陸上部新主将・池田～箱根優勝校を率いる男～

[陸上競技部]新主将・池田×コマスポ対談(2008年03月20日 12時56分)

１月２、３日に行われた第84回箱根駅伝で見事３年ぶり６度目の総合優勝を果たした駒大。06年は５位、07年は７位と、かつて４連覇を成し遂げた王者駒澤の陥落から３年、再び掴んだ栄冠だった。今回は、１月７日に新主将に任命された池田宗司選手に箱根優勝校の主将になっての心境や、チームについてなどのお話を伺った。


コマスポ(以下、コマ)：新主将になってどうですか？
池田主将(以下、池田)：今までと変わらないです。でも同じ学年には負けたくないし、下にも強く言わなきゃっていうのがある。これから箱根連覇したいっていうのがあるので、躊躇なくガツガツと言っていきたい。

コマ：監督からは主将として何か言われたことはありますか？
池田：「上がしっかり下に指導していかないとだめだ」と言われました。

コマ：箱根優勝して反響はどうですか？
池田：やっぱり、箱根優勝したチームの新主将ってことで取材が多いです。気持ちも変わりますよね。取り上げてくれたりするのは良いものだなと思います。

コマ：プレッシャーはありますか？
池田：特にないです。ただ今年は、(62年ぶりに)関東インカレに１部校として出場するので１部残留できるように、降格しないようにということだけですね。夏合宿で選手も変わるので駅伝のことはそれから。今はトラックのことだけ。

コマ：意識している他大の主将などいますか？
池田：えー？！選手じゃなくて主将として？(笑)。えーと、順大の小野ですかね。同じ北関東出身で高校の時から大会とかで話してて、顔見知りなので。

コマ：ライバル校は？
池田：やっぱり早稲田じゃないですかね。強い１年生も入ったって聞きましたし、竹澤が強いのでどこまで差を縮められるかという感じ。

コマ：今年はどのようなチームですか？
池田：そうですねぇ。去年は４年、２年のチームと言われていて、今年はその４年生が抜けて、新３年生の強さが目立つのでまた違うチームにはなっていると思う。

コマ：どのようなチームにしていきたいですか？
池田：結果を出してる選手には１人１人色があると思う。その色を崩さないように大事にしつつ、まとめていけたらと思います。

コマ：新入生についてはどうですか？
池田：まだあまり一緒に練習出来てないんですけど、これから見ていって、１年生自ら上にあがってきてくれればいいですね。

コマ：今年のスローガンについて
池田：毎年監督が決めていたけど、今年は４年生がみんなで話し合って決めることになったんですよ※１。なにかいい案ないですか？(笑)

コマ：最後に、今後の目標を教えてください
池田：箱根では連覇したい。いや、３冠全部取りにいきます！そう思っている選手も多いし、今年はその可能性があるので、しっかり取りにいきたいなと思います。※２


※１・・・毎年陸上部では『原点と○○』、というようにスローガンを掲げている。昨年度は「この２年間は情熱が薄れていたのかもしれない」という思いから、情熱を忘れてはならないという気持ちで大八木監督は『原点と情熱』をスローガンに掲げた。
※２・・・３冠とは、大学３大駅伝といわれる、「出雲」「全日本」「箱根」の３つを制覇すること。


◆池田 宗司(いけだ そうじ)
Ｓ61年12月22日生まれ
法学部法律学科３年
那須拓陽高校卒(栃木県)　
163cm　53kg