ドラフト・エース対決を制し、同率2位浮上!
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対日大1回戦(2021年10月21日 15時08分)
東都大学野球秋季1部リーグ対日大1回戦が10月21日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒 大202001000=5
日 大000000300=3
<打者成績>
打安点
[4] 林(琢) 500
[7] 浦口410
[9] 与倉 420
[D] 鵜飼 312
[5] 新田 412
[8] 大森 410
[2] 岩本 400
[3] 近藤 410
3佐々木(魁)000
[6] 角田 411
〈投手成績〉
打安点
○福山7 3053
東田1 410
エーアン 1 400
勝ち越して優勝への望みをつなぐとともに勝ち越したい対日大1回戦目。
先発には両校のエースである福山優希(社3)と赤星が上がった。
1回表、浦口輝(商3)が左越え二塁打を放つと、続く打席に入ったのは中日ドラ2の鵜飼航丞(商4)。巨人ドラ3である赤星とドラフト指名選手同士の戦いに。結果は鵜飼が2球目の低めの変化球を捉え、左方向に3試合連続、今季4本目となる本塁打を放った。勢いをつけた打線は続く3回表、浦口が四球、与倉良介(法3)が右前安打、失策と鵜飼の死球で満塁とすると、主将・新田旬希(商4)右前適時打を打ち、2人を本塁に返した。6回表には大森廉也(法2)が内野安打で出塁すると岩本皓多(経2)が二塁まで進ませる。続く近藤翔真(営3)と角田蓮(法1)の連続安打でさらに1点を追加。この回に点差を5まで広げると共に好投手・赤星をマウンドから引きずり下ろした
打線の援護がある中、福山は5回裏までノーヒットノーランを達成。日大打線を完全に封じ込めていた。
流れが変わったのは7回裏。5番打者から全て代打に変更した日大打線は5番打者に安打を打たれ、7番打者に四球を与えると、8番打者の時に暴投、適時打を浴び1失点。9番打者に適時2点二塁打を浴びさらに2失点。さらに満塁の危機まで追い詰められるが後続打者を左飛に抑えて交代。
福山はこの回で降板し、8回裏には東田健臣(商1)、9回裏途中からはエーアンリン(現1)が登板。9回裏に本塁打寸前の中飛を浴びることもあったが、最後はエーアンが内野ゴロに切り取り試合終了。後半に追いつかれかけたものの、逃げ切り優勝へ向けて貴重な白星を確保。翌日に行われた国学大対亜大の結果により、駒大は亜大と同率の2位に浮上した。
◆大倉孝一監督
――好投手赤星投手を見事に打ち崩しましたが、今日の場面はどの点が1番よかったか。
「まずは鵜飼の最初の一発で、緊張というか、勢いが一気についたというところはある。また、彼(赤星投手)の動くボールというのは(事前に)ミーティング済みだったので一生懸命食らいついていけてたと思う」
――相手の反撃も受けたが、リリーフの若い2人(東田投手、エーアン投手)が頑張ったという印象があるがどうか。
「監督の胸の内はドキドキだった(笑)。試すチャンスはここだと準備をしていたので、抑えきるか打たれるかは別として、使い方自体は準備をしていた。最後まで(福山を)行かそうかと思ったが、足(の状態)のこともあるので」
――今までの鵜飼選手だと、(ホームランを打った)外のコースは結構、空振りや打ち損じが多かった気がするが、一発で仕留められたというのは、どういう成長だと思うか。
「どういう成長というよりは、ボールの呼び込み方、間さえ取れてくればボールが見えてくる、アジャストする確率が上がってくるということなので、そういう形が段々と整ってきたということ」
――これで5勝4敗。優勝争いのためにはもう一つ勝っておけば、という思いはあるか。
「それはしょうがない。今まで全部勝ちに行って一生懸命に戦った結果、逆転されたり、逆転したりとあったので。それを、逆転されないように逆転できるようにということを毎回毎回続けているだけなので。個々の一つ一つのプレーには反省するが、あそこで勝っておけばというのはない」
◆鵜飼航丞(商4)
――見事な一発だった。あの打席に入った時の気持ちは。
「変化球張りで、一発で仕留めようと(思って打席に)入った。
――打った球種とコースは。
「(球種は)スライダーかカット(ボール)で、(コース)は外のボール」
――(打った球は)少し低かったか。
「低かったが、(変化球を)張っていたので上手く反応できた」
――相手(赤星投手)は巨人のドラフト3位だったが、意識はあったか。
「いいピッチャーということは頭の中にあった。一球で仕留めようと思っていた」
――手応えはどうだったか。
「一球で仕留めることができたので、よかったかなと思う」
――(全体的に)インコースをかなり責められていたと思うが、その辺の意識などは。
「インコースは反応で打とうと構えていて、基本は外の甘い球を仕留めるという考えでいた」
――まさにホームランの打席は、最初インコースの配球だったが、次は(ホームランを打った球は)上手く狙い通りに仕留められたなということか。
「(最初に)内にきた分、次は外にくる可能性が高いだろうなと思って(仕留められた)」
――(ホームランの打球の)弾道は低かったように見えたが、感触はどうだったか。
「(バットの)芯を食ったので、逆だったが、逆だった分(スタンドに)入るか分からなかったが入って良かった」
――前回はインコースの球を上手く打ったのに加えて、今回は外の球をホームランにしたが、打てるゾーンが広がったということに関してどう思っているか。
「打席の中で余裕が生まれてきた。外はもともと得意だったので、インコースの球が打てるようになった分、外が張りやすくなった」
――打席の中で余裕ができるというのは、間を取れる ようになったということか。
「それが1番 (ある)」
――ドラフト後に(日大の)赤星投手とやりとりはあったか。
「特にない」
――赤星投手から打ちたいと、気持ちが入るというところもあったか。
「多少は(あった)。負けたくないという気持ちがあった」
――半袖は寒くないのか。
「なんとか(大丈夫)」
――いつも半袖なのか。
「まだ秋なので大丈夫かなと(笑)」
◆福山優希(社3)
――打球が当たった場所はどこか。
「すねに当たった」
――すねに当たったとなると、後遺症などは大丈夫か。
「大丈夫」
――打撲という感じか。
「そう」
――その後のピッチングに影響はあったか。
「ない」
次戦、1部リーグ対日大第2回戦は10月25日(月)9:30~明治神宮球場で行われる予定です。
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■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分
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