• 流れを引き戻す宮崎の同点弾=県立保土ケ谷公園サッカー場で(嵜田将礼撮影)

  • キャプテンの一撃がチームに勝利をもたらした

主将・猪俣が勝ち越し弾!最終戦へ大逆転優勝の望みを繋ぐ

[サッカー部](2021年11月07日 18時22分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第16節延期試合・国士大戦が11月13日に県立保土ケ谷公園サッカー場にて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大3-2国士大

【得点者】
21分:[駒]土信田 悠生(宮崎 鴻)
28分:[国]布方 叶夢(棚橋 尭士)
36分:[国]布方 叶夢(棚橋 尭士)
48分:[駒]宮崎 鴻(島崎 翔輝)
49分:[駒]猪俣 主真(荒木 駿太)

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y]
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
11 中村 一貴[4年=駒大高] (→43分 14 島崎 翔輝[4年=国際学院高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→77分 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高])
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高]
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
10 土信田 悠生[4年=高川学園高]
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高]

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 3 會澤 海斗[4年=水戸商業高]
DF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
DF 25 飯田 晃明[1年=丸岡高]
MF 18 上野 正騎[2年=熊本Y]
MF 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高]
FW 15 米谷 拓海[4年=駒大高]


明大、流経大、駒大と三つ巴の優勝争いが続く関東リーグ。優勝のために残り2戦で勝点6が必要な駒大は今節、国士大と対戦した。

試合は立ち上がりから駒大が勢いを持って攻め込む展開。すると、21分に小針宏太郎が放ったフリーキックから宮崎鴻が競り勝ち、土信田悠生がゴール前へ飛び出す。「ヘディングで良い位置に落としてくれて、自分は決めるだけだった」と話すように、飛び出してきたGKとの一対一をワンタッチで冷静に沈め先制に成功。土信田は直近4戦で5ゴールを記録し、得点ランキング首位にあと1点に迫る好調ぶり。しかし、その後は28分、36分とカウンターから立て続けに2点を失い、前半を1点ビハインドで折り返す。

引き分け以下で優勝の可能性が消滅する駒大は後半、逆転のために一気に仕掛ける。開始3分、桧山悠也のロングボールに前半途中出場の島崎翔輝が反応し、ゴール前の宮崎に折り返しを送る。宮崎は一旦収めると豪快に右脚を振り抜き得点。これで勢いづいた駒大は、その1分後にコーナーキックから猪俣がヘディングを叩き込み、後半開始4分で逆転に成功する。その後は国士大のカウンターなどからピンチを招き、耐える時間帯が続いたものの逃げ切り、3-2で勝ち越し勝利を収めた。

駒大は今節で勝点を37へと積み上げ、2位流経大が38、1位明大が39と、3校が優勝の可能性を残している。最終節では筑波大に勝利かつ、その後に行われる明大対流経大の直接対決がドローだった場合に駒大の優勝が決まる。依然として他力ではあるものの可能性を信じ、まずは目の前の最終戦を勝利したい。


◆秋田浩一監督
ーー前半を振り返って
「硬さがあったのか、動き出しも悪かったし、1点取ったが僕らが描いていたような展開ではなかった。重かったというか、鈍かったというか、という感じ」
ーー前半、カウンターを喰らう場面が再三あったがそこの対応は
「中村(一貴)を途中で替えた。特に前半は右サイドで入れ替わりながらやられてしまっていたので、島崎(翔輝)を入れてできるだけ前線でプレーしろと。そうしたら(相手が前に)出て来れないので。あとは桧山(悠也)はハーフタイムに「時間をかけないで前に早くボールを出して、もう一度サポートに行け」という話をした
ーー2年前は残留争いも経験し、今年はこうして優勝争いに最後まで絡めているが
「一生懸命やっている結果なので。出来過ぎなところもあるとは思うが、この子たちは新人戦も優勝しているので、それなりには上位でやれる力はあるとは思っていた。コロナ(による活動停止期間)が終わってからはほとんど上級生が試合に出ていて、色々な状況の中で今いる上級生を信じてやっている。新人戦とはいえチャンピオンになっているので、そういう意味では彼らに期待と思いを込めて使っている」
ーー最終節に向け
「どうなるか分からないが、勝たないと挑戦権がなくなってしまうので、久々に勝ちにこだわってというか、勝つことを最大に考えて自分たちのサッカーをやりたい」
ーー勝つサッカー、自分たちのサッカーの違いとは
「我々はボールも人も動いて、運動量もあってというところでボールを速く動かして回して運びましょうと。今まではボカンと蹴っていたが、二次攻撃できなかったり跳ね返されて終わってしまうので、ボールを早く動かそうということを徹底して前期はやってきた。今度はディフェンスは1点取ったら守ることも考えなければいけない。あとは替えも沢山いるので育てるために我慢して使った子たちもいたが今度は早めに交替して、とにかく勝てるようにしていきたい」

◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「先制できたのは良かったが、前半のうちに相手のカウンターとかで2失点してしまった。前回の試合も前半の内容は良くなかったので、入りから集中してやろうというところだったが、前半の内容が良くなくて負けているまま後半に入った。後半は入りにすぐ逆転できて、その後は耐える時間が多かったがチーム一丸となってできたのでそこは良かったかなと思う」
ーー後半は前半と比べ、立ち上がりから良い雰囲気で入っていけたと思うが
「監督や深井さんから前半の入りから、仲間のためチームのためにやろうという話はあったが、喝が入ってからでないと動けないというのが今の自分たちの良くないところ。それを自分たちからできるようにならないと、リーグ優勝やインカレで勝ち進むというところは難しいと思うので、そこが問題かなと思う」
ーーリーグ戦では開幕戦ぶりの得点となったが
「今回の得点は僕の得点という感じは正直していなくて、みんなの思いだったりとか応援してくれている人、チームのサポートをしてくれている人の思いが試合で出てくれたんじゃないかなと思っている」
ーー最終節に向け
正直、優勝は他力なところが大きいと思うが、自分たちは勝つことだけを考えて、また1週間準備して良い形で終われるようにやっていきたい」

◆土信田悠生(英4)
ーー今日の試合を振り返って
「最初先制して、逆転されてしまったが、チームとしてみんなで勝ちたいという気持ちが強くて、それで結果として逆転できた」
ーー得点シーンを振り返って
「みやこう(宮崎鴻)がヘディングで良い位置に落としてくれて、自分は決めるだけだった」
ーーあと1点で得点ランキング首位だが
「得点王になりたいという気持ちはあるが、まずはチームとしてリーグで優勝したいという思いが強い。そのためには次の試合、自分たちは絶対に勝たないといけないので、まずは優勝したい」
ーー昨年度、薬真寺選手が記録した15点の駒大記録も見えてきていると思うが
「自分としてはあまり考えていない。チームが勝つために点を取りたいと考えているので、あまり気にしてはいない」
ーー最終節に向け
「自分たちが優勝するには、他力ではあるが勝たないと可能性がないので、チーム全員で勝ちにいきたい」


次節は11月13日(土)、11:00より中台運動公園陸上競技場にて筑波大と対戦する。

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