• 大会MVPに輝いた荒木=NACK5スタジアム大宮で(嵜田将礼撮影)

  • 右から松本、宮崎、猪俣、阪南大江口

荒木駿太が大会MVPに輝く!ベストGK松本、ベストDF猪俣、ベストFW宮崎と駒大が個人賞を総なめ

[サッカー部](2021年12月26日 20時38分)

12月25日に行われたMCCスポーツpresents 2021年度 第70回 全日本大学サッカー選手権大会 決勝でにて3-2で阪南大に逆転勝利。見事、15年ぶり7度目のインカレの頂点に輝いた。
試合後に行われた表彰式では、駒大がチームとしてフェアプレー賞を受賞。荒木駿太が大会MVPに輝いた。荒木は「皆のおかげで取れたと思うので、自分だけじゃなく駒澤皆がMVPだと思う」と受賞について謙虚なコメント。2ゴール3アシストの好成績を残した今大会を振り返って「一試合一試合強くなったし、最終的には優勝という結果で最高の大会だった。このチームでサッカーができて、この仲間とサッカーができて本当に楽しかった」と話した。
更に、松本瞬がベストGK、猪俣主真がベストDF、宮崎鴻がベストFWに輝き、駒大所属選手が個人賞を総なめした。


◆猪俣主真(歴4)
――大会を振り返って
「3年前の先輩たちが準優勝で終わってしまって、自分たちはそのとき1年生で悔しい思いも経験させて頂いた。今年の大臣杯も僕たちは1回戦負けで全国大会では勝てていなかったので、そういうのも含めて4年生全員で最後の大会で優勝しようと意気込んだ大会だった。結果として優勝できたことはすごく嬉しいことだし、このチームでいれることが誇りに思える大会だった」

◆荒木駿太(市4)
――大会を振り返って
「今大会を振り返って、みんなもそうだが自分の中で一試合一試合強くなったし、最終的には優勝という結果で最高の大会だった。このチームでサッカーができて、この仲間とサッカーができて本当に楽しかった」
――インカレにかける思いは
「インカレという最後の舞台は、自分は3年前まだ1年生で決勝には行ったがベンチだった。最後負けてしまってすごく悔しい思いをして、絶対に4年生になってまたこの舞台に帰ってきて絶対に優勝したいという気持ちでこの4年間ずっとやってきた。自分一人の力ではここまでこれなかったと思うし、仲間がいたからここまで来れて、最後最高の景色を仲間と見れたなとすごく思う。最後の大会で、負けたら終わりという状況で一試合一試合みんな頑張って、みんなでディフェンスして、しっかり声出して、球際行って、皆が徹底してやっていたからこそこの優勝があると思う。自分としてはMVPを取ることはできたが、皆のおかげで取れたと思うので自分だけじゃなく駒澤皆がMVPだと思う」
――今年の特徴として前線の3人が挙げられると思うが
「最後、決勝では得点は取れなかったが、土信田(悠生)と宮崎(鴻)と島崎(翔輝)がしっかり取ってくれて、仲間のゴールは自分の事のように嬉しいので、得点は取れなかったが、決勝での自分のプレーには悔いはない」
――これからサガン鳥栖でプレーするというところに頭を切り替えていくと思うが
「自分はサガン鳥栖に行ったとしても自分のプレースタイルは変えずに運動量で戦うし、裏にも抜けてセカンド(ボール)を拾って、4年間この駒澤で学んだことは一生忘れずに来年もしっかりサガン鳥栖で頑張っていきたいなと思う」
――今日の2アシストというところに対する自己評価は
「1点目は中は全然見れていなくて、あそこに悠生か宮崎が行ってくれるだろうと信用して上げて悠生が行ってくれたので、悠生はすごいなと思う。(2点目の)コーナーキックも大体宮崎だったり悠生だったり(猪俣)主真らへんに狙って蹴っていて、宮崎が決めてくれたのは自分の事のように嬉しかった」
――試合終了後うずくまって涙する様子も見受けられたが、その時の気持ちは
「ずっと4年間頑張ってきたので、この仲間とやれる最後の大会で優勝できたということがすごく嬉しくて、全身の力が抜けたようだった。この仲間とじゃないと絶対優勝できなかったと思うし、最後は本当に仲間に感謝したい」

◆松本瞬(政4)
――今大会を振り返って
「自分は本当にチームの皆に助けてもらってばかりで、今日の試合もそうだった。1-1の状況で自分がミスをしてしまい、失点をしてしまったが、それでもやはり前の皆が点を取ってくれたり、ディフェンスラインの皆が体を張って守ってくれたりした。本当に皆に感謝の気持ちでいっぱいの大会」
――高校時代(前橋育英高時代)に続いての全国制覇となったが
「自分は高校時代に全く試合に出ていなくて、選手権でも1回戦の5分くらいしか出られなかった。高校で出られなかった分、大学のサッカーに悔しさをぶつけて日本一を取ってやる、今度は自分が出て日本一を取れるような選手になりたいと思って今大会に臨んだ」
――高校時代と比べるとかなりキックの精度が上がったように思うが
「自分が高校時代に湯沢拓也(前橋育英高―現・立正大、高校在学時の同期GK)と比べられていたのはキックの部分だったので、そういうところを見返してやろうという気持ちでほぼ毎日キックの練習をしてきたのがこういう結果に結び付いたと思う。自主練でも最後まで残ってひたすらボールを蹴った。フォームを変えたり、色々考えたりして上手く蹴れるようになった」
――リスク管理、前線の選手達への信頼について
「前半早い段階で失点した時は、自分たちが守っていれば1点差でも2点差でも前線の選手達が点をとってくれると信じていたので、後ろの選手達は全力で守ることを考えてひたすら周りに声をかけていた。後半は自分のミスで失点してしまったが、そこでも前線の選手達が取り返してくれて、さらに逆転もしてくれた。逆転した時、自分は集中してもう絶対に点は取らせないくらいの気持ちで守って、ディフェンスラインにひたすら声をかけていた。前線の選手達は、後ろが0で守っていれば絶対に1点は取ってくれるので本当に信頼している」

◆宮崎鴻(G4)
――今大会を振り返って
「僕たち駒大はスーパーな選手がいない分、しっかり自分たちの役割をきっちりこなして一生懸命頑張れる選手がとても多かった。がむしゃらに皆で頑張った結果、優勝出来たと思う」
――高校時代(前橋育英高時代)に続いての全国制覇となったが
「高校時代の僕は途中交代の選手、スタメンで出られていなかったので、本当に優勝に貢献できたのかと言われると少し疑問が残るところがあった。そこにとても悔しさを感じたし、この大学4年間でその想いを絶対に晴らそうというのはあった。今大会で自分自身ゴールを決めて優勝できたというのは本当に嬉しいし、この悔しさを自分は晴らせたかなと思う」
――土信田が先制点をあげたが、そこに刺激を受けたか
「自分も負けていられないなというのはすごく感じた」
――土信田とのライバル関係について
「2トップを組むようになって、お互いの役割をよく把握できるようになった。頑張ってくれる分、僕もやらなきゃいけないという気持ちはものすごくあるし、似たようなタイプ(の選手)だからこそ、もっとこうして欲しいという要求もお互いに出来て、ライバル心を持ちながら切磋琢磨してきた結果、今に至っていると思う」
――駒大のスタイルについてどう思うか、また今後にどう生きるか
「世界を見ると、縦に速いサッカーがとても増えている印象。よく監督が言っているが、究極は2タッチフットボール、それを僕らは目指している。そこで重要になってくるのが前線のターゲットの存在だと思う。そこでいかにパワフルなプレー、ポストプレーであったり前線で収めるプレーであったりを出来るかが重要になってくる。栃木SCも駒大に似たようなプレースタイルなので、僕の強みである前線のヘディングやポストプレーをしっかり出来たらいいなと思う」

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