神経戦、耐久戦、チームでつかんだ１勝

[卓球部](2016年05月07日 23時17分)

春季関東学生リーグ２部・日体大戦と大正大戦が５月７日、港区スポーツセンターで行われた。結果は以下の通り。

駒大 ２ー４ 日体大☆
⚫︎英稔史(経４)０ー３池崎◯
◯松田尚樹(営３)３ー０大西⚫︎
⚫︎佐藤卓央(経２)０ー３内村◯
◯松田・水谷良紀(営２)３ー１大西・田中⚫︎
⚫︎水谷０ー３田中◯
⚫︎上野亨樹(経１)０－３藤田◯

初戦の勢いとは裏腹に、駒大にとって厳しい戦いとなった第２戦は競り負ける結果となった。
松田が１人気を吐いて奮戦したものの英をはじめとした他選手は制球が定まらず、ストレート負け。
ここにきて１部入れ替え戦の挑戦権獲得に黄色信号が灯るかたちとなった。

☆駒大 ４ー３ 大正大
⚫︎上野２－３湯本◯
◯松田３－１工藤⚫︎
⚫︎英２－３山田◯
◯松田・水谷３－０湯本・櫻内⚫︎
⚫︎水谷０－３中島◯
◯佐藤３－２櫻内⚫︎
◯染谷凌平(経４)３－２櫻内⚫︎

４時間を超える耐久戦。部員一同が熱援を送る中、競り勝ったのは駒大だった。ゲームカウント２－３の不利な状況を６番手佐藤がフルセットデュースの末ものにし、主将染谷に勝敗をゆだねる。染谷は２セット先取から途中、追いつかれる場面はあったものの、第５セットを勝ち取り長かった試合に終止符を打った。

◆長崎隆志監督
「(今日は)初戦がいい流れでいけなくて、苦しいの一言。こっちは負けられないということで、精神的に追いやられて、苦しいムードだった。相手は１試合目勝ってて、そのムードの差もあったと思う。でも、佐藤がよく勝ってくれた。これで負けてたら入替戦もなかったので、今日勝ったことで明日勝てば自力で(１部へ)登れると思う。(今日の反省点は)よくも悪くも団結力があって、チーム力で戦うチーム。雰囲気が落ちると試合も勝てない。出る選手にはプレッシャーがかかるが、声を出して応援を味方に付けてほしい。(明日に向けて)東経だからと言って油断できる相手ではない。前半からしっかりいい流れをつくって、埼工大との大一番に臨みたい」

◆染谷凌平主将
「(今日のチームは)全勝優勝するつもりで来たが、悪い流れでも、次に出る選手を盛り上げられなかったりと悪い方向に流れていったと思う。それでも大正大戦は苦しい展開でも選手が粘ったし最後の最後までチーム全員が声をからして応援してくれたので、明日につながると思う。(自身の感触)しっかり回転をかけたり、コースを狙って得点につなげたりを意識した。最後の方では、相手のミスを誘うことができたので良かったと思う。(次の試合に向けて)今日最後のチームの雰囲気を明日につなげて、全力で勝ちを目指していきたい」

◆松田・水谷ペア
松田「(今日は)去年から準備してきて、自分の弱さも分かっていた。追い込んでやるだけだった。今日は最高のプレーが出来て気持ちがいいし嬉しい。(明日につながるか)チームも実力者ばかりで、かみ合えば勝利につながっていくと思うので、自分は今日と同じようにやるだけだと思っている。明日も緊張すると思うが、練習してきたことを思い出して、やっていきたい。(明日へ)勝負の世界だからどうなるか分からないが、自分のできることをしっかりやっていきたい」

水谷「(今日は)ダブルスはよかったが、シングルスではまだ１勝もできてない。明日切り替えて頑張ってやっていきたい。(反省点は)普通にやって普通に負けてる感じ。ダブルスでのサーブミスとストップを修正していきたい。(ダブルスでの会話は)次のこととか。話すだけでも、サイン出すことも相手に考えさせるためで、心理戦も含んでいる。あとはタイムをとる相談とかのコミュニケーションをとっている。(明日へ)他の選手に助けられて勝てたので、次は自分がしっかり取って勝てるようにしたい」

◆佐藤卓央
「(今日は)相手が前に対戦した時よりも強くなっていて、そこで動揺していたこともあって自分の動きも悪くなった。大正大戦は緊張感がすごく、普段の練習の１０パーセントも実力を出し切れなかった。最後は気迫と根性だけでプレーをしていた。(大正大戦、劇的な逆転勝利だったが)試合中泣きそうだった。負けたらどうしようという思いしか頭になかったが、自分のやることは決まっていたので、そこだけをしっかりやった。勝った瞬間はよく耐えたと自分で思った。(次の試合へ)勝ちを意識し、自分のいいところを出して、リーグ戦を勝って盛り上げたい」

次戦、対東京経済大戦は５月８日(土)10時30分〜、対埼玉工業大戦は５月８日(土)15時00分〜港区スポーツセンターで行われる予定。

■会場へのアクセス
ＪＲ田町駅東口徒歩５分
都営地下鉄線三田駅Ａ６出口徒歩６分