• 全日本に続き安定した力を発揮した片西(伊藤大志撮影)

  • 箱根駅伝初出場ながら華の2区を戦った山下(奥田葉月撮影)

  • 2年連続となる3区で順位を1つ上げる活躍の下(岡田あおい撮影)

  • 区間記録を上回る見事な走りを見せた主将の高本(元井可奈子撮影)

  • 初の箱根路で重要な山登り・5区を担った大坪(増田昇悟撮影)

往路、まさかの13位。主将・高本が意地の激走!

[陸上競技部](2018年01月02日 22時05分)

 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路が1月2日、大手町~芦ノ湖の5区間107.5kmで行われた。往路結果は以下の通り(上位3校と駒大のみ)。

★往路成績★
優勝 東洋大 5:28:29
2位 青学大 5:29:05
3位 早大 5:30:25
13位 駒大 5:36:01

★個人成績★
1区(21.3km) 片西景(地3)  1:02:32 [3](3)
2区(23.1km) 山下一貴(市2)  1:09:58 [13](11)
3区(21.4km) 下史典(経3)  1:03:58 [9](10)
4区(20.9km) 高本真樹(経4)  1:03:06 [5](7)
5区(20.8km) 大坪桂一郎(経2)  1:16:27 [16](13)

※[]は個人記録、()は総合記録

 昨年は往路5位、復路11位で総合9位に終わった駒大。悔しさを胸に、「原点と変革~すべては練習の中にある~」をスローガンにして1年間練習に取り組んできた。この1年は、ユニバーシアードで1、2位を独占するなど「ロードの駒澤」らしく、ロードレースでの強さを発揮。満を持して、雪辱の箱根路での戦いが始まった。
 1区は、全日本・1区で区間2位の活躍をした片西景。スタートから大きな集団が形成され、その後方に位置する。17㎞付近で青学大・鈴木が前に出ると、すかさず反応して後ろにつく。直後、東洋大・西山が仕掛けると集団は一気に崩壊。トップ・東洋大にじわじわと離されていったものの、国学大と並走しながら懸命に前を追う。後半のスタミナを十分に発揮した一方、ラストスパートで競り負け、3位でタスキをつないだ。
 エース区間・2区は、全日本で大学三大駅伝デビューを飾った山下一貴。初めての箱根路で重要区間、華の2区を任された。タスキを受けた時点から国学大との並走が始まると、次々と後続の大学が背後に迫る。各校の主力選手にかわされてしまい、11位へ順位を落とす。苦しい表情を浮かべながらも、エース区間で力走を見せた。
 昨年に続き3区を任されたのは、下史典。すぐ後ろを走っていた帝大と長い並走が続き、10位争いを演じる。終盤に帝大を突き放す。順位をひとつ上げて、10位で主将・高本へタスキリレー。個人としては、昨年のタイムを上回る結果となった。
 4区には、2年前に走った4区でのリベンジを誓っていた高本真樹が起用された。序盤から前を走る順大、山学大に追いつき、並走。2校をかわすと、前を走る中大をとらえる。順位を3つ上げ、7位で往路アンカー・大坪へタスキを渡す。最後の箱根で、終始熱い走りを見せた。4年生の意地は、区間新記録の区間5位という好成績に表れた。
 5区は、大学三大駅伝初出場の大坪桂一郎が出走。出雲、全日本からエントリーメンバー入りをしていたものの、出場はならなかった大坪がついに箱根主要区間で大学三大駅伝デビューを果たす。キャプテン・高本の思いのこもったタスキを受け取り、懸命に山を駆け上がる。しかし、後続のランナーが続々と好タイムをたたき出し、大きく順位を落としてしまう。13位で往路のゴールテープを切り、苦いデビューレ―スとなった。
 往路成績は13位。優勝を狙う駒大にとって苦しい結果に。だが、復路には、工藤、堀合などの主力選手が控えている。復路で駒大の反撃が始まる。

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※レースの模様は日本テレビ系列で全国生中継予定 7:00~14:05

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