• 1年間主将としてチームを牽引した中村=川越運動公園陸上競技場で(荒川和輝撮影)

  • 攻撃の中心として活躍した菊池

  • 先制点を決めた金

1部残留決定も、最終戦を勝利で飾れず

[サッカー部]第89回関東大学サッカーリーグ戦・最終節・対順天堂大戦(2015年11月15日 02時09分)

 第89回関東大学サッカーリーグ戦・最終節・対順天堂大戦11月14日、川越運動公園陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

  駒大1-3順大☆
   (0-0)
   (1-3)

【得点者】()はアシスト
50分:[駒]金(中村)
61分:[順]米田(名古)
77分:[順]名古(宮本)
83分:[順]名古(杉田)

【メンバー】
GK積田景介[4]
DF松島鷹史[4]、宮坂瑠[3]、伊勢渉[1](→86分鹿野剛己[4])、熱川徳政[2]
MF中村駿[4]、種岡岐将[3](→76分唐木沢真也[4])、柳川剛輝[4](→76分大谷真史[3])、
吉岡雅和[3] 、金大生[3]
FW菊池将太[4]

【SUB】
GK森建太[3]
MF大塲淳矢[1]
MF伊藤大祐[1]
FW小口大司[2]
※[ ]内数字は学年


後半開始早々、右コーナーキックからゴールが生まれる。中村の絶妙なパスを金が頭でゴールに押し込み先制。幸先の良いスタートを切ったが、徐々に相手に攻め込まれる展開となる。すると、相手選手の鋭いドリブルからミドルシュートを決められ、同点に追いつかれてしまう。さらにその後も立て続けに2失点を喫し、試合終了。今季最終節を勝利で飾ることはできなかった。なお、最終順位は10位で1部残留が決定している。


◆秋田監督
「(今日は)後半が悔しかった。(左サイドからの攻撃で)決定力がないのは今年一年間ずっと一緒だった。(1部残留して)ありがたいことだが、守備力とか走力、球際の強さ、決定力これらをつけていかないと厳しい。(リーグ戦を振り返って)前期は思った感じだったが、後期は守れなくて失点が多かった。無失点で終わった試合が2回しかなかった。やっぱり守れなかったのが大きかった。(4年生は)みんな能力は高かったと思うので、うまく使いこなせてあげられなかったのは私の責任だと思う。(最後に選手たちにどんな声を掛けたか)サッカーの勝負には負けてしまったけど、次の人生の勝負には勝利してほしいと言った」

◆中村駿(商4)
「(今日は)4年間の集大成として勝つことで監督とコーチに感謝の気持ちを示したかったが、それができずに悔しい。(リーグ戦を振り返って)なかなか勝てずに苦しいシーズンだったが、みんなで味わった喜びなどは良いものだった。もっとその喜びを味わいたかったが、自分たちの力が足らなかったと思うので、来年3年生たちに頑張ってもらいたい。(4年間を振り返って)サッカーの面だけでなく、監督にもコーチにも色々言われて人間的に大きくなれたと思う。(1番印象に残っている試合は)去年の後期の慶應大戦で、その試合は4年生があまり出ることができずに3年生以下が中心で戦った。そこで負けてしまえばインカレの出場がなくなってしまう試合だったが、チーム全員で勝つことができて、その試合が4年間で一番印象に残っている。(チームに伝えたい思いは)なかなか監督、コーチが思っているような結果が出せずに申し訳ない気持ちだが、感謝の思いを込めて今日はプレーしたので、それが少しでも伝わっていればいいと思う」

◆柳川剛輝(経4)
「(今日は)前半は徹底してサイドを使って攻撃したり、守備でも粘ることができた。後半は相手に間合いをあけてしまうと打たれると言われたのに間をあけてしまい、ミドルシュートを決められた。チャンスもあったが、そこで決めることができないのが弱さだと思う。(4年間を振り返って)サッカーは思い通りに行かないことが多くてつらいことも多かったが、みんなで4年間やって監督やスタッフ方たちにも人間として成長させてもらったので、良い四年間だったと思う。(副キャプテンとして)怪我などもあって、試合に出ることはなかった時は後輩たちに声かけたりすることを意識したが、もっとリーダシップとって副キャプテンらしいことすればよかった。(同期は)一人も辞めることなく一緒に辛いことなど色々経験してきたことは誇りに思うし、自分のなかで財産になった」

◆菊池将太(政4)
「(今日は)前半はいいリズムで出来た。後半、相手はインカレの出場がかかっていたので、やり方を変えてきて、自分たちは試合を落ち着かせるということが全然出来なかった。(成長した部分は)サッカーもそうだが、やっぱり一人の人間としてなんか成長したのかなと思う。(4年間で最も印象に残ったことは)自分と大生(金選手)と吉岡でいつもセットプレーのゴールカバーの練習をやってきたこと。それが今日試合中1本あって、自分たちの練習してきた成果が出たことはすごい今心の中では一番良かったかなと思う。練習してきたことがあのように出るということは後輩たちにも示せた。(これからの駒大サッカー部への思い)後輩たちには自分たちの大学に誇りを持ってほしい。サッカーに自信を持って信じてやってくれればまた強い駒澤大学が戻ってくるんじゃないかと期待している」

◆積田景介(経4)
(今日は)最後自分達のやってきたことが出せなかった。今年を象徴する試合だったと思う。点とったあとずるずる引いてしまって、後手にまわっちゃったのがいけなかった。今年一年それが克服できなかった。(最後の試合に三失点は悔しいものがあるか)それが今の自分の実力だと思っているので、受け入れるしかない。厳しい現実ですけどこれを受け止めてまた成長していければいいと思う。(4年間を振り返って)つらいことや苦しいことのほうが多かったが、たくさんのいい仲間や監督、コーチに恵まれたと思う。これを良い経験にしてまた次のステージもやっていきたいと思う。(同期は)何でも言い合える仲間だったと思う。厳しいこともたくさん言われたが、それも自分のことを思ってみんな言ってくれたのだと思う。(今シーズンは)思ったような結果が残せずにチームには本当に迷惑かけてしまったが、それでも使い続けてくれた監督には感謝の言葉しかない」

◇関連情報

発行冊子最新号一覧背景(左)

サッカー部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)