• 4年としてチームを引っ張ってきた市川(右)と石川=東洋英和大テニスコートで(上田将大撮影)

  • 接戦を制し抱き合う吉田(右)と河合

  • 1部昇格を決めた女子テニス部

単で巻き返し、創部初の1部昇格!

[硬式テニス部]関東大学テニスリーグ[女子]1、2部入替戦・東洋英和大戦(2010年09月26日 21時18分)

 関東大学テニスリーグ[女子]1、2部入替戦・東洋英和大戦が9月26日、東洋英和大テニスコートで行われた。結果は以下の通り。

トータル ☆駒 大4―3東洋英和大
D1 ●市川・石川0(4-6、3-6)2内田・斎藤○
D2 ●林・川口0(4-6、1-6)2長谷川・青木○
S1 ●市川有紗1(2-6、6-2、1-6)2長谷川晃子○
S2 ○吉田麻美2(3-6、6-3、7-6[5])1響谷美里●
S3 ○林 樹莉2(7-5、4―6、6-4)1青木美里●
S4 ○河合美佳2(7-5、6-2)0内田彩香●
S5 ○権頭由梨2(6-4、6-4)0三上緑彩●
※()内数字はゲームカウント、外はセットカウント
D=ダブルス、S=シングルス
[]内数字はタイブレイクでの敗者のポイント

 1部昇格に向け負けられない東洋英和大戦。ダブルスは序盤からD1市川・石川、D2林・川口ペアがともに相手にペースを握られ第1セットを落とす。第2セットも、相手の勢いを止めることができない。0―2のビハインドからスタートしたシングルスだったが、S5権頭、S4河合が揃って勝ち星を挙げ、試合をイーブンに戻す。続くS3林は第1セットからの接戦がファイナルセットまでもつれ込む。なんとか勝利し、勝ち越しに成功するが、S1市川が負け、勝敗はS2吉田に託される。常に相手にリードを許し、第1セットを落とすが、第2セットでは逆の立場となり、ファイナルセットへ。互いに譲らないシーソーゲームを展開し、タイブレイクへ突入。取っては取られる激しい打ち合いの末、見事に格上の相手を破り、創部初の1部昇格を決めた。

◆江口淳一監督
「(1部昇格は)うれしい。今までこのためにやって来た。集中力を切らさず成績を残してきて、駒大を誇りに思う戦いをしてくれた。今の4年は、1年の頃からレギュラーで、リーグ戦を勝っていくにつれ力をつけ、全日本などに出れた。テニス界の1部は100年の伝統や、早稲田、慶応など力ある大学がいる。誇りに思う。(4年は引退だが)引退させたくない。彼女たちが作ってくれたうれし泣きの経験を、みんなで活かしていきたい」

◆市川有紗(政4)
「1部目指して頑張ってきた結果が今日出て幸せ。1年の頃は仕事も多かったが、キャプテンになってからの方が大変なことが多かった。キャプテンとして自分だけでなくチームのことを考えるようになった。同年代の仲が良かったから今までやってこれたし、チームのレベルアップにもつながったと思う。(後輩には)1部になって今まで以上にプレッシャーはあると思うけど、笑顔と元気で乗りきってほしい」

◆石川玲伊(英4)
「(今日は)ダブルスでみんなにプレッシャーのかかる負け方をしてしまって、申し訳なかったけど、みんな頑張ってくれて感謝している。4年間は終わってみれば短かった。つらいことも沢山あったけど、終わりよければ全てよし。(後輩へのメッセージは)各代ごとに大変なこともあると思うけど、上下関係なく来年は1部で自信を持ってプレーしてほしい」

◆河合美佳(国4)
「(昇格した瞬間は)頭が真っ白になった。それから昇格したんだと実感した。今日でテニスは最後だったので、負けても後悔はしないようにした。勝てて本当によかった。1年生の時は上下関係も厳しくて、辞めたいと思った時もあった。それでも、この(昇格の)瞬間のためにやってきたんだと思うと、最高の4年間だった」

◆吉田麻美(G4)
「(1部昇格は)ずっと下からやってきて、初めて2部に上がったときも入れ替えにいけなかった。今年は4年なので、絶対1部行きたいとみんなで話していた。実感は無いがうれしい。(後輩には)自分たちが抜けても、下は強いし、駒大のチーム力なら1部でも戦える。(駒大テニス部は)財産であり、家族。これまでの集大成」

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式テニス部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)