• エースについて謙虚に話してくれた(左から)山下、片西(奧野凌河撮影)

【紙面連動企画】周りの期待に応える~エース対談~

[陸上競技部](2018年12月31日 17時49分)

平成の常勝軍団と呼ばれる駒大陸上部。平成最後のエースである片西景(地4)、山下一貴(市3)お互いの印象や競技に対する思いを聞いた。(聞き手:阿部虎徹)

―チームのムードメーカーとかはいるか
山下:伊東(颯汰、営2)かなと思いますね。あいつはうるさいので(笑)1人でも喋っているような奴です(笑)
片西:山口(優希、政4)とか結構面白いです。

―普段の関係は
山下:アバウトな…(笑)
片西:先輩と後輩です(笑)

―2人で遊んだりは
片西:飲みに行ったことはあります。
山下:特別遊びに行くってことはあんまないです。ご飯食べに行ったりするくらいですね。

―普段の2人の立ち位置は
山下:自分は結構下からもなめられている感じのタイプです(笑)
片西:周りからどう思われているのかは自分では分からないんで(笑)

―では山下選手から見た片西選手は
山下:片西さんどうなんですかね…1年生とかがどう思っているのか分からないんですけど…(笑)
片西:1年とかとは全然話さないですね(笑)

―同部屋は大西(峻平、経1)だが
片西:そうですね、全然喋んないです。
一同:(笑)

―気まずさはないか
片西:自分が後輩だったときもそんな感じだったので(笑)
山下:喋んないところは喋んないですよね。
片西:喋らないから気まずいとかはないですね。


―普段の監督は
片西:練習のときは厳しいですけど、メリハリを持って普段の生活では選手とコミュニケーションとろうと思ってやってくれていると思いますし、気さくに話してくれるので良い関係を築けていると思います。
山下:ほとんど片西さんの言った通りという感じになるんですけど、監督にはよくしてもらっていると思っているので、結構にこやかに話しかけてくれますね。

―入学時のお互いの印象
片西:山下は1年目から(箱根の)16人のエントリーには入っているので、監督もしっかり長い距離で使える選手と思って育ててきたと思います。しっかり力をつけてきてこうして活躍してくれているので、順調にいってると思います。
山下:入学した時、先輩の中には挨拶しても返してくれない方が多いんですけど(笑)その中でも片西さんは毎回返してくれたので、結構良い先輩だなというのが入ったばかりの頃の印象ですね(笑)

―現在のお互いの印象
山下:最初の頃はあまり喋ってなかったんですけど、学年が上がるにつれて結構話しかけてくれるようになって、仲良くしてもらってると思ってます。

―どんな会話をしているのか
山下:結構小馬鹿にされていじられることが多いですかね(笑)

―片西選手の思う山下選手が伸びた時期は
片西:2年目の後半ですね。本当に練習とかも余裕を持ってやっていて、工藤(有生、18年卒、現・コニカミノルタ)さんが、前回本調子でない中(山下が)2区を走ってくれた。前回箱根を走って山下もそこで悔しさを持った思いますし、今に繋がっていると思うので2年目の後半は山下にとってポイントになってきたかなと思ってます。

―お互いの尊敬する点は
片西:自分は前半の区間型と言ったように、山下は後半1人で淡々としていて、自分は今前半で使ってもらっていますけど、今後マラソンとかをやる上でも1人で押していく力っていうのは大事だと思います。そういう山下の走りは見習いたいなと思ってます。
山下:自分は集団の中で走って勝ってくるっていうのが出来ないので、片西さんのような、後半になるにつれて「どんなに前が速く走ってもはなされないぞ」っていうガッツのある走り、きつそうな中でもしっかり粘って、最後はしっかり勝ってくるという片西さんの走りを尊敬しています。

―入学時はチームのエースにまで成長すると思っていたか
片西:いや、入学したときはそんなに良いタイムも持ってなかったので、3、4年生になったときにしっかりメンバーに絡んでいけるようにっていうふうには思っていたんですけど、チームのエースというのはそこまで意識はしていなかったです。
山下:自分も持ちタイムが速い方ではなかったので、「3年目、4年目で戦うぞ」というふうに高校生の時から(大八木)監督に言われていたので、3年目、4年目くらいに復路の9区くらいで走りたいって思って入ってきましたね。

―ユニバーシアード(17年8月)後の意識の変化は
片西:3年目ですし、単純に学年も半分より上になって、立場も繋ぎではなく主力として見られるようになってきたので、ひとつひとつの大会で外さないように意識しましたし、監督やチームの期待に応えられるようにというのは考えて3年目、4年目はやってこれたかなと思います。

―区間賞に対する思いはあるか
片西:走っている分、もちろん区間賞を目指してやっているので、取りたいです。
山下:そうですね1回くらいは。区間賞は形に残ると思うので、1回くらいは取ってみたいなって思います。

☆この対談は、第90号(箱根号)紙面でも特集させていただいております!お2人の思うエース像や監督についてをお話ししてくださいましたので、ぜひお手に取ってご覧ください!

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