陸上部新入生特集 Vol.2

[陸上競技部]2012年度陸上部新入生特集(2012年05月01日 08時31分)

 昨年度は「原点と努力」をテーマに活動してきた陸上部。今年のテーマは、「原点と無」。気持ちを新たにスタートを切った陸上部に、この春、強力な新入生が駒大の門を叩いた。新たなフィールドに立った13人の新入生に、駒澤大学陸上競技部に入部したいきさつや、駅伝に対する思いなどを伺った。

4回に渡ってお届けする『陸上部新入生特集』。第2回目は、金森象選手、宮下紘一選手、近藤将史選手をご紹介します。なお、今回は事前に選手の皆さんに答えていただいたアンケート(「質問」―回答 形式の部分)を基に、インタビューしています。(本取材は3月中旬に行いました。)



『速い選手ではなくて強い選手、波のない選手になりたい』
    ―金森象選手

「駒澤大学を選んだきっかけは?」―強い選手がたくさんいたので
「目標とする人は?」―油布選手(営3)
「大学での意気込みは?」―1年目か2年目で5000メートル13分台を出したい

―駒大に入ったきっかけは何ですか?
金森象(以下、金森) 強い選手がたくさんいたので。
―寮は慣れましたか?
金森 高校が寮だったのでだいぶ慣れたんですが、まだ色んなことを覚えないといけないので分からないことがたくさんあります。
―具体的には何ですか?
金森 生活のリズムですね。寝る時間が一緒なので。
―監督の印象は?
金森 先輩との対応を見ていて、細かいところまでしっかり言ってくださっているなと思います。
―ライバルは誰ですか?
金森 駒大の同じ学年の選手ですね。
―具体的に誰ですか?
金森 そうですね、其田が一番速いので、夏過ぎて、勝てるように頑張りたいです。
―憧れの選手は?
金森 油布さんです。
―なぜですか?
金森 高校が同じで、高校でも目標の人だったのですが、大学でも目標にして少しでも近づいて追い抜けるようにしたいから。
―高校と大学の違いは?
金森 練習量は全然違うと思うんですが、やっぱりこれだけ強い人が集まっているので雰囲気は全然違いますね。
―まず1年目の目標は?
金森 故障せずに1年間しっかり走りたいというのと、夏場でだいぶ変わると聞いているので、夏しっかり走って秋に向けていい結果を出していきたいです。1年目か2年目で5000メートル13分台出せるように頑張りたいです。
―4年間でどのような選手になりたいですか?
金森 速い選手ではなくて強い選手、波のない選手になりたいです。

◆金森象(かなもり・きさ)
法学部政治学科1年
大分東明高(大分)を経て入学
5000mベスト 14:29:12
座右の銘「初志貫徹」



『安定して力を出せるような信頼のおける選手になりたい』
    ―宮下紘一選手

「駒澤大学を選んだきっかけは?」―高校の時から身近に見ていて憧れたから
「目標とする人は?」―上野選手(政4)
「大学での意気込みは?」―関カレ3000SCで結果をだす

―駒大のどこに憧れましたか?
宮下紘一(以下、宮下) 自分は駒大高校出身で、練習場所のトラックが一緒なのでたまに見ることがあったんですけど、高校とは全然違った緊張感がこっちから見てても分かって。その中で質の高い練習をこなしているのを間近で見たので、自分もこういう選手になりたいなと憧れの気持ちを持ちました。
―大学を見据えて駒高に入ったのですか?
宮下 その時はまだ陸上を続けるか決めていなかったのですが、大学に入ってみたいなとは思っていました。
―目標にしてる人が上野さんですが
宮下 上野さんは、すごく優しくて、選手としてだけでなく人間としても素晴らしいと思ったので。寮の部屋も一緒で、参考にできる部分もいっぱいあると思うので生活面でも見習っていける人だと思いました。
―監督の印象は?
宮下 ちょっとでも甘いことを見逃さない、許さないという感じで全てにおいて精度が高いというか。妥協を許さない人ですね。
―練習はいつから参加していましたか?
宮下 高校2年生の時からです。春くらいからちょくちょく。
―ライバルは誰ですか?
宮下 まだそんなに他の1年生と練習をやっていないので、誰がどのくらいとかは分からないというのもあるんですが、自分は1年生の中でも順位が上ではないので、周りにいる人をみんな食ってかかるくらいの感じでいこうと思っています。
―アピールポイントは?
宮下 ラストスパートのキレはある方だと思います。
―4年間でどんな選手になりたいですか?
宮下 高校では安定感があまりなかったので、安定して力を出せるような信頼のおける選手になりたいです。
―まず1年目は?
宮下 けがをしないで、しっかり練習を積むこと。それで、関カレの3000メートル障害に出たいです。

◆宮下紘一(みやした・こういち)
経済学部経済学科1年
駒澤大学高(東京)を経て入学
5000mベスト 14:46:94
座右の銘「継続は力なり」




『ロードで力を発揮できる選手になりたい』
    ―近藤将史選手

「駒澤大学を選んだきっかけは?」―幼い頃に箱根駅伝で優勝する駒澤大学の選手に憧れたから
「目標とする人は?」―佐藤修一先生(高校の時の監督)
「大学での意気込みは?」―チャレンジ精神、向上心を持ち続けて生活したい

―駒大に入ったきっかけは?
近藤将史(以下、近藤) 幼い頃に見た箱根駅伝で、他の大学を引き離して優勝する駒澤大学の強さに憧れました。ずっと駅伝をやるなら駒澤大学だと思っていました。
―チームの印象を、まとまりあるチームとありますが
近藤 あいさつとか、私生活が徹底されていて、後輩は先輩のことを思いやっていて強いチームだと思います。
―監督の印象は?
近藤 怖いです。本当にやっていけるかなという不安はあったんですが、その反面これから頑張るという思いも強まりました。
―目標の高校時代の監督とは?
近藤 怖い監督なんですが、生徒一人ひとりのことを思ってくれて、面白い会話もしてくれるし、いい監督でした。自分が駒澤大学に行くと言って、卒業式のときに泣いて頑張れよって言ってくれました。
―ライバルは?
近藤 駒大の先輩、同級生ですね。やっぱりテレビで見ていた速い選手がいっぱいいて、高校の時、駒大に入ったらこの先輩たちについて行って、いつかは抜かすんだという思いがあったので。
―具体的には誰ですか?
近藤 撹上さんです。同じ出身地で、中学の時トラックで走っている姿を見ていて、それから大学で活躍する姿を見てすごいなっていう思いと、ずっと昔から見ていた選手がこんなに強くなれるんだから、自分も駒大に入ったらそういう先輩について強くなりたいと思いました。
―好きな言葉は?
近藤 『「楽」の後には「苦」が、「苦」の後には「楽」が待っている。何事にも「苦」を選んで生きなさい。』この言葉は、高校時代の監督に、人生には必ず楽なドアと苦のドアがあって、楽なドアを進んだ後にはやっぱり苦が待っている。苦のドアを選べばその後に楽が待っているんだから、2つのドアに迷ったら苦の方を選んで生きていきなさい、とよく言われました。
―4年間でどのような選手になりたいですか?
近藤 トラックでもタイムを出したいんですが、やっぱり駅伝のロードの方で力を発揮できる選手のなりたいです。
―まず1年目は?
近藤 5000mのタイムが良くないので、練習をしっかり積んで14分前半を出して、後半の駅伝シーズンにつなげていきたいです。
―アピールポイントは?
近藤 レースでは前半突っ込んで、後半もその勢いを維持できるところだと思います。

◆近藤将史(こんどう・まさふみ)
経済学部現代応用経済学科1年
いわき総合高(福島)を経て入学
5000mベスト 14:37:75


次回は5月4日(金)、3名の新入生を紹介する予定です。お楽しみに!



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