印刷
駒大スポーツ34号の印刷の模様をレポートします。
取材協力:東日印刷株式会社
駒大スポーツの制作は東日印刷株式会社で行います。東洋最大級のオフセット輪転機を所有する巨大印刷工場で350万部/日の印刷能力を誇り、 主なクライアントにスポニチ・東スポ・毎日新聞などを擁しています。駒大スポーツを製作するCTSや輪転機はまさにそれらの新聞を製作しているものです。
製作フロアで「責了」した紙面データはこの写真下方の「プロッタ」でフィルムに焼き付けられます。新聞印刷というと活字を組み合わせて巨大スタンプを作る活版印刷を想像してしまう方もいらっしゃるかと思いますが、それは遙か昔に絶滅しています。プロッタには現像液や定着液が内蔵されており、全自動・数十秒で出力されてしまいます。
※写真はコマスポではありません・・・ 市販の新聞です。
出力されたフィルムはこちらの装置に通され、最適なインク濃度が計算されます。
フィルムはアルミ板でできた「刷版」に転写されます。この刷版が印刷の原盤になります。一見ただの青インクで書かれた平らな新聞のようで、何故これがスタンプ代わりになるのか不思議ですね。白い部分にのみごく微量の水分が含まれており、油性インクが弾かれるようになっているそうです。
輪転機にセットされたコマスポの刷版。下方の黒いローラーがインクを塗布する装置です。
印刷開始直前の輪転機室。カラーのゲラ刷り(見本)が操作パネルに張り出されています。製作部のインクジェットプリンタで打ち出したもので、完成品がこれに近づくよう、印刷しながらインク濃度を調整していくことになります。
印刷が始まり、輪転機が轟音と共に高速で回転し始めました。下が刷版、上が印刷済みの新聞紙です。
印刷された紙面はこちらで自動的に折り込まれ、カットされます。1秒間に約17枚のペースで流れています。
駒大スポーツ34号の記念すべき1枚目。が、まだ色調整を行っていないので「損紙」として廃棄処分されてしまいます・・・
速度計は毎時6万部を表示。今回のコマスポは3.5万部しか刷らない(史上最多ですが)ので、フルスピードで印刷すると色調整する間もなく終わってしまうため、あえて低速で印刷されています。・・・いつかは最高速で印刷されるようになりたいものです・・・
色調整が終わると、出荷ラインに向けて新聞が滝上りを始めます。輪転機室は地下、出荷ラインは地上にあります。
こちらが地上の出荷ライン。地下で印刷された新聞はこちらに上がってきます。
自動的に計数され、50部づつ互い違いに重ねられて梱包されます。
出荷ラベルが乗せられ、ビニールが被せられ、紐で括られます。通常の新聞では輸送トラックの駐機場に直接送られてしまいますが、駒大スポーツは3万部しかありませんので、ラインの途中で抜き取って宅配便orレンタカーで輸送します・・・(泣
印刷が終わろうとしています。
学校の廊下に山積みに。在りし日の某少年ジ○ンプを思い起こさせる積みっぷりとは、通りすがりの駒大生の独り言。このあと応援会会員宅に発送&学内で配布となります。