• 勝負を決めた北村=大阪市中央体育館で(小出宏行撮影)

  • 上段突きを浴びせる小久保

悲願の全日本初制覇を達成!

[空手道部]第53回全日本大学空手道選手権大会(女子)(2009年11月25日 15時37分)

 第53回全日本大学空手道選手権大会が11月23日(月)、大阪市中央体育館で行われた。形はトーナメント形式・フラッグ制。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式となる。結果は以下の通り。

【女子団体 組手決勝】
☆駒 大2―1九産大
先鋒●小久保楓(地3)1―6
中堅○川島 岬(国3)6―0
大将○北村友希(心4)5―4

【女子団体 形】
第3位
安藤紗衣(地4)
深作世理乃(G2)
阿久津志帆(英2)

 準決勝まで順当に勝ち進んだ団体組手。近大との対戦となった準決勝では先鋒小久保が敗れるが、中堅川島、大将北村がともに逆転で相手を下し、決勝へと駒を進めた。迎えた決勝戦は先鋒小久保が一本を取られるなどリードを許し敗北したが、中堅川島が落ち着いた試合運びで次々と上段突きを決め、着実にポイントを奪い圧勝。大将戦では北村がポイントを先行される苦しい展開となったが残り22秒で上段突きを決め追いつくと残り7秒でまたも上段突きを決め劇的な逆転勝利、悲願の全日本初制覇を達成した。
 団体形は関東インカレと同じ「岩鶴」を演武し、息の合った演武で3位入賞を果たした。

◆大石武士師範
「勝てれば文句なし。北村がよく頑張った。4年生の仕事を果たしましたね。(女子は)気持ち・技術ともにのっていた。試合は度胸。気持ちで負けたら負けだから今日は気持ちの面でも勝ってたということでしょう。(4年生が抜けた新チームに対しては)心配してないです」

◆大石智子コーチ
「よく頑張ったの一言。北村がよく引っ張ってくれた。(試合前は)優勝できるチームなんだという自信を持ってと話した。これまでも自分たちが慌てて精神的にやられていた。だからそこを考えないでいつも通りやろうと。形は関東よりもよかった。自分たちだけでよくやってくれた。あとは力強い技を取得できれば勝てる。(今後は)全日本で最後にみせたような力が全員にある。個々の意識をより高くしてほしい」

◆北村友希
「(決勝は)あまり何も考えていませんでした。考えすぎると自分の動きができなくなるので試合前に自分の戦い方を頭で整理して臨みました。優勝した瞬間は実感がなかった。でも、空手人生最高の終わり方ができたことはとても嬉しいです。師範、監督、コーチ、自分を支えてくれた沢山の人に感謝したいです。優勝できたのは本当に後輩のおかげだったと思います」

◆小久保楓
「日本一になれて嬉しかった。(全日本インカレ初制覇は)出来ると思ってやってきたけど、実際達成してみると信じられない気持ちです。何かと帝京に負けて悔しい思いをしていたので「次は次は」と思っていた。(4年生は)今までたくさんお世話になった。先輩がいたから(全日本)制覇出来たと思うので、ありがとうございましたっていう気持ちでいっぱいです。(今後は)日本一のチームになったので、それを糧に頑張っていきたい」

◆川島 岬
「自分がやってきたことをすべて出すという気持ちで挑みました。でも自分が負けるということは考えていませんでした。最初は調子が悪かったんですが、試合を重ねるたびに徐々によくなっていきました。(関東インカレ後は)OBの方や同期と一緒に自分の組み手を取り戻すために練習してきた。(膳にでは)その成果を絶対出して、勝ちたかった。(4年生は)ほんとに今までずっとお世話になっていて、最後に一緒にやれてうれしい気持ちです」

※なお、掲載が遅れたことをお詫び申し上げます。

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