝シーズンに向けての自信に繋げられたかなと思います」
―初めて強化練習に参加してみて印象は
「高校のときと違って練習の量が多く、きつい部分もあったのですが、期間が長いこともあり、先輩方ともコミュニケーションが多く取れたなど走りの面以外でも充実した強化練習にすることができました」
―ホクレン、全日本インカレと自己ベストを更新したがそれぞれを振り返ってみて
「ホクレンは、もともと自己ベストが13分56秒で、更新できればいいなと思っていたので、結果的に13分43秒と更新できたので嬉しさもあります。ただ走り終わった直後は自分でも少しびっくりした部分もありました。全日本インカレのほうは、強化練習後で必ずしも万全な状態ではなかったのですが、他校のエースの方たちと走る良い機会だったので、やはり勝ちたいなというところはありました。ホクレンよりも緊張があって不安な部分もあったのですが、3位に入ることができ、ベストも少しですが更新できたので良かったかなと思います」
―他大の1年生も強い選手が多いが、意識している選手はいるか
「全日本インカレで負けた中大の吉居大和くんなどもいますが、正直力の差があるので、いずれは勝ちたい相手ですが今はそれを強く意識することはなく、まず自分のレベルを上げていって、同じくらいのレベルになったらしっかり勝ちにいきたいなと思っています」
―出雲が中止になったが
「自分の駅伝を走りたいという気持ちは一番持っているので、一つそういう機会が失われてしまい残念な部分はあるのですが、個人的には自分はまだ1年目ですし、これからチャンスはたくさんあるので、そこで悔しいという部分はあまりないです。まだ残されている全日本と箱根のチャンスをしっかりつかんでいけたらいいなと思います」
―1学年全体の雰囲気や調子は
「強い選手がたくさんいるので普段の練習からも高め合うという雰囲気はあります。日頃の寮生活では結構和気あいあいと仲良くやっているのですが、やはり強い選手が多いということもあって、仲良くしながらも内に秘める思いというのはそれぞれ強く持っているのかなという印象はあります」
―全日本、箱根の個人の目標は
「全日本については、自分が前半区間を走って流れを作りたいというのもありますし、後半の長い区間でしっかり走って箱根に繋げたいというところもあるので、全日本についてはどこでも走りたいです。箱根に繋がるような結果を出せればいいなと思っています。箱根に関しては、自分が一番憧れのある大会なので、そこでは他校のエースが走るような区間を自分が走って、周りの大学と戦っていきたいと思っています」
―全日本、箱根のチームの目標は
「今年は三大駅伝のいずれかに勝てば三大駅伝の勝利数で単独トップに立つので、全日本、箱根どちらも勝ちにいって、歴代勝利数単独トップをしっかりと目標にしていきたいと思います」

◆花尾恭輔
―現在の調子は
「夏に故障してしまいましたが、だんだん練習ができるようになってきました」
―強化練習の練習内容は
「距離走とインターバルとかをやって故障してしまったので大した練習はしていません」
―強化練習の手ごたえは
「Aチームの距離走ができました。1年目からAチームの練習に参加できたのは自信になりました」
―大学1年目の夏を迎えたが
「高校生の時に一度夏合宿に参加したことがあるのですが、大学入学後は先輩方の洗濯などをしなくてはならなくて大変でした。ただ、走っているなという感覚はあったので、いい経験になりました。来年はしっかり練習できるようにしていきたいです」
―ホクレンのレースを振り返って
「楽しいレースができました。久しぶりのレースだったので、何も考えずに楽しんで走ることができました」
―他大学の1年生も強いが意識している選手は
「大学に進んだ選手では菖蒲敦司(早大)、あと実業団では林田洋翔(三菱重工)です。林田は切っても切れない縁があります(笑)」
―出雲が中止となったが
「優勝争いをすることができたと思うので、悔しいというかその経験をすることができずショックではあります。ただ、全ての駅伝が中止になったわけではないので、残りの全日本や箱根では自分が走れるように頑張りたいです」
―1年生の雰囲気は
「結構走れている選手や、もともと力のある選手が多い学年なので楽しいです。お互い闘争心を燃やしながらいい雰囲気で練習できています」
―全日本、箱根での個人の目標は
「1年目は駅伝を経験できればいいなと思っていますが、区間賞争いをしたいと思っています」
―全日本、箱根でのチームの目標は
「全日本は優勝するのが目標です。箱根は前回以上の順位で、できれば優勝を目指して、みんな走っていけたらと思います」

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