• オンライン形式でインタビューを受ける鵜飼

  • 春季リーグ戦では持ち前のパワーで3本の本塁打を放った=明治神宮球場で(篠原由之撮影)

7年ぶりの戦国東都制覇へ ~東都大学野球秋季リーグ開幕直前インタビュー 鵜飼航丞~

[硬式野球部](2021年09月12日 01時29分)

秋の大学野球全国大会である明治神宮野球大会への出場切符をかけた、令和3年度東都大学野球秋季1部リーグ戦が9月13日に開幕する。開幕を前に、7年ぶりの戦国東都制覇を目指す硬式野球部の注目選手にインタビューを行った。
今回は、戦国東都屈指の長距離砲、鵜飼航丞(商4)外野手のインタビューを掲載する。

――4番の強打者ということでバッテリーのマークも厳しくなっていたと思う。春はバッテリーからどんな攻め方をされたのか
「インコースは使われていたが、思ったよりも外の勝負が多く、カーブが多く使われる攻め方をされた」
――対策をされた上での対応力という点で意識したことはあるか
「アウトカウントやランナーの有無など場面によって意識する点を変えて臨んでいた」
――春のリーグの後、授業を優先しながら自主練習をしたと思うが、どんなメニューをどんな目的意識を持って取り組んだか
「甘い球を一球で仕留めるために、ミスショットを減らすことを常に意識してバッティング練習に取り組んでいた。また、インコースへの対応も行っていた」
――夏場は体重が減ってしまう選手もいる中で、100kgという体重はキープしてるのか
「今は98、99kgくらい。リーグ戦を通して3kgくらい体重が落ちたが、夏の前くらいに100kg越えるくらいになって、夏場は少し減ったが、今は98kg前後で一番動きやすい状態」
――体重を増やすために、食事などで特別に気をつけていることは
「食事はみんなと同じものを食べているが、様々な種類のプロテインや練習中の捕食などは常に摂る様に心がけている」
――体格が大きいにも関わらず、走力が高い秘訣は
「秘訣というものは特にないが、中学時代は野球のクラブチームに入りつつ、学校の陸上部の短距離部門でずっと走っていた。小、中、高とずっと足は速く、足には自信があった。兄も足が速くて、中学校の頃は全国に出るほどであった」
――夏のオープン戦で重点的に取り組んだこと、意識したことはあるか
「特には無いが、春リーグと同様に甘い球は絶対に一発で捉えるということを試合の中で考えていた。また、誘いにきたボール球に手を出さないようにということを意識していた」
――夏のオープン戦でもリーグ戦と同様に4番レフトでの出場だったか
「そうですね。ずっと打順は4番で、ポジションはレフトとDHを交互くらいでやっていた」
――もともと内野手であったが、2年生から外野を守るきっかけとなったのは
「突然今日のスタメン外野だからと言われて、その時から」
――外野の守備で意識していることは
「打球に対して良い入り方ができれば、送球も良くなると思っているのでそれを大事にしている」
――オープン戦での本塁打数というのは
「2本くらい」
――打点を挙げることが4番の重要な役割という持論があると思う。オープン戦、思うように打点を挙げることはできたか
「打点はチーム内で一番だった。打率も4割を超えていたので、そこは良かった点だと考えている」
――オープン戦では六大学や社会人、プロ野球などレベルの高いピッチャーとも対戦をしたと思う。レベルの高いピッチャーとオープン戦を行って何か得たもの、収穫はあったか
「球が速くて強いので、その真っすぐを打ちいく中で、変化球への対応をしっかりしないと上のレベルではやっていけないということを実感した」
――オープン戦で一番印象に残っている試合は
「巨人の3軍戦。結局、試合は0-0の引き分けで終わったが、センターにフェンス直撃を打ったので、あれが入っていれば勝っていたなということで力不足を感じた」
――巨人のピッチャーで印象に残っている人は
「中京大中京高校時代、中京大学との交流戦で対戦したことがある山本一輝さん。結果は、三振とデッドボールという感じで終わってしまった」
――駒大OBの前田研輝(21年卒、現・読売ジャイアンツ)さんとは何か会話をしたか
「打たんでくれ、クビになってしまうから(笑)と冗談交じりに言われた」
――オフの過ごし方やリフレッシュ方法、最近ハマっていることはあるか
「コロナ対策で外出ができないので、寝るか映画を見るかという感じ」
――オススメの映画は
「ハリーポッターとワイルドスピード」
――野球を続けて来ることのできたモチベーションとなったものは
「車が好きなんですけど、小さい頃からプロ野球選手になってスポーツカーに乗りたいという目標があった」
――どんなスポーツカーに乗りたいか
「日産のGTR。GTRに乗るためにずっと頑張っている」
――春と同じ背番号「7」を背負って秋も戦うが、この背番号は自分で希望したのか
「最初は8番の予定だったが、ユニフォームの大きさが無くて、とりあえず7番を着ていたが、若林楽人(21年卒、現・埼玉西武ライオンズ)さんも着ていたこともあって7番が一番好きな番号だったので、このままでいいかと聞かれて、はい。と答えてという感じ」
――若林楽人さんとは頻繁に連絡は取りあっているのか
「そうですね。自分は大学2年生の頃に若林さんの部屋子だったので、一年間ずっと一緒に過ごして仲が良かったので、いまでも割とLINEをしている」
――若林さんのリハビリは順調にいっている様子か
「野球したいとは言ってますね。大変だと思うが、口に出さない人なので、でも大丈夫だと思う」
――若林さんから励ましのメッセージはもらったか
「若林さんからバッティングマシーンをチームに寄贈していただいたタイミングでLINEをして、『頑張れ』『頑張ります』といったやり取りをした」
――秋から1部で共に戦う日大のイメージは
「赤星くんをはじめピッチャーがいい。」
――右打ち大型外野手の中でも自分が一番であると自負するポイントは
「勝負強さ。パワーも負けないと思うが」
――勝負強いバッターとは
「打ってほしいときに必ず打てるバッター」

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