• 日本一が決まり、歓喜の輪を作るメンバーたち=神宮球場で(斎藤広樹撮影)

  • 2打点を挙げ、全ての得点に絡む活躍を見せた江越(二宮優里亜撮影)

  • 東野は5回を投げ、無安打に抑える好投

  • 8回、満塁の危機をしのぎ勝ち投手となった今永(藤本一輝撮影)

主砲・エース奮闘!悲願の日本一!

[硬式野球部]明治神宮大会決勝戦対明治大(2014年11月19日 22時02分)

 明治神宮大会決勝対明大戦が、11月19日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り

明 大 000 000 000 0
駒 大 000 001 02× 3


      打安点
(6)砂 川 410
(4)前 田 310
(9)下 川 310
9 小 森 000
(8)江 越 412
(7)齋 藤 300
(5)米 満 310
(3)福山亮 310
3 巻 木 000
(2)高橋亮 200
(1)東 野 100
PH 長谷川 100
1 今 永  100
    計 2862

     回 打安責
東 野 5 1600
○今 永 4 1730

 昨日に続き先発を任された東野龍二(商1)は、相手打線を5回無安打に抑える圧巻の投球。援護したい打線は6回、2死三塁から、相手の失策の間に先制。8回にも2死一、三塁の好機で江越大賀(法4)が中前2点適時二塁打を放ち、追加点を挙げる。6回から登板した今永昇太(経3)は、8回に安打と2つの四球で2死満塁とされるが、後続を三振に抑え無失点で切り抜け、点差を守りきった。ルーキー、エース、主砲の活躍で、13年振り5回目の優勝を果たした。

◆西村亮監督
「ここまで来た以上勝ちたいと思っていた。今までだと今永を先発にするが、疲れも出ていて終盤が勝負になると思ったので、東野に賭けてみた。打者一巡まででいいと伝えたが、予想以上に明大打線が手こずっていたので投げ続けさせた。(東野の投球は)期待以上。(ノーヒットでの交代だったが)少ないチャンスと思ったので勝負をかけ代打を送った。(今永は)リーグ戦からずっと調子を維持しながらチームを引っ張ってくれて、よくやったと思う。エースなので、最後は任せようと決めていた。(大会最多5回の優勝だが)過去の偉大な先輩方が築いてくれた記録。これから新たに歴史を作っていけるように頑張っていきたい。今年は力のある選手が揃っていて、うまく結果が出た。来季は追われる立場で怖い。(主力が抜けるが)上がいなくなると出てくる選手もいるので期待をしたい」

◆福山亮(経4)主将
「高校で日本一を逃してから、大学で絶対に日本一になると決めていたので、本当に嬉しい。二度、日本一のかかった試合で負けていたので、3度目の正直で今日勝つことが出来た。(今日は)東野も、今永も踏ん張っていい投球をしてくれたので、打線で援護したかった。相手投手は素晴らしかったが、何とか粘り強く勝ててよかった。(4年間振り返って)苦しい時もあったが、終わり良ければすべてよし、ではないが、最後に優勝できたことは大きい。(主将)自分の結果は、力を出し切れなかった部分があるが、それ以上に日本一になりたい気持ちが第一だったので、その気持ちが結果につながった。(後輩に向け)また苦しい戦いが続くと思うが、後輩たちならできると思うので、再び日本一を目指して頑張ってほしい。(同期に向けて)ここまで一番支えてもらえた。日本一のキャプテンにしてくれて、ありがとうと言いたい」

◆江越大賀
「先制のショートゴロは、ただ全力疾走しただけ。4年生全員が、当たり前のことを全力でやろうと話をして、徹底できていると思う。駒澤の野球は泥臭く、基本をしっかりする野球なので、フライや凡打でも全力疾走というのを再確認できた。(試合前に)明大は簡単に勝てる相手ではないと話していた。その中でしっかりと耐えられたことが、相手のミスを誘ったり、運も味方につけられたと思う。去年の春にリーグ優勝を逃し、秋に入れ替え戦を経験し、苦しい野球人生だったが、最後の最後に日本一になれて本当にうれしかった。(プロ1年目の目標は)一軍定着を目指したい。今までやってきたことに自信を持って次のステージのスタートに立てると思うので、自分の持ち味をしっかり出して頑張っていきたい」

◆今永昇太
「(8回のピンチで監督からは)何も慌てる必要はないから、自分の球を投げてこいと言われた。 (昨日と比べて)少し力んでしまっていた部分が多かった。これからリリーフも経験していって、自分のベストピッチングが出来る状態を探っていけたらいいと思う。 (この大会で見えたことは)昨日の無死満塁を抑えるなど、トーナメントの戦いで結果を出しはしたが、内容がよいとは言えないので、次のトーナメントでどうすればいいのかなど、気持ちの持ちかたを学びたいと思う。(試合が終わって)本当にほっとした。 (7回の菅野に対しての148㎞/hがみられたが)今日のベストボールだと思う。 (明治打線について)怖い打者がたくさんいて簡単には三振してくれない。決めにいったボールも簡単に見逃されたり、高めの真っ直ぐも反応してくれなかったりと、いやらしい打者ばかりだった。 (来シーズンは投げた試合はしっかり勝つという気持ちで、来年もやっていきたい」

◆東野龍二
「先発は今朝言われて『まじか』という気持ちもあった。ストレートで押していくのは無理な相手なので、変化球を入れて丁寧に投げて行けてよかった。特に緊張しなかったのでいつも通りの投球ができたと思う」

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