鵜飼が東都史上3人目となる4試合連続本塁打を放ち、勝ち越しでリーグ戦を終える!
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対日大2回戦(2021年10月25日 23時14分)
東都大学野球秋季1部リーグ対日大2回戦が10月25日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
日 大010 100 000=2
駒 大101 010 21 ×=6
<打者成績>
打安点
[4] 林(琢) 620
[7] 浦口 410
[9] 与倉 401
[D] 鵜飼 521
[5] 新田 421
[8] 大森 210
[2] 岩本 210
[3] 近藤 411
H 保谷 111
R3 佐々木(魁)000
[6] 角田 310
〈投手成績〉
打安点
○福山 6 2771
東田 2/3 310
エーアン21/3 800
リーグ戦を勝ち越しで終えるために、そして優勝への望みをつなぐために両校共に負けられない中行われた対日大2戦目。
先制したのは1回裏、駒大からであった。与倉良介(法3)が四球と盗塁、鵜飼航丞(商4)が左前安打で三塁まで進むと、続く5番新田旬希が左越え適時二塁打を放ち、与倉を本塁に戻した。
しかし2回表に振り逃げで出塁を許すと、右越え適時二塁打を浴び、すぐに試合は振り出しに戻された。
続く3回裏、先頭打者となった4番鵜飼が打った瞬間にレフトスタンドに入るのを確信させる5号弾を叩き込んだ。これにより4試合連続本塁打を達成。86年間の歴史を持つ東都の中でも1985年に古川慎一(元亜大・千葉ロッテ)と1994年に井口資仁(元青学大・現千葉ロッテ監督)しか達成していない大記録を打ち立てた。
4回表には内野安打を打たれると、その後犠打などでじりじりと三塁まで進まれる。先発としてマウンドに立っていた福山優希(社3)が緊張からか暴投してしまい、再び同点に追いつかれる。その後も満塁の危機となったが、その後は内野ゴロに切り取り失点を最小限に抑えた。
5回裏には大森廉也(法2)が左前安打、岩本皓多(経2)が犠打で1死二塁とすると近藤翔真(営3)が左中間を破る適時二塁打を放ち再び勝ち越しに成功。その後7回裏には岩本が本塁打一歩手前のフェンス直撃右越え二塁打を放つと、後半戦から9番打者に定着した角田蓮(法1)が中前適時打を打ち、さらに1点を追加。その後 林琢真(市3)のバントヒットなどで満塁にすると与倉が四球を選び押し出しで点差を広げた。
8回裏には四球などで1死二塁とすると代打の保谷駿(経3)が初球打ちで左前に適時打を運びダメ押しの追加点を獲得。
9回表、7回表途中からマウンドに立ったエーアンリン(現1)が四球を与えるも4人で切り取って試合終了。
今季リーグ戦を勝ち越しで終えると共に他大の結果次第ではあるが優勝へ向けて希望を残した。
◆大倉孝一監督
――大きな1勝で、プレーオフに可能性を残したが今の気持ちは。
「残るか残らないかは周りの星勘定なので目の前の試合を1試合ずつ頑張るだけ。なんとか日程を終了したというところ」
――今日も非常に良い勝ち方だった。4番のホームランもあったが、どこが1番の勝因だったと思うか。
「勝因は福山(投手)が6回まで粘ったということが1番。先行つづきでイライラしていた。内容的にはとても褒められる試合ではなかったが、勝てたというのは6回まで福山が2点で抑えたことが一番」
――福山投手を全22試合登板させたことについてどのように考えているか。
「させたというか、させざるを得なかったのが、今季春季リーグ。しかし、日程など合間を計算しながら全部投げたということは彼(福山投手)にとってものすごくプラスになった。それが秋に入って、日程と(その他)すべての兼ね合いで投げるようになって、さらに成長したという1年だと思う。これが、来年投げたら勝ちきれるという確率を上げていくことにつながると思う」
――10試合を終えて、コロナ感染拡大もあり非常に難しい中で、入れ替え戦もない特殊なリーグ戦だった。戦いを終えてどのような心境か。
「すごく苦しかった。東都のみんな、全国の学生野球をしている人たちにとっては、ものすごく苦しい2年間だったと思う。その中で、東都リーグはどのように進めていくべきか、監督会議を進めながら(去年の春は開催できなかったが)開催できたことは、関係者、記者を含め、頑張ったと思う。ただ、1,2年生にとって勝った負けたに関係なく、どうしようもしてやれない時間、制限があった。来年以降は思う存分、大学野球を謳歌させたい、成長の機会にさせてあげたいと思う」
――東都リーグでは入れ替え戦のプレッシャーが成長の1つの糧になっていると思うが、それを味合わせてあげられない今シーズンをどのように思うか。
「難しいところである。入れ替え戦があるが故に、戦国東都と言われる。教育をしてきてそこから選手が育ってきた。やるかやらないかの議論になるところ。野球ができるということに関してはするということ、健康安全を第一に考えるという中でできる方法となった」
◆鵜飼航丞(商4)
――今日のホームランについて。どのあたりまで飛んで行ったか。
「僕も見えなかった」
――感触は良かったか、(どのような気持ちで打席に入ったか)。
「追い込まれていたので、しかも先頭打者だった。しっかりついていこうという意識だけあった。それがうまくはまってよかった」
――(打った)球種とコースは。
「たぶんインハイのカットボール」
――(今日のホームランで)今季5本、通算12本。一応、プレーオフまで(駒大は)リーグ戦は終わりだが、自身のホームラン記録をどのように評価するか。
「1、2年生の時は全く打てず(チームに)迷惑をかけた。終盤は力になれたのでよかったと思う」
――4試合連続ホームランは(現ロッテ監督)井口資仁監督に並ぶ素晴らしい記録だが、今の心境は。
「ホームランでチームに貢献できたので、シンプルにうれしい」
――自身で“覚醒”の理由は何だと思うか。
「監督に投げてもらったこと。(笑)あのあたりから良くなったのは事実。間合いの取り方があってきたので打てるようになったと思う」
――ドラフト指名を受けてメンタル面で変化はあったか。
「あまりない」
――井口監督の記録に並んだことは自信につながるのでは。
「プロに行ってからは結果がすべて。プロでも井口さんに負けないように頑張りたい」
――中日ドラゴンズは去年、今年と神宮球場での試合を苦手としているが、力になれるという自信は。
「神宮球場でも打てるように頑張りたい」
――駒大に来たきっかけは。
「(高校の)先輩である上野翔太郎さんがいらっしゃった。東都1部リーグでプレーしたいという気持ちがあった」
――名前の由来は。
「聞いていない」
――名古屋の自宅はバンテリンドーム ナゴヤから近いのか。
「自転車で15分くらい」
――(バンテリンドーム ナゴヤでの)思い出は。
「よく一人で通っていたこと」
――趣味は。
「車が好き。iPadでオプションなどを付けて見積もっている」
――買いたい車は。
「(日産)GTR。(購入するのは)活躍してしっかり稼げるようになってから」
――井口監督など大リーグで活躍した選手はどのように思っているのか。
「(井口監督は)監督のイメージが強い。右バッターの中でもすごいバッターという印象」
――右打者の中で一番すごいと思う選手は。
「鈴木誠也選手(広島東洋カープ)」
――どのようなところがすごいと思うか。
「勝負強く、日本の4番を務めている打者だから。かっこいい」
――(鵜飼選手の)この立派な体はどのように作り上げたのか。
「ご飯とウエイト」
――駒大のユニホームも青系、中日ドラゴンズも青だが好きな色は。
「青色(寮では赤を着るらしい。)」
◆福山優希(社3)
――今日のピッチングを監督から高い評価を受けたが、自身ではどのように評価するか。
「なかなか流れを呼び込めないようなピッチングだったが、打線の援護があって、何とかしのげた感じ」
――春季リーグでは全12試合、秋季リーグではリリーフを含め全試合登板したが、全22試合投げたことはどう評価するか。
「良くも悪くもチームの勝敗に直結するような場面や、そういう試合(ピンチの場面)を投げていた。そうは言っても、負け越している。もっとレベルアップしなければならないと思う」
令和3年度東都大学野球秋季1部リーグの予定試合は本日をもって全日程終了しました。
皆様1ヶ月以上にわたり投稿をご覧いただきありがとうございました!
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