• 荒木は右脚を豪快に振り抜き決勝点を記録=AGFフィールドで(嵜田将礼撮影)

試合を決めるのはこの男だ!劇的荒木弾で首位・明大に逆転勝利!

[サッカー部](2021年10月31日 20時35分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第22節・明大戦が10月30日にAGFフィールドにて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大2-1明大

【得点者】
17分:[明]佐藤 恵允(岡庭 愁人)
44分:[駒]土信田 悠生
58分:[駒]荒木 駿太

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y] (→73分 25 飯田 晃明[1年=丸岡高])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
11 中村 一貴[4年=駒大高] (→61分 14 島崎 翔輝[4年=国際学院高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→89分 23小島 心都[2年=湘南工科大附高])
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高]
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
10 土信田 悠生[4年=高川学園高]
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高] (→85分 32 鷹啄トラビス[2年=市立船橋高])

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
MF 18 上野 正騎[2年=熊本Y]
MF 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高]
FW 15 米谷 拓海[4年=駒大高]


直近のリーグ戦では4試合勝利のない駒大。優勝するためには今節を含めた残り3試合の全勝が最低条件となり、他会場の結果次第では今節をもってリーグ戦3連覇が確定する明大との一戦に臨んだ。

前半は首位・明大が主導権を握る展開。17分にスローインから駒大の隙をついて先制すると、その後も攻撃の手を緩めない。一方耐える時間の続いた駒大はなんとか明大の攻撃を跳ね返し、前半は終盤の時間帯に突入。すると44分、明大に自陣内でのミスが発生。ボールを奪った土信田悠生が冷静にゴールに流し込み、試合を振り出しに戻して前半を終える。

後半は、55分に荒木駿太がボレーシュートを放つなど前半と比べて駒大がチャンスを多く作る展開に。攻勢を強める駒大は58分、宮崎鴻が競り合ったこぼれ球に荒木駿太がペナルティエリア内で反応。落ち着いてワントラップをしてからゴール左隅に流し込み、逆転に成功。その後は明大が再び攻勢を強めるも、駒大の体を張ったディフェンスや前節の慶大戦に続いての起用となった松本のビッグセーブが光り、そのまま試合終了。両者優勝へ向けて勝利の欲しい一戦は2-1で駒大の勝利となった。

次節は11月6日に国士大と対戦。前節終了時点でインカレ出場権を確定させた駒大は、依然として残り試合の全勝がリーグ戦優勝の必要最低条件。優勝に向けて、そしてその後のインカレに向けても絶対に勝利の欲しい戦いが続く。


◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「最初に失点してしまったのも含めて、前半の内容は良くなかったと思うが、最後の最後に1点追いつくことができたのは大きかった。後半は粘った守備ができていたと思うので、勝利に繋がって良かった」
ーー4戦未勝利が続いていた中で首位に勝ち星を挙げることができたが
「この4試合、全て勝ってやろうという気持ちでいたが、結果引き分けてしまったり負けてしまったりといった内容が続いていて、苦しい時期だったがチームのみんなで勝つことへの執着心や勝ちにこだわる気持ちというのを監督ミーティングを含めて強くさせて頂いたと思うので、それが結果に繋がって良かった」
ーー今季の公式戦では明大に3戦全勝になるが手応えは
「やっている感じだとやっぱり強い相手で、簡単に勝てる相手ではないが、最後に身体を張ることだったり決め切るという能力で今年は勝てている。自分たちの方が強いとか、そういう気持ちはなくて本当に細かいところで勝てていると感じている」
ーー前半は押し込まれる展開の中、後半はガラッと雰囲気が変わったが
「前半は自分たちの中でも良くないというのは感じていたし、ハーフタイムに監督や深井さんに喝を入れて頂いて、戦わないと勝てないんだぞ、ということであったりキツいことをやらないと簡単に勝利はできないという言葉を貰った。そこで全員試合を入れ直すことができたと思うし、自分たちの武器は前から守備をしてハードワークをして速い攻撃、というのがあると思うのでそれを全員で合わせることができたのであのような結果になったと思う」
ーー後半、危ない時間帯もありながら1失点に抑えたが、守備面ではどうだったか
「正直自分がどうこうしたというよりも、チームのみんなが頑張ってくれたというのが大きくて、自分も助けられた場面がたくさんあったし、(松本)瞬が良いセーブをしてくれた場面もあった。やられてもおかしくなかったが、気持ちのところが上回っていたと思うので勝利に繋がったと思う」
ーー次戦に向け
「前節、慶大に負けてしまって(優勝の)可能性がとても少なくなってしまったが、こうやって切り替えて今日勝てたことで少し可能性が見えてきたというところで慢心せず、まず次の試合に勝たないと意味がないと思うので、1週間後に向けて勝てるようにやっていきたい」

◆荒木駿太(市4)
ーー連戦のなかで自身のコンディションはどうか
「正直、ずっとフル出場で出させて頂いていて、滅茶苦茶きつかった。それでも、今日はチームの皆が応援に来てくれていた。チームのため、仲間のためであれば走れた。みんなのお陰で走ることが出来た」
ーー得点シーンを振り返って
「最初はボールがこぼれた時にダイレクトで打とうと思ったが、結構グラウンドがデコボコしていて「ふかすな」と思い、ワントラップした。得点となったシュートコースはずっと練習してきた。今日のゴールは練習が実ったのかなと思う」
ーー次節に向け
「次節もこのような試合が出来れば絶対に勝てると思う。まだ優勝のチャンス・可能性は0ではない。優勝するために次節も頑張りたいと思う」
ーー前回の明大戦でも1G1Aを記録し、明大相手にゴールを決められるという感覚はあったか
「自分の中でも「ゴールを決められるかな」というのは試合前からあった」
ーー今節のゴールで11ゴール目。感覚・手応えはどうか
「ゴールシーンでは、ボールがこぼれてきた時にイメージが浮かんできた。自分が思った以上にイメージ通りにいったので嬉しかった」
ーー優勝の可能性を残して終盤戦を戦っているが
「優勝はずっと考えてやってきた。最近全然勝てておらず、この一戦で勝たなければ優勝はないと思って臨んだ。可能性がある限り絶対に優勝を狙っていきたい。まだまだ頑張りたいと思う」
ーー前線から強いプレスをかけていたが、入り方のゲームプランとしてはどうだったか
「自分たちがプレスをしていたら何回か明大にミスがあり、前からいけばチャンスはあるのかなと思っていた。セットするときはセットするが、前から行くときみんなで行こうと全体で話し合っていた。それができて1点取れたのでそこは良かったのかなと思う」


次戦は11月6日(土)、14:00より県立保土ヶ谷運動公園サッカー場にて国士大と対戦する。

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