• 大観衆に手を振りながら入場する日本代表選手団(野澤俊介撮影)

  • 旗手の吉田は団旗を掲げて堂々と行進

学生のオリンピック、ついに開幕!

[ユニバーシアード2005](2005年08月11日 22時00分)

第23回ユニバーシアード競技大会が8月11日、トルコ・イズミルで開幕した。開会式入場はジャマイカの次に入場。選手団の中には伊調馨(中京女子大)の姿も見られ、みんな笑顔で手を振り、声援に応えていた。聖火点灯と共に、11日間に及ぶ決戦の火ぶたが切って落とされた。
 開会式が行われるアタトゥルクスタジアム周辺は始まる前からお祭り騒ぎ。道には溢れんばかりの人、人、人。「私にとってこんな大きな大会がトルコで開催されるのは初めて。とてもワクワクしています」とボランティアのニハンさんもこう語る様に、現地の人もこの大会を楽しみにしていたようだ。そういったこともあり、スタジアムはすぐに満員。観客全員でウェーブをしながら選手入場を待ちかまえた。
 日本選手団はジャマイカの次に、笑顔で大きく手を振りながらの入場。旗手の吉田沙保里(綜合警備保障)を先頭に松下三郎団長、選手と続いた。 前回大会開催国、韓国はトルコ国旗と自国の国旗を持っての入場と粋なはからいだ。オ―ストラリアはスタンド正面でいきなり男子選手が上半身裸に。なにかと思いきや、その場でアボリジニーダンスを披露してくれた。そして最後に、開催国トルコ選手団が入場してくると、割れんばかりの拍手と大歓声。「トルキーヤ・コール」で耳が張り裂けそうなくらいだった。また、各国選手団の中は復興中のイラクチームの姿もあった。
  入場が終わると、聖火台に火が灯され、イズミルの夜を照らした。その後、コンスタンティヌス帝からのトルコの歴史をダンスで表現した演目と続き、神秘的な空気に包まれ、約3時間半に及んだオープニングセレモニーは無事終了。だが、セレモニー中ずっとウェーブをしていたトルコの人々には圧巻だ。これも\\\'ノリがいい\\\'国民性の現れだろう。  
(荒川 好和)

■その他試合結果 GAMERESULTS
<女子バスケットボール>

グループA
タイ50-80オーストラリア
スロベニア45-53トルコ
グループB
南アフリカ22-92アメリカ 
チェコ63-64中国
グループC
日本81―74リトアニア 
アイルランド62-76ロシア
グループD
レバノン34-93セルビア・モンテネグロ 
イギリス55-70チャイニーズ・タイペイ
<男子バレーボール>
グループA 
韓国3-0イラン
ロシア2-3スイス 
トルコ3-1イラン 
カナダ3-1ブルガリア
グループB 
ブラジル3-0キプロス 
ドイツ0-3イタリア
グループC 
香港0-3セルビア・モンテネグロ 
デンマーク0-3ポーランド
グループD 
アメリカ3-0レバノン 
フランス3-0スロバキア 
中国1-3ベルギー

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