• 先制のホームを踏んだ浦口=明治神宮球場で(篠原 由之撮影)

  • 完封勝利を収めた福山

  • この日2人目の生還者となった与倉

  • この日4打席3安打を放った大森

福山116球完封&初回からの2得点で中大相手に2連勝!

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対中大2回戦(2021年09月16日 23時20分)

東都大学野球秋季1部リーグ対中大2回戦が9月16日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大200 000010=3
中 大000 000000=0

<打者成績>
        打安点
[4] 林(琢) 400
[7] 浦口 410
[9] 与倉 311
[D] 鵜飼 200
[5] 新田 411
[8] 大森 431
[3] 近藤 200
H 保谷 100
3佐々木(魁)000
[2] 岩本 400
[6] 小園 410

〈投手成績〉
          打安点
○福山 9    3030

中2日を開けて行われた対中大2戦目は先攻で迎えた。
1回表、2番浦口輝(営3)が初球を左中間に運び自慢の俊足を活かし三塁打とすると、続く与倉良介(法3)が右前適時二塁打を放ち、先制に成功する。
次の4番鵜飼航丞(商4)は四球で出塁すると、続く主将・新田旬希(商4)の左前適時打で与倉が本塁に生還。中大のエース皆川を1回途中でマウンドから引きずり下ろす。その後は大森廉也(法2)が中前安打を放ち、満塁とするも、後続が打ち取られ、さらなる追加点にはならなかった。
2点の援護をもってマウンドに立ったのは、第1回戦で完投勝利を収めているエースの福山優希(社3)。抜群のコントロールでテンポよく中大打線を封じ込め、3回裏まで相手に三塁ベースを踏ませなかった。
ピンチを迎えたのは4回裏。右前安打を浴びると、犠打やゴロで三塁への進塁を許すも、続く打者を中飛に打ち取り、ピンチを脱した。
試合中盤は、駒大・福山、中大・石田裕太郎と互いの好投手に両チームの打線が抑えられ、得点に繋がらなかった。
状況が動いたのは8回表。浦口が死球で出塁すると、盗塁とゴロで再び三塁に到達する。このチャンスにここまでで、3打席、2安打と好調だった大森が右前適時二塁打を放ち、ダメ押しの1点を追加した。
9回裏は四球を与えたものの、後続を打ち取り試合終了。
福山は完封勝利を達成し、駒大は春季2位の中大から2連勝を収めた。

◆大倉 孝一監督
ーーなかなかとれなかった点が取れ、開幕戦に続いて快勝という内容だったが
「快勝とはいかなかったが、福山がゲームを作ってくれ、最小得点で逃げ切ることができた」
ーー最初のチャンスでの与倉選手の先制打が大きかったか
「当然そう思う。そこで点を取り損ねると反対の試合展開もあり得る。最初の与倉の打ったのが大きかった」
ーー福山選手の春からの成長は
「春の時点では無駄や神経質な部分があり、それを本人とよく話し合っていた。自分の配球、相手を打ち取るボールの見つけ方ができるようになったことで、安定したピッチングをすることができている」
ーー試合の感想と意気込み
「今季リーグは2戦ずつなので1戦1戦必勝でやっている。2連勝できたのは大きかったと思う。また一つとれるようにやっていく」
◆与倉良介(法3)
ーー最初の打席はどんな思いだったか
「チーム全体で先制点を取ろうと意識してきた。チャンスで打席が回ってきたので、自分が決めなければという気持ちでいた」
ーー皆川選手への準備による一打だったのか
「自分の中で狙い球をしっかりと考えており、実際の打席で同じような球がきた。しっかりと準備してきて良かった」
ーー試合の感想と意気込み
「この2試合チームがいい雰囲気でプレーできていると思う。いままでお世話になった4年生に恩返しできるように頑張りたい。」
◆福山優希(社3)。
ーー春にもまして安定感があるようにみえたがピッチングはどうだったか
「(今回の試合で)出さなくても良いフォアボールや神経質になりすぎてしまうという課題が出た。次の試合までに課題をクリアしていけば良いと思う」
ーー2試合連続の完投だが、どのような身体の準備をしているのか
「変わらず準備を続けている。まず疲労を抜いている」
ーー間の2日間はノースロー調整か
「昨日、ブルペンの立ち投げで20球投げた」
ーー試合の中で疲れを感じることは
「昔からそんなにない」
ーー春もスタミナを保ち続けていたが、何がそれにつながっているのか
「正直、分からない」
ーー完封できた要因を自分なりに分析すると良い点はどこか
「打撃陣が打ってくれたことで、1戦目に続いて落ち着いて攻めることができた」
ーー投げた球種は
「ストレート、カット、スライダー、シュート、チェンジアップ、カーブ」
ーー球数の少なさの要因は
「少なくしようと意識はしていない。攻め方的には自分の中にパターンがある。状況とバッターを見ながらそれが徐々に変わっている」
ーー同じ相手に2回投げることが続いているが、相手が慣れていく中で工夫をしていることは
「相手が対策をしているとは思うが、こちらは大きく変えることはできない。自分の攻め方とその試合の状況によって変えていっている」
ーー総投球数は
「(春期リーグで)1140球」
ーーフォームで真似をしている選手はいるか
「特にいない」
ーー今シーズンは味方が点を取ってくれているが、完封など点差は意識しているか
「1点取られて負ける試合や5点取られて勝つ試合もある。試合展開によるが、少ない点数で抑えることを意識している」
ーーこのリーグの意気込みは
「4年生の最後の大会なので自分のできることを一生懸命頑張る」
ーー試合の感想と意気込み
「今日は勝ったが、また相手が変わるので気持ちを入れ替えて1戦1戦勝てるように頑張る」

次戦、1部リーグ対亜大第1回戦は9月21日(火)08:30~明治神宮球場で行われる予定です。

*Twitterで試合の速報、Instagramで試合の様子をお届けする予定です。併せてご利用ください。
(Twitter:@koma_baseball)(Instagram:@komaspo_offcial)

■神宮球場へのアクセス
 JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
 地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
 大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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