• 清水は2度目の夏関優勝を目指す=大宮けんぽグラウンドで(小野美早紀撮影)

  • 「不思議と緊張しなかった」と振り返る谷井

  • 試合終了直後ハイタッチを交わす2人

格上相手にストレート勝利!清水・谷井ペア決勝進出!!

[硬式テニス部](2021年11月24日 14時39分)

2021年度関東学生テニス選手権大会本戦女子ダブルス準決勝が11月23日に大宮けんぽグラウンドで行われた。結果は以下の通り。

〈女子ダブルス準決勝〉
○ 清水里咲・ 谷井涼香 2(6-2、6-2)0 安井愛乃 ・山﨑郁美(亜大) ●

【清水・谷井ペア 準決勝】
ベスト4入りを果たし、準決勝に挑んだ清水・谷井ペア。ファーストセット序盤は格上相手の力強いショットに太刀打ちできずに苦戦する場面も見られる。しかし、その後は相手の隙を突いたショットで着実にポイントを稼いでいき、一気に流れを呼び込むとそのまま6ゲーム連取。6ー2でこのセットを獲得した。
セカンドセットはゲームこそ着実に稼いでいくも相手が粘り強さを発揮する。3ー1で迎えた第5ゲームでは、長いデュースにもつれ込む接戦となるが4ー1でなんとか持ち堪える。中盤、谷井のサーブやストロークが冴え渡り監督から「涼香いいよ!」と声が上がる場面も。そしてリターンゲームとなった第8ゲームをデュースの末制し、一度も相手にリードを許さず6ー2でストレートで勝利。ついに決勝進出へ駒を進めた。

◆江口淳一総監督
ーー亜大のペアの印象は
「山﨑選手はプロを目指しているような選手で、1年生の時から活躍している。2人(清水・谷井ペア)は強い相手に強い。この前の(山﨑選手の)シングルスの試合を見たとき、2人とっては強い球の方がやりやすいのではと思っていたためその通りになって良かった。前の試合のコートよりもやりやすかったと思う。動きもよく、強い球だと涼香が自分から攻める球が打てるため、ストレートが効いて、里咲がボレーを打ちやすくなった。また2人ともサーブが良く、サーブでポイントを取れたことが大きかった」
ーーファーストセットを振り返って
「最初の3ゲーム、4ゲームくらいまで相手が強いと思ったが、途中で涼香がストレートパスを抜いたり、ストレートにいる前衛にボールをぶつけるなどしたのが効いた。徐々に自分たちのペースになり、波に乗れたのではないかと思う」
ーーセカンドセットを振り返って
「3ー0になって、3ー1から3ー2になりそうだったところを、長いゲームをとって4ー1にした。そこが大きかったと思う。そこで3ー2になっていたら結果は分からなかった」
ーー印象に残っているプレーは
「相手がボレーが上手で、ボレー戦になったとき、ほとんどこっちがとっていたためよかった」
ーー今日勝てた要因は
「この2人は強いので、やってくれると思ってた。簡単に負ける相手ではないと思っていたが、相手が強いのも分かっていた。特に里咲は何度もベスト4以内に入ったり、本大会のタイトルも1度とったりしている。ダブルスが強いということをみんなが知っている。その自信を持ってやってくれたのではないかと思う」
ーー決勝への意気込みは
「(里咲は)4年生だから優勝を狙っていると思うので、チャレンジャーで向かっていくだけだと思う」

◆清水里咲(国4)・谷井涼香(英3)ペア
ーー初めにリードされ、後から巻き返す展開となったファーストセットを振り返って
清水:初めてやるコートに慣れなかったのと、相手にちょっと圧倒されたことでリードされたが、0-2から1ゲームとれたのが良かった。0-3になったらどんどんゲームをとられていたかもしれない。1-2にしたことで1セット目の流れが変わったと思う。
谷井:名前負けしてたこともあったが(笑)、ファーストゲームを簡単にブレイクされたことで結構手強い相手だと思った。常に勝っているという実感はなかった。
ーーデュースが続いたセカンドセットを振り返って
清水:相手がサーブアンドボレーなど戦略を変えてきたが、自分たちはあまり考えすぎずに自分たちに出来ることをやったら自然と流れがきた。最後の長いデュースも強気で頑張った。
谷井:2セット目に相手は何かしらやってくる。前回の試合ではプレーで引いてしまったので、勢いを変えずに自分から攻めていこうという気持ちを意識した。
ーー今日の相手の印象は
清水:片方のプロを目指している子は同じ千葉県出身で、脚から見ても分かる強さ。本当にプロを目指しているのが分かる。以前から知っていたけど、初めてやる相手だった。今回は勝てたけど、強かった。もう一人の子はダブラーというイメージ。二人ともインカレでは勝っていたので、強いというイメージだった。
谷井:相手は常にトップにいて簡単にはいかないと分かっていたので、強気で向かわなかったら今回は勝ててなかったと思う。片方がシングルも決勝まで行ってて、左利きに加えてラリーの球の強さが異次元だった。手強いペアだと思った。
ーー勝てる自信は
清水:半々くらい。圧倒されてすこられるかと思ったが、通用する相手だった。
谷井:自分はいけると思った相手の試合は緊張しないタイプで、ベスト4まできたら強い相手だろうと思っていたが、今回は不思議と緊張しなかった。途中緊張する場面はあったが、いけるという気持ちは自分の中であった。
ーー勝てた要因とは
清水:スコアは結構離れていたけど、勝っている感じがしていなかった。相手がプレッシャーに負けてミスした。
谷井:謙虚な考え方かつ強気なプレー。リードしてても、負けていると2人でいつも言い聞かせ合っている。わざと頭の中で負けている状況を作って、そこでちゃんと自分たちのプレーができるように意識した。
ーー決勝への意気込みは
清水:ここまで来たら優勝します。
谷井:絶対優勝します。

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