• 敗戦が決まり、渋い表情を見せる加藤=上柚木公園野球場で(山田遼太郎撮影)

  • 完投も報われず、敗戦投手となった蔀

「勝てる試合だった」屈辱の3部降格

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球秋季リーグ(2009年11月16日 19時31分)

 東都大学準硬式野球秋季リーグ2部・3部入替戦、対国学大3回戦が11月16日、上柚木公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 110 020 4
国学大 000 101 12× 5

      打安点
(9)小笠原 411
(4)古 川 300
PH服 部 110
PR脇 坂 000
DH鹿 嶋 420
(3)黒 川 410
(6)加 藤 301
(2)牧 内 310
(5)柿 野 421
(7)高橋淳 410
(8)川 上 300
     計3393

     回 打安責
● 蔀  8 3493

 中盤まで両校2点を奪い合い、緊迫した展開が続く。同点で迎えた7回、先発・蔀 隆彰(経2)が1死一、二塁から中前適時打を浴び勝ち越される。打線は直後の8回、1死三塁から加藤桂市郎(法3)の左犠飛で同点。さらに2死から好機を作り、柿野雄輝(営3)の右前適時打で逆転に成功する。しかし、その裏、2死二塁で左翼手・高橋淳平(法2)が難しい打球を処理出来ず、再度同点。その後も守備の乱れから逆転を許す。最終回は2死から脇坂賢人(営3)が二盗を試みるがアウトになり、試合終了。3部降格が決定した。

◆加藤桂市郎主将
「最後と分かってて、全部出そうとした結果。(試合は)勝てる試合だったかもしれない。8回に、この回さえ抑えればって気持ちがあったけど先頭を出してしまった。でも(今日は)一生懸命やった結果で、力が足りなかった。(この3年間は)勝ちも負けも経験して、すごくいい経験になった。(後輩は)試合に出ている子も多くて力があるから、何も言わなくても結果を出してくれると思う」

◆宮澤直樹(経3)
「ここまで出来たのも準硬式野球部に関わってくれた人や応援してくれた人のおかげなんで、結果を残したかった。申し訳ない。(自身は)調子が悪いんで、調子が良い選手を出した。(蔀は)痛いのを我慢して良く投げてくれた。(後輩には)真剣に取り組んむしっかりした体育会の野球部になってる。頑張って欲しい」

◆脇坂賢人
「今日は自分のことなんてどうでもよくて、自分の力も出てる人に与えられるようにベンチから祈ってた。(代走は)服部が打ってくれて、繋ごうと思ったけど、気持ちが先に出てしまった。冷静になれば違っていた…。(アウトになった時は)すまん。申し訳ないって気持ちでもう何も考えられなかった。(3年間は)いいメンバーに恵まれた。(今後は)裏方として力になれるように支えたい」

◆小笠原日高(営2)
「もう悔しい。(5回の適時二塁打は)足が痛いことしか覚えてない。一塁を回った時に激痛が来た。(6回の落球は)エラーした方が負け。エラーしたら流れは来ない。(今後は)チームが変わるというのも契機になる。新しい良いチームにしたい」

◆蔀 隆彰
「9イニングを3人で乗り切る予定だったけど、途中からいけるところまでいくことになった。エラー絡みの失点もあったけど、結局は自分の力不足。要所で踏ん張れなかった。(3年生とは)気持ち良く勝って引退させてあげたかった。9回は3年生にマウンドを譲るつもりだったけど…。(今後は)冬に頑張るしかない。3部だからって油断してるとやられる。今の1、2年生でどれだけ出来るかだと思う」

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