• 後援会特別賞を贈呈された高本(写真左)と工藤(右)=都内ホテルで(岡田あおい撮影)

  • 後援会会長賞を贈呈された片西(写真左)と堀合(右)(石曽根和花撮影)

  • 後援会賞を贈呈された山下(曽根優衣奈撮影)

  • 4年生には功労賞と記念品が贈呈された(写真中央は新主務・吉川)(石曽根和花撮影)

  • 主将として新チームを率いる物江(奥田葉月撮影)

第21回三大駅伝報告会

[陸上競技部](2018年03月11日 12時33分)

第21回三大駅伝報告会が3月6日、陸上競技部後援会主催のもと都内ホテルにて行われた。会場には陸上部OB、後援会会員をはじめ多くの来賓が駆けつけ、選手を激励した。
 17年度は、片西景(地3)、工藤有生(政4)がユニバーシアードハーフマラソンの部でワンツーフィニッシュを果たすなど、夏以降チームは「ロードの駒澤」としての力をみせる。
勢いに乗り、迎えた駅伝シーズン初戦の出雲駅伝では悔しい7位に。下級生中心のメンバーで挑むも苦しい戦いとなった。続く全日本大学駅伝は4位に終わるも、現チーム駅伝主将の堀合大輔(国3)が区間賞獲得、三大駅伝初出場の中村大聖(政2)、山下一貴(市2)らが健闘し、箱根へ向けチームに勢いを与えた。
しかし、勝負の箱根駅伝では総合12位に沈んだ駒大。9年ぶりにシード権を落とし、今年度は予選会からのスタートとなった。この悔しさを忘れず、「原点と氣〜勝利への貪欲さ〜」のスローガンを掲げ、「箱根駅伝予選会トップ通過」「全日本大学駅伝優勝」「箱根駅伝優勝」の2.5冠をめざす新チーム。
大八木弘明監督、昨年度主将の高本真樹(経4)、今年度主将の物江雄利(地3)らが挨拶し、思いを語った。以下は監督と選手の挨拶より。


◆大八木監督
「9年ぶりに箱根はシード権を落とし、出雲7位、全日本4位、箱根が12位。出雲は毎年前哨戦で若いのを使いながらやった。それでもレースが前半から乗れず、やはり後半もなかなかうまくいかず7位。全日本は復活、もうちょっと頑張ろうということで4番。選手たちも頑張ってくれて2年生、3年生あたりが力を出してくれて4番になった。昨年は5位で、昨年と同じくらいの感覚でやっているので、何とかこれで箱根は立て直せるのではないかと思っていたが、そううまくいかないもの。20何年やってきているが、この出雲、全日本から箱根までの2ヶ月。ここがやはり大変。選手のコンディションの持っていき方の大変さがある。今回、エースの工藤が故障気味だったというのもあり、今の3年生、4年生が頑張ろうという意識をものすごく持って頑張ってくれたが、やはりなかなか厳しい。箱根は山が大事。昨年は大塚(祥平・17年卒、現・九電工)という山のスペシャリストが何とか4区のブレーキを彼で全部帳消しにしてくれたというのもあった。今年は最終的に9区、10区と頑張ってくれたが、復路にうまい流れがいかなかった。その結果、9年ぶりに12番。後援会の方々、学校関係の方々には本当に申し訳ない。私の責任。だが、ここまで落ちた。もうこれ以上落ちることがないよう、ここから立て直していく所存。選手たちは日々精進して、努力して頑張ってくれるだろうと思っている。私たちスタッフも、こんな成績では終われないということでしっかり頑張って、立て直しに力を入れてやっていきたいと思っている。先日のびわ湖(毎日マラソン、3月)で中村匠吾(15年卒、現・富士通)がMGC(マラソングランドチャンピオンシップ、東京五輪マラソン代表選考会)の出場権を獲得してくれたので、そういうOBが一緒のグラウンドで練習をしてくれるというのを励みに、学生たちがそういうものを感じて復活をしてもらいたい。今年はとても厳しい状況になると思うが、予選会はやはりトップで通過して本戦でせめて3番争いできるようなチーム作りをしていきたいと思っている。今年1番本当に申し訳ないのはやはり島根の同窓会の方々。いつも応援していただいている方々、21年間ずっと出雲を応援していただいてる方々に本当に詫びたいなと、申し訳ない気持ちでいっぱい。三大駅伝は私が出始めて21年連続三大駅伝に出ているが、22年目にして二大会となってしまう。こんな悔しいことはない。悔しいことを励みとして今年また頑張りたい。私のミスであったり、選手のコンディションのミスであったり、いい年なのでもう一回、藤田はじめスタッフと一緒になって考えながら、この1年二大会にはなるが、しっかり頑張って来年は三大になれるように精進して頑張っていきたい」

◆高本真樹
「今回の三大駅伝では、出雲7位、全日本4位、そして今回行われました箱根駅伝では12位。シード落ちという結果で終わってしまい、選手全員そうですが、4年生全体としても非常に悔しい結果に終わってしまいました。しかし、この1年間の活動に関しましては、自分をはじめとする4年生が、チームのことをしっかり引っ張りきれなかったなという思いがあります。実業団に進む選手もいれば、そのまま陸上を引退して社会に出て働く者もいます。しっかりこの悔しさを持って、それぞれの場所で活躍していきたいなと思っています。後輩に関しては、悔しさを返せる場所がまだ1年2年3年とありますので、今回の悔しさを持って箱根駅伝予選会からになりますが、全日本、箱根駅伝予選会、そして予選会を通って箱根駅伝で勝つというのが駒澤大学の使命でもありますし、目標でもありますので、そこを目指して一人一人頑張っていって欲しいなと思います。そして、本日新入生も参加しているということで、新入生も来年1年間は、やはり周りからも厳しい目で見られることもありますけど、その叱咤激励されたものを力に変えて、前を向いて進んでいって欲しいなと思います。4年間をまとめて言いますと、最後は悔しい思いで終わりましたけど、こういう経験をさせてもらって、悔しい思いも含め全てが自分たちの中でいい経験になったと思います。この経験は大学生活でしか出来ないものだと思いますし、非常に濃い4年間を過ごさせていただきました。この経験をさせていただいたのも、後援会の皆様方の支援のおかげでですとか、声援のおかげ。時には叱咤激励していただき、その声が選手の力となって日々練習させていただいております。自分たちは今年で卒業となりますが、これからもどうか駒澤大学陸上競技部の応援の方よろしくお願いします」

◆物江雄利
「このチームは出雲駅伝7位、全日本駅伝4位、箱根駅伝12位という苦しい戦いが続きました。特に箱根駅伝では9年ぶりにシード権を逃し、来年の箱根駅伝は予選会からのスタートとなります。正直自分たちが駒澤に入って箱根駅伝予選会からスタートすると思っていませんでした。それは常に強い駒澤を先輩方が作り継承してきたからと思っています。こうやって温かい応援をしてチームを盛り上げてくれる存在があって、強い駒澤ができてきたのだと思います。シード権を逃した今、3年生以下の選手全員が先輩方の偉大さ、応援してくる方々のありがたさをすごく感じています。これはやはり自分たちも継承していかないといけません。この悔しさを払うためには結果で恩返しするしかないと思っています。今年のチームは出雲駅伝に参加できないが、予選会をトップ通過し、全日本駅伝、箱根駅伝で優勝する2.5冠を目標にしています。3冠ができないからそう言うのではないかと言われると思うが、チーム全員は本気でそれを目標に進んでいます。ほかの人になんと言われようとぶれずにやっていきたいです。きついときこそ本当の力が試されるときだと思うから今年1年間頑張っていきたいです。ご声援のほどよろしくお願いします」

※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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