• この日二塁打と安打を放った浦口=明治神宮球場で(近藤 龍撮影)

  • 単独本塁打を打ち、チームに迎えられる岩本

  • リーグ戦初登板となるエーアン

  • チーム内打率トップを誇る大森

岩本の今季初号弾が飛び出すも、亜大・松本に抑えられ3連勝ならず

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対亜大1回戦(2021年09月21日 18時37分)

東都大学野球秋季1部リーグ対亜大1回戦が9月21日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大002 021000=5
駒 大000 001000=1

<打者成績>
        打安点
[4] 林(琢) 300
[7] 浦口 420
[9] 与倉 400
[D] 鵜飼 400
[5] 新田 410
[8] 大森 410
[3] 近藤 410
[2] 岩本 311
[6] 小園 200
H 保谷 100
6 坂本 000

〈投手成績〉
          打安点
●福山 42/3    2252
村越 2/3 421
谷藤 2/3     300
エーアン 2    720
松村  1    110

奇しくも2連勝をした大学同士での対決となった対亜大1回戦目。
1回表から浦口輝(営3)が右越え二塁打を放ってはいたが、両校共に点が入らない状態が続いていた。
状況が動いたのは3回表。マウンドにはここまでの2試合を完投し、この試合も先発していた福山優希(社3)。この回の先頭打者を四球で歩かせると、続く打者の送りバントを処理する際に捕手の岩本皓多(経2)から一塁手への送球が失策となってしまい無死二、三塁に。次の打者は犠飛を打たれ、さらに続く打者に左前適時打を浴びこの回2失点での先制を許す形になった。続く4回表は三者凡退に抑えたものの、5回表、先頭打者に中前二塁打を浴びると、犠打とゴロの処理間に走者が戻り、1点を失った。続く打者を四球で歩かせたところで選手交代となり、福山は今季初めて試合途中でマウンドを降りることになった。救援として登板したのは村越祐野(歴4)。しかし登板直後の打者に右中間越え三塁打を浴び、失点を喫した。6回表には中前安打と犠打、盗塁で三塁まで進ませたところで村越がマウンドを降り、谷藤大成(政3)が入ったが、一人目の打者で暴投をしてしまい、その間に本塁への帰還を許し、さらなる失点となってしまった。
反撃に出たい打線であったが、亜大の好投手・松本健吾に2回裏から4回連続三者凡退に打ち取られ、反撃できていなかった。そんな中6回裏に岩本が今季初となる右越え本塁打を放つことに成功。その後はリーグ戦初登板のエーアンリン(現1)、同じく1年生の松村青(商1)が無失点で抑えて希望を繋いだ。打線も松本から代わった青山を捉え始めたが、得点に繋がらず、追加点を得ることなく試合終了。開幕から3連勝を飾ることはできなかった。

◆大倉 孝一監督
ーー福山投手の状態は監督的にどうでしたか。
「福山の状態は普通です。相手のバッターがどうしてきたとかは想定内で、敗因はミスが出たことです。あのように攻めてくるのも分かっていたことなので」

ーー松本投手を中々攻略出来なかった点については。
「良かったし、そんなに簡単に打つとか得点をガンガン取るというのは最初から難しいことなので、なんとかもう少し粘りたかった。5点取られてから追っかけるという形が全ての敗因。あれが、1点の攻防をやっていれば、松本投手も落ち着いて投げられなかっただろうし、そこに持っていきたかったけども、全て前半のミス」

ーー福山投手以外をマウンドで使ってみて、手応えを感じた投手もいましたか。
「1年生については初めての登板だったりするので手応えというよりかは、取り敢えずは一生懸命頑張れというところ。村越と谷藤も初登板だったのですが、もう少しキッチリとした投球をして貰いたかったですけど、これも次に向けての材料にしていきたい」

ーー監督から見て岩本選手の良い点は。
「良い点は地肩が強かったり、すごい力があったりする所です。だから、キャッチャーとしての条件をこれからどんどん満たさないと、ただの肩が良い選手で終わってしまって良いキャッチャーとは言ってもらえないので、それを今、岩本は経験中ということです」

ーー登板デビューしたエーアン選手について良かった点は。
「まずはストライクゾーンに投げられるということです。いくら150球と投げられてもコントロールが悪かったら神宮では勝負させて貰えませんから、そこの部分をクリアしているから試す機会がこれから増えるピッチャーだと思います」

◆岩本 皓多(経2)
ーーホームランについてはどうですか。
「変化球が来るのが分かっていたので、前に出さないようにボールを良く見て振りました」

ーーホームランは何本目になるのか。
「3本目です」

ーー盗塁を阻止しましたが、肩には自信があるのか。
「ステップをちゃんとすれば良い球が行くので、そこの練習はしてきたので良かったです」

ーーバント処理は慌てたのか。
「自分のミスです。ノーアウトで、福山さんも粘りのピッチングをしていただけにあの場面でああいったミスがでると、相手の得点に繋がるので課題です」

ーー岩本選手のリードに福山投手があまり首を振らないのは、信頼してもらっているということか。
「試合までに二人でビデオを見て相手のしてくることは入っているので、そのパターンにはめて投球をやっていくだけです」

ーー福山投手のボールを受けてきて、福山投手が成長した点は。
「7割、8割とコースを外さずにインコース、外としっかり投げ分ける、コントロールがすごく良くなったと思います」

次戦、1部リーグ対亜大第2回戦は9月23日(木)08:30~明治神宮球場で行われる予定です。

*Twitterで試合の速報、Instagramで試合の様子をお届けする予定です。併せてご利用ください。
(Twitter:@koma_baseball)(Instagram:@komaspo_offcial)

■神宮球場へのアクセス
 JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
 地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
 大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分 

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