• 熱川はPKを決め、2試合連続で得点を挙げた=日立市民運動公園陸上競技場で(宮下響撮影)

  • 大川はボランチで攻守に貢献

  • 3戦ぶりに先発復帰し、存在感を見せた中原

一進一退の攻防、1ー1のドロー。 戦いは最終節へ

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第10節・対東洋大戦(2017年06月17日 20時49分)

第91回関東大学サッカーリーグ戦・第10節・対東洋大戦が6月17日、日立市民運動公園陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大1−1東洋大
 (1−0)
 (0−1)

【得点者】
42分:[駒]熱川(PK)
51分:[東]坂元

【メンバー】
GK 鈴木悠太[1]
DF 深見侑生[2] 上田哲也[4] 星キョーワァン[2] 熱川徳政[4]
MF 大川雅史[4] 大塲淳矢[3] 大村英哉[4](→77分 大塚光一郎[4]) 安藤翼[3](→62分 渡邉黎生[4]) 中原輝[3]
FW 高橋潤哉[2](→85分:小田駿介[4])

【SUB】
GK佐藤亮祐[2]
DF伊勢 渉[3]
DF須藤皓生[3]
MF荒木直道[4]

 強い風が吹く中で、前半は互いにミスが目立つ。上手くボールを運べず、相手ペースで試合は進むが、相手のラストパスやクロスの精度の低さに助けられる。すると前半終了間際、相手のハンドでPKを獲得。熱川が冷静にゴールネットを揺らし、1-0で前半を折り返した。
後半も序盤は相手ペース。風上に立ち、前に出てきた相手の圧力とパスワークに後手を踏むと、51分、ゴール前でシュートを2度跳ね返したが最後はクリアしきれず同点に追いつかれてしまう。ここから試合はオープンな展開に。セカンドボール奪取で上回りたびたび相手ゴールを脅かすが、ここでもパスミスが目立ち、勝ち越し点を奪えない。逆に相手の速攻から何度もゴールを狙われるが、やはりラストパスの精度に救われ逆転は免れた。
試合はそのまま1-1で終了。秋田監督の地元で勝ち点を獲得したものの、勝てば順位が入れ替わる可能性があった一戦を勝利することはできなかった。

◆秋田浩一監督
「(初先発のGK鈴木は)輪島は教育実習、他の選手は故障で出れる選手がいなかった。だから必然的に出ることとなってしまったが、1年生でありながら一生懸命やっていたと思う。初スタメンの緊張感と、普段から気負わない性格がうまく合ってプレーできたのではないか。(課題の守備は)相手一人ひとりが、ボールキーピングが優れていて、速い突破力に優れている。縦パスと前線の選手がサイドに出た時のディフェンスをちゃんとやるように指示していた。サイドチェンジのボールでこちらの裏を取られると危ないので、しっかりとプレッシャーをかけるように行きなさい、行けなかった場合は、クロスを上げられると思っておきなさいと指示していた。(サイドの守備は)局面ではできていたが、全体的に言うと動き出しが遅かったり、後手に回ってしまったりしたので、その面が自分にとっては納得がいかない。(後半にかけての攻撃は)ボールを相手にもたれる時間が長いので、そこで奪ったボールを正確に前線へ出せるか出せないかの問題になってくる。少ない攻撃の中で、ちゃんとそれができれば、勝てる試合が出てくるが、今日は出せなかった。(残り1節だが)できれば勝って終わりたい。今日勝てれば上位に行けるかと思っていたが、引き分けてしまったので、厳しくなってしまった。ひと夏過ぎれば、優勝するために何とかなる選手もそれなりに出てくるので、インカレ行ける順位まで、引き返していきたいと思う」

◆熱川徳政(歴4)
「(引き分けだったが)(前期は)残り2試合だったので結果にこだわろうと言っていたが、1-1というのが実力だと思う。それを受け入れて最終節勝ちで終えて、アミノバイタル(カップ)と総理大臣杯につなげられればいいと思う。(両チーム共にチャンスがあったが)逆転されてもおかしくない場面も何回もあったし、自分達もチャンスがあって勝てたかなというゲーム。勝てなかったことは悔しいが、ネガティブにならずに前期最終節勝って終われるように切り替えてやっていきたい。(PKのキッカーは)紅白戦でも僕が蹴っているので。練習通りに決めたコースに思いきり蹴るだけだった。(GKが鈴木選手だったが守備の連携で意識したことは)連携面はそんなに心配していなかったが、セービング能力とかは輪島に比べて劣ると思ったのでなるべくシュートを打たせない守備を意識した。(守備時のフォーメーションが前節と違ったが)渡邉が入るとDFラインの前に常に1人いるという感じで、前にはまった時はあまり強くいけないが、逆に必ずそこにいて守れるという感じ。大塲と大川だとはまっている時に2人とも前に行けるので、それぞれいいところも悪いところもある。それはみんなで連携を取りながらやっているので誰が出てもやることは基本的に変わらない。(渡邉選手の投入後トップ下に移った大塲選手が今日は守備の時前にいたのは得点を狙っていたためか)守備のところで人数が足りないというシーンはあまりなくて、逆にファーストディフェンスが上手くかかっていなかった。大塲がそこでいいスイッチになったと思う。(次の試合に向けて)勝ち点3というところだけにこだわってやっていきたい」

◆大川雅史(営4)
「(今日は)終始相手のペースに合わせている感じがあった。もっと自分たちのサッカーをやらなくてはいけないと思った。(自身の調子)セカンドボールを拾うのは自分の仕事だが、今日に関しては拾えていなかった。溜めを作って(パスを)散らしたりすることを求められていると思うので、そういうのを高いレベルでやっていきたい。(ボランチの連携)誰にでも合わせないといけないが、自分は前の方がやりやすい。なのでキャプテン(渡邉)との方がやりやすさを感じた。誰とでも合わせられるように連携を深めていこうと思う。(次節へ向けて)次は勝利を求められる。今週はチーム一丸となってまずは練習から取り組んでいく」

◆中原輝(経3)
「(今日は)前半に幸先よく先制したが、チームとして立ち上がりと終わりは失点をしないようにと話していた中で後半の立ち上がりに失点してしまった。そこは本当に改善していかなければならない。(クロスについて)今日も何本かあげたが、自分としても質を上げたりして結果に繋がるようにこれから意識していきたい。(久々の先発)この2試合ベンチで、自分の中でとても悔しかった。出たら結果を残したいなと思っていたが残せなかった。来週には最終節もあるので、そこで結果を残して最後に勝ちにいきたいと思う。(最終節に向けて)前期最後の試合で、この試合に勝たないと上位との差も広がっていく。順位を意識していくと勝点3がどうしても必要。勝点3だけを狙ってこの一週間準備していきたい」


なお、次節は6月25日、岩名運動公園陸上競技場にて11:30から専修大と対戦する。

【会場案内】
◆岩名運動公園陸上競技場
〒285-0004
千葉県佐倉市岩名753
・京成線「佐倉」駅北口より徒歩25分
・京成線「佐倉」駅北口より「佐倉市循環内郷地区循環ルート」バス乗車、「岩名運動公園西」下車、徒歩7分

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