アメフト部～『俺がやる！』１部リーグにタッチダウン～

[アメリカンフットボール部]アメフト部インタビュー(2008年04月01日 00時04分)

昨年２部リーグ優勝し、１部昇格を果たしたアメフト部(チーム名：ブルータイド)。『俺がやる！』のスローガンを胸に二子玉川グラウンドにて日々練習に取り組んでいる。他の大学に比べ少人数、さらには、大学から始める選手が多い中で活躍する彼らに取材した。
　今回取材に協力して頂いたのは、クリエイティブなチーム作りを目指す新倉晴彦監督。ラインコーチとして指導し、昨年の１部昇格に大きく貢献した大村総一郎コーチ。主将でＤＬとしてチームを統一する山根大助主将。主将と息ぴったりに部を支えるＲＢの千葉真之副主将。チームの戦力として期待されている３年生のＱＢ野村享平選手、ＬＢ片岡順一選手に現在の心境や目標など伺った。

※ポジション･･･ＤＬ(ディフェンスライン)ＲＢ(ランニングバック)ＱＢ(クウォーターバック)ＬＢ(ラインバッカー)

◆新倉晴彦監督
｢１部昇格した事で大学、OB等いろんな所から注目される事は嬉しい。１部リーグで戦える事は楽しみですね。チームが良い状態で行けると思えたら１部優勝を目標に掲げたい。４月は、１年生の指導を全員でしていく。５月からのオープン戦は、勝ち負けにそこまでこだわっていない。９月のリーグ戦までには、ベストの状態になるようにしたい。選手達は、まじめで練習には文句一つ言わずにやってくれているし、結果もついてきてくれると思う。ただ欲が少ない面もある。選手として人間としてクリエイティブになって欲しい」

◆大村総一郎コーチ
「上位から大物食いをしていけるように対策をしている。やるだけやれば結果もついてくる。フィジカルが強い相手チームに受け身になってしまわないようにサイズがない分、速さとテクニックを出せたらと思う。(期待したい選手は)主将の山根が試合の流れを変える役割をしてくれる。山根がセンターラインにいると相手のランプレーが変わる。パスプレーになってそれを止められればいけると思う。甲子園ボールを目指して頑張ります」

◆山根大助主将(経４)
「26年ぶりの１部で、新しい歴史を作ろうと取り組んでいる。アメフトは個々の能力を活かしたポジションがあり、チームがタッチダウンという１つの目標に向かっていくという所が面白い。チームの人数は少ないが、お互いを見ることができ結束力がある。(１部でのリーグ戦は)最初から諦めたくはない。全部勝ちます。(ラインの魅力は)プレーごとに重要なブロックがあり、それが完璧に出来た時に喜びを感じる。(主将として)一人が引っ張るチームではなく、個人が意識や目標を持って互いに競争し、高めあっていくチームにしたい」

◆千葉真之副主将(法４)
「今まで戦ってきた舞台とは全然違う。最高の舞台で出来るので不安と楽しさが半分半分ですね。日本一を目指せるというのも今年は違う。３部にいた時より自信も付いたけど過信もある気がする。今までとは格段に違うので１戦１戦を大切に戦っていきたい。(期待したい部員は)ディフェンスの要の片岡。引っ張っていっている感じだし、高い目標を掲げて１番努力している。新２年の伸びにも期待したい。スローガンは１人１人が主体性をもって積極的に自分が持たせるためにある。今年は結束して全員でまとまっていきたい。上位から試合を順にしていきますが、怯まず全勝をしていきたいです」

◆野村享平(英３)
「高校ではラグビー部でチームに貢献をしていた自分がアメフトでも通用するかと思って入部しました。アメフトは、全員が自分たちのポジションをしっかり行えたことで成功するものだと思う。(１部昇格した事で)頑張らなくちゃいけない。筋トレをしっかりして体づくりをしていきます。ディフェンスのリーダーとして引っ張って、勝利に導けるように勝てるチームを作りたいです。目標は“激震を起こす〟で」

◆片岡順一(政３)
「１部で戦って行くのは、不安だけど楽しみ。自分たちがやってきた事がどこまで通用するかやってみたいし、１部のオフェンスとガチンコで勝負してみたい。アメフトは、１回１回プレイが止まり、相手との駆け引きが楽しい。自分の役割をしっかりやる。誰かに任せてしまうのではなくて、いい意味で自己中心で積極的な試合をしていきたい」

※スローガンに込めた思い
『俺がやる！』この言葉に込められた意味は「誰かに頼るのではなく、各ポジション一人一人が勝利とチームのために積極的に役割を果たす」という思いを込めて、長年スローガンとして使われている。

≪近年の成績≫
06年：３部Ｃブロック優勝(５勝０敗)　２部昇格
07年：２部Ｂブロック優勝(６勝１敗)　１部昇格
08年：１部リーグ挑戦