１安打無四死球！準完全試合で閉幕

[硬式野球部]東都大学野球２部春季リーグ対日大２回戦(2009年05月26日 19時29分)

東都大学野球２部春季リーグ対日大２回戦が、５月26日神宮第２球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒　大　３０１　００３　０００　７
日　大　０００　０００　０００　０

　　　　　　打安点
(8)小　林　 ４１０
DH 赤　木　 ４２２
(3)笠　間　 ４０１
(7)椎　葉　 ４３１
(4)　林　　 ４００
(9)佐野逸　 ５１１
(6)　岡　　 ４３０
(5)増　本　 ４１０
(2)上村新　 ３１０
　　　　　計3612５

▽二塁打＝椎葉２、佐野逸、岡２

　　　　　回　打安責
○加　茂　９　27１０

　初回、２死二塁から４番・椎葉謙(法４)が左翼線二塁打を放ち先制すると、なおも相手の失策などで２点を追加し、序盤から試合を優位に進める。その後も攻撃の手を緩めず、３回には佐野逸人(社４)の適時二塁打、６回には赤木義英(営３)にも２点適時打が出るなど12安打７得点と圧倒した。投げては先発・加茂勇作(国３)が９回１死まで無安打無四死球で相手打線を封じ、最後の打者も併殺打に仕留めた。被安打１の完璧な投球で、前日に続く完封勝利。勝ち点を挙げたことで暫定２位に浮上し、春季リーグ戦を締めた。


◆小椋正博監督
「試合内容としては加茂が良かったことを評価する。ただ林と佐野(逸)がね。空振りの三振はいいが、４年生２人で５個も三振するのはいかがなものかと。見逃しが３つだし。もっと積極的にいってくれるとありがたいね。そうすると希望がある。(猛打賞の椎葉は)４番として働いた。終わり良ければという感じ。前半どっしり(４番に)座って固定できたら良かった。(チームに関しては)前半つまづいたからね。農大に勢いがあって苦しめられた。力の差はない。一戦一戦大事にしないとね。２部２位ではいけない。優勝しないと入替戦にいけないんだから。(２位で)惜しいとかじゃない。とりこぼしがないようにしないと」

◆林裕也主将(経４)
「(今日は)みんな良かったと思う。去年負けて終わってしまったから勝てたことがプラス。順位(２位)も秋につながる。(加茂は)普通にやればあれくらい投げられると思うので、秋も今日みたいな感じで放ってくれたら。(守備は)緊張した。完全試合しろと(監督に)言われてたから。勝負所の試合で今日みたいな試合ができるようにしたい。時間は短いが夏に(調整を)やっていきたい。(今季通しては)もっと良い戦いができると思ったが、何かが足りないということ。全体的に向上しないといけない。完成形はないから。まだまだやらないと。秋に優勝して、在校生が神宮でプレー出来るようにしてあげたい」

◆海田智行(経４)
「(加茂は)良かったのでは。(完全試合は)人生にできるかできないかだから、(達成できず)もったいない。でもこの時期にあれだけ投げられれば十分。(今季は)結果は２位だが、１位以下は価値がない。２位は入替戦行けないから。だから、秋は神宮で(入替戦が)できるように。(チームに足りなかったのは)気持ちかな。リーグ序盤は(気持ち的に)受けながらやってた感じがする。(自身の成績は)(勝率が)５割じゃだめ。これで優勝できるわけがない。(秋は)本当に最後なので、全員で勝ちにこだわって１試合１試合やっていきたい。４年からチーム固めて、チームを一つにしたい」

◆椎葉謙
「(今日の成績は)たまたま。昨日から調子が上がって来たということもあるけれど。(シーズン中は)打たないといけないところで打てなくて、大事なところを落とさずにできればよかったと。(幹部としても)自分のやれることをやっただけかと思う」

◆佐野逸人
「(今日は)初回から昨日に比べて皆バットを振っていけて先制点取れた。(初回は)ファーストがトンネルしてくれてよかったなと。(加茂の好投は)惜しかったけど…野手が打ってあげないと駄目。秋に繋がるいい試合だった。(安打した球は)スライダー。追い込まれてたので(狙っていた)。くるんじゃないかと。うまく打てた。(秋への課題は)野手が狙い球を考えすぎて振れなくて点取れなかったので、積極性を出していかないと。９回に林と自分が見逃し三振してしまって…振らないと当たりもしないから。(投手陣には)頑張ってもらった。点もっと取っていれば。(秋は)２位っていう結果だから下からのチームに負けないように強気な姿勢でやっていきたい。気持ちの面で。意識もちろんだけどそれだけじゃ結果は出ないので」

◆加茂勇作
「まっすぐが良かった。決め球はバッターを見て臨機応変に。変化球も使った。(完全試合は逃したが)５回から意識した。最終回も意識してしまった。打たれたのはまっすぐ。(１死取って)気が抜けたんだと思う。(昨日ベンチ外れたが)２戦目の先発は前から言われていた。それに合わせて空き週は投げ込みした。昨日は遠投と走るだけにして今日に備えた。(今日は)良い感じでいけた。上村がうまく引っ張ってくれた。(苦しいところで)ポッと良いこと言ってくれる。(試合後監督には)『落ち着け。良く投げた』と言われた。秋にしっかりつながるように終われたと思う。１部に上がれるように。良い形で終われたのはすごく良かったこと。夏に自信つけていけるようにしたい」