• 土信田がPKを決め、土壇場で勝ち点1を獲得(提供:駒澤大学体育会サッカー部撮影)

  • 1年生の欠畑はリーグ初出場でフル出場を果たした

前半に退場者を出すも土壇場PKでドローに持ち込む。3、4位直接対決は流経大と痛み分け

[サッカー部](2021年08月17日 20時27分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第14節・流経大戦が8月15日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大2-2流経大

【得点者】
11分:[駒]荒木 駿太
63分:[流]家泉 怜依(安居 海渡)
78分:[流]菊地 泰智
90+3分:[駒]土信田 悠生

【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]

DF
32 飯田 晃明[1年=丸岡高]
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y](→13分 32 鷹啄 トラビス[2年=市立船橋高])

MF
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高]
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高]
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高](→66分 18 上野 正騎[2年=熊本Y])
26 欠畑 魁星[1年=盛岡商高](→80分 10 土信田 悠生[4年=高川学園高])

FW
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高](→72分 15 米谷 拓海[4年=駒大高])

【SUB】
GK 22 石綿 樹[4年=相洋高]
DF 4 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高]
MF 11 中村 一貴[4年=駒大高]
MF 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高]
MF 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高]



総理大臣杯前、最後のリーグ戦となった今節は、前期0-5と大敗を喫した流経大と対戦。

試合は立ち上がりの11分にPA内でボールを受けた荒木駿太が個人技で1人をかわして得点。幸先の良い滑り出しを見せた。しかし、その直後のコーナーキックのチャンスで、相澤佑哉が空中で相手選手と接触し、そのまま負傷交代となるアクシデントが起きてしまう。鷹啄トラビスが交代で入るが、34分に決定的な得点の機会の阻止で一発退場。駒大は10人で戦うことを余儀なくされ、窮地に追い込まれる。

後半は1人少ない駒大が攻め込まれる時間帯が増え、18分、33分に失点を喫し流経大に逆転される。その後も流経大の時間が続き、反撃の糸口を掴めないでいると、後半アディショナルタイム。このまま1-2で終わるかと思われたが、土信田悠生が相手のハンドで獲得したPKを落ち着いて沈めて同点に。試合はそのまま終了し、2-2でなんとか勝ち点1をもぎ取った。



◆ 深井正樹コーチ
ーー今日はどんなプランで臨んだか
「いつもやっていることだが、守備だったり攻撃だったりのところは、流経さんの部分を考えながらながら、これからの自分達の先に向って行く為にもいろんな部分でレベルアップしていかなくてはいけないのでそういうところはしっかり準備してきた」
ーーメンバーを変えたきた中でもツートップは残した狙いは
「1-0で勝っていたので、ツートップ残すというよりは荒木をちょっと抑え気味に、彼は動けるので前にも行ってボランチのあたりにも戻ってこられるのでなるべくその部分を活かしながらやれればもしかしたら勝機があったかなぁと思ったが、もったいない試合だった」
ーー追いついたあとも、もう1点取りにいくぞという声がけがあったが
「引き分けでもいいという試合はリーグ戦でもないと思うので常に勝ちを目指していく。3点取って勝っていようが4点目を取りに行くというのがうちのスタイルだと思うので、プロではないので…まぁ勝点1を取ると言うことは大事なことだが一つひとつ成長していく過程の中での試合だったのでもう1点取って勝点3を狙いに行くというそこは凄く大事なことだと思うので、そういう声がけをした」
ーー今日、評価出来る点はどんなところか
「今週一週間ずっと言い続けたのが人の心を動かせるようなそんな試合をしようという話をしてきたので、今日の試合は引き分けだったがあの時間に10人になった中で追いついたり、学生達は必死に勝つ為に最後まで戦ってくれたのできっと人の心を動かせたのではないかと思うし、こういう戦いをずっとしていければ優勝争いに関わっていけると思うのでそこは勝ちにできるような10人だろうがなんだろうが勝ちにできるようなもう一歩、もう一踏ん張りできるようなところまで行ってもらいたいと思う」
ーー試合前に駒大の選手がグランド整備を手伝ってくれたそうだが
「来た時に流経の1年生が必死にタオルでグランドの水を取っていたので、別に選手に手伝わせるつもりは無かったが僕と水摩コーチで手伝っていたら出る選手達も自分達もという感じでやってくれたので、学生スポーツの素晴らしいところだと思うしそういう所を忘れずにやってもらいたいと思う」
ーー先ほど鷹啄トラビス選手と話しをしていたが
自分の思いがこみ上げて泣いていたのだと思うが選択したのも僕の責任だし退場になったのはレフェリーが判断することなので受け止めるしかないしお前が泣く必要はないし今日は仲間が引分けにしてくれたのだから次頑張れるようにやろうという話をした」
ーー次から始まる大臣杯に向けては
「また違う大会になるがこのコロナ禍のサッカーの活動をすること自体が世の中の風潮がおかしいんじゃないかと言われる中でこうやってサッカーが出来る喜びを噛みしめながら今日も流経の中野さんに頑張ってきてと言われた。僕たちは勝って関東の代表になったわけなので負けた関東のチームの分までしっかりいい戦いをして日本一になれるように一つひとつ頑張っていきたい。」


◆猪俣主真(歴4)
ーーどんなことを意識して試合に臨んだか
「チームとしてはアミノバイタルでは勝てた相手だったが、前期大敗しているのでその借りを返すために戦うことと、大臣杯にいい流れで入るために勝つことを意識していた」
ーー試合を振り返って
「先制することができ良かったが、1人不利な状況になり、後半の途中から粘ることや際の部分での甘さが出てしまい2失点を許してしまった。最後まで諦めなかったことで1点取り、追いつけたのは良かったと思うが、リーグ優勝を目標にしているので勝ち切りたかった」
ーー久々の公式戦で自身のパフォーマンスはどうだったか
「久しぶりの公式戦で、試合の速さや相手の動き出しに対応するのが大変だった。予測や動き出しの部分で遅れがあったり、ラインコントロール、ゴール前での守備に課題があったと思うので改善したい」
ーー途中、数的不利になってから意識したこと
とにかく全体をコンパクトにすることを意識していた。攻撃ではボールを奪った後周りの選手が繋がり早く攻めることを意識した。守備に時間がかかることが多かったが、もう少し待つだけではなく積極的な守備をできるようにしたい」
ーー大臣杯に向けて
「まずは大会が行われることに感謝しながらチームの全力を出し優勝を目指して戦いたいと思う。またトーナメントで負けたら終わりなので結果にこだわりたい」


◆ 荒木駿太(市4)
ーー試合を振り返ってみて
「逆転されたけど、追いつけたのは良かったと思う。でも勝ちきれるようなチームにならないといけないと思った」
ーー自身のゴールを振り返ってみて
「最初クロスをあげようと思ったが、絶対ブロックにくるなっと思ったので落ち着いてディフェンスをかわして決めれたので良かった。みんなで取れた1点だった」
ーー退場者が出てから意識したことは
「10人になることもたまにはあると思うので、こういう時こそチーム一人ひとりが走力でカバーしていこうということ」
ーー大臣杯に向けての意気込み
「初戦がすごく大事だと思う。駒澤のサッカーすれば絶対勝てると思うので、1試合1試合全力で勝ちにこだわって後悔のない試合にしていきたいと思う。日本一に必ずなります」


◆欠畑魅星(地1)
ーー今日の試合を振り返って) 
「自分の技術がまだまだでチームに違いを見せられなかったと思う。自チームではやれていても対戦相手にどれだけやれるかが見られると思うので、どんな状況であってもパスやシュートでリズムを作っていかなければ上にはいけないと強く感じた」
ーーリーグ戦に初めて出場して
「楽しもうという気持ちで試合に入ったが、自分の思うプレーが出来ず少し余裕がなくなっしまった。せっかくチャンスをもらったのに自分らしさが無かったと思うので、練習からもっと意識高く取り組みたいと思う」
ーーアミノバイタルカップで1年生が多く活躍し、後期もメンバー入りを果たしているがどう感じているか
「前期のリーグ戦には全く絡めていなかった中で、こうして後期のリーグ戦に出られたことは少しずつですが成長はしてると思う。他の1年生が試合に出て自分が出られなくても自分の中で焦りはないので、自分と向き合って成長していきたいと思う」
ーー大臣杯に向けて
「今回の試合で自分としてはあまり良くなかったので、また下からのスタートになると思うが、いつチャンスが来てもいいようにしっかり準備してチャンスをものにできるように頑張りたいと思う」


関東リーグは9月11日まで一時中断。8月23日(月)から2021年度 第45回総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメントが開催される。
駒大の初戦は8月23日(月)、17:30から新潟医療福祉大と対戦する(会場非公開)。

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