• チームの窮地を救った上田=東京体育館で(桝島知佳撮影)

  • 準優勝と素晴らしい成績を残した深作

形は好成績、組手は全日本こそ優勝へ

[空手道部]内閣総理大臣杯第53回全国空手道選手権大会(2010年06月28日 00時06分)

 内閣総理大臣杯第53回全国空手道選手権大会が6月27日、東京体育館で行われた。組手は2分2ポイント先取制のトーナメント方式。個人戦・形はトーナメント方式で上位8人が決勝戦に進み、決勝戦のみポイント制で行われる。結果は以下の通り。

【団体戦 大学 組手の部 決勝(男子)】
駒大2─3国士大☆

先鋒●阿久津昂平(経4)0─2
次鋒●佐藤光介(法3)1─2
中堅○上田宰佑(経2)2─1
副将○石井詳馬(商2)2─0
大将●京増義宗(法2)0─2

【男子 団体戦】
総合優勝

【個人戦 組手の部(女子)】
ベスト8 飯島 希(社3)

【個人戦 形の部(女子)】
準優勝 深作世理乃(G3)

 昨日トーナメントを勝ち上がり、国士大との決勝戦に臨んだ男子団体組手。先鋒・阿久津と次鋒・佐藤が相次いで敗れるが、中堅・上田と副将・石井の活躍で2―2に持ち込み、勝負は大将戦へ。しかし、大将の京増は関東で1番の相手に対して攻め切れず敗れる。大会7連覇の記録は途絶えたが、昨日の形の優勝と合わせ、男子団体で総合優勝という結果を残した。
 個人戦・組手に出場した飯島は、上段への技ありを中心にポイントを重ねて勝ち、ベスト8入りを果たした。
 昨日の団体戦の優勝に貢献し、個人戦・形に出場した深作は、社会人も参加する中、決勝戦まで順調に勝ち進む。決勝戦は8人の中で最後に演技し、高得点を挙げて準優勝した。

◆大石武士師範
「(今日は)昨日の予想通り。2ー2になった場合うちは不安だから副将で決めないと。でも昨日よりも内容はよくなった。見る限り試合には負けたけど全体的なトータルでは負けてない。(深作は)団体形のチームリーダーとしてしっかりリードして頑張ってきた成果が出た。流れをよくまとめてたし最後落ち着いていたからよかった。(今後は)できることをしっかり切り替えてやっていきたい」

◆杉山俊輔監督
「上田、詳馬がよく繋いでくれた。上級生2人が負けた中で下級生が繋いだのはよかった。(上級生も)下がってなかったけど結果として負けたから自分達で今後どう奮起するか。内容的には悪くないからそこが大事。(前期は)結果として優勝がなかった。今回も形はアベック優勝だけどいまいち悔いが残る。(今後)すべては全日本のために。どんな相手にでも負けなくて、周りからも応援される、感動を与えられるようなチームになってほしい」

◆上田宰佑
「(今日は)悔しい。7連覇してたんで今日勝てば8連覇だったのに。試合は出してもらえたら絶対勝つつもりで望んだ。出ると聞いて嬉しかった。(2敗で回ってきて)プレッシャーだった。めちゃめちゃ緊張した。(先制されたのは)焦りは特になかったが緊張してて、相手に合わせてたところがあった。これじゃだめと思って切り替えた。(今後は)自分たちの代で優勝とりたい。次はチームで勝てるように頑張る」

◆京増義宗
「国士舘は東日本インカレで負けているのでリベンジしてやろうと思った。2対2で回ってきたときは緊張したけど、仲間の為にやろうという気持ちになった。仲間に激励されてさらに気持ちが強まったが、負けてしまってくやしい」

◆飯島 希
「(今日は)駒大としての出場じゃないとはいえ、駒大の名前を背負っているわけだから、恥ずかしい試合はできないと思ってた。(最後勝てばベスト4だったが)最後の相手は強かった。強いってことを知っていたから、自分の中で思いっきりいけてなかったのかもしれない。勝てない相手ではなかった。悔しいけど、ベスト8は目標だったのでそこは達成できてよかった。(次は)試合のメンバーに入って学校に貢献したい」

◆深作世理乃
「(トーナメントは長かったけど、疲れは)疲れはあったが、冷やしたりして今日の試合に備えた。(自分の前に高得点を出されたがプレッシャーはあったか)いつも上位の選手なので挑戦する気持ちでいったのでプレッシャーはなかった。(準優勝について)1年のときは3位だったので2位になれてよかった。次は優勝を狙う」

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