• 猪俣の代わりに腕章を巻いた副将の江﨑(駒澤大学体育会サッカー部撮影)

  • 宮崎はこの日2ゴールの大活躍(駒澤大学体育会サッカー部撮影)

前回王者・流経大に3-0勝利‼︎3大会連続18回目の大臣杯出場決める

[サッカー部](2021年07月20日 20時36分)

「アミノバイタル®︎」カップ2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会 順位決定戦・流経大戦が7月18日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大3-0流経大

【得点者】
19分:[駒]宮崎 鴻(荒木 駿太)
54分:[駒]宮崎 鴻(荒木 駿太)
90+1分:[駒]土信田 悠生(上野 正騎)

【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]

DF
24 野村 天真[2年=C大阪U-18]
3 會澤 海斗[4年=水戸商業高](→77分 25 飯田 晃明[1年=丸岡高])
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
30 阿部 耀仁[1年=専大北上高](→64分 13 辻 稔貴[3年=静岡学園高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高](→90+2分 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高])
29 欠畑 魁星[1年=盛岡商高](→60分 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高])
18 上野 正騎[2年=熊本Y]

FW
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]
9宮崎 鴻[4年=前橋育英高](→75分 10 土信田 悠生[4年=高川学園高])

【SUB】
GK 22 石綿 樹[4年=相洋高]
DF 19 松本 ケンチザンガ[2年=浦和東高]
DF 33 藤田 和也[1年=長崎総化大附高]
MF 14 島崎 翔輝[4年=国際学院高]



前戦、法大戦でPK戦の末敗戦した駒大。しかし、この順位決定戦、流経大戦で勝利すれば、総理大臣杯への出場権を掴むことができる。

試合は、いつも以上に気合の入った立ち上がりを見せる。すると19分に左のコーナーキックからチャンスが生まれる。荒木駿太が右脚で放った内巻きのボールを宮崎鴻が頭で合わせて得点。幸先よく先制に成功する。その後も攻撃の手を緩めず、追加点を奪いに行く。荒木が豊富な運動量でセカンドボールを回収し、上野正騎と阿部耀仁の突破からゴールへ迫っていく。

後半9分に再びコーナーキックからチャンスを迎える。今度は右サイドのコーナーキックから、荒木が蹴ったボールを宮崎がヘディングで合わせ、先制点と同じ形で得点。宮崎はこの日2ゴール目、荒木は今大会4試合で5アシスト目と好調を維持する2人が大きな追加点を奪った。更に後半アディショナルタイムには、左サイドで荒木のスルーパスを受けた上野のセンタリングから、フリーで走り込んできた土信田悠生がヘディングで叩き込んで3点目。前期リーグ戦で0-5の大敗を喫した流経大に3-0で勝利を収め、関東代表最後の枠に滑り込む形で総理大臣杯への出場権を獲得した。



◆深井正樹コーチ
ーー試合を振り返って
「中1日でだいぶ疲弊している状態で、相手もそうだと思うがうちはメンバーをほぼ入れ替えて軸の所だけ変えないでやったので、その分相手より走れたのかなと思う」
ーー宮崎鴻選手がスタメンで2ゴールだったが
「今日90分いくぞって言っていた。彼に90分やってもらうというプランで考えていたのでその部分ではまだまだ満足できない。それでも少しずつ良くなって、この連戦中も結構使っていたのでその中ではよくやったと思う」
ーー交代の交代はバテてしまったからか
「そうなる。動けなくなったのでしょうがないと言う感じで交代した」
ーー土信田選手は途中から使うプランだったか
「状況に応じて僕の中では使いたくないなぁという感じだったが、宮崎鴻があんな状態だったので使うことにしたし、もう1点取りに行くなら宮崎鴻と並べたいというプランもあった。でも途中から土信田も良くやったと思う」
ーーそんな中での土信田選手の1ゴールだったが
「その前の上野もボールも良かったし、しっかり冷静に決められたしあと1つ2つチャンスもあったのでその辺を決められれば…土信田はここリーグ戦もあまり調子が良くなかったのでゴールという形でなんとか吹っ切れてくれればいいなと思っていてそれがやっと出たのでこれから調子を上げてくれたらいいなと思う」
ーーご自身が考える指導者としての在り方は
「指導者である前に教育者であるのでしっかり教育も兼ねてその辺も忘れずに、指導者という立場では彼等の可能性だったり目標にたどり着くためへのアドバイスだったりそういうことをしていければいいなと思う」
ーー全国大会へ向けての意気込み
「暑い中でともに戦った流経さんだとか、負けて出られない関東1部の大学が沢山あるのでその大学の分まで責任を持って全国でいい戦いができるように頑張っていきたい」


◆江﨑巧朗(経4)
ーーキャプテンマークを巻いてどんな気持ちで試合に臨んだか
「最終学年、そして副将というのを再認識させられる機会になった。いかに猪俣(主真)がいると心強いかわかったし、自分もそういう存在にならなければいけないという風にも思った」
ーー前期大敗した流大相手に意識したことは
「前回大敗したことによって少しも油断せず気を引き締めていこう、そして来れない監督や仲間のためにも絶対勝って次に繋げるぞっていう前向きな気持ちで試合に入った」
ーー今日の試合を振り返って
「上級生が少ない中で宮崎(鴻)や荒木(駿太)が献身的に走ったりプレーをしてくれたので、士気が上がって下級生もみんな慣れていないにも関わらず戦ってくれた。チーム全員で完全に走り勝てた、相手より勝ちたいという気持ちで勝ることができた試合となった」
ーー評価出来る点、課題となる点をあげるとしたら
「ディフェンスリーダーの猪俣が抜けた中で流経相手に無失点で抑えられたのはすごく評価できると思う。まだやられてもおかしくないシーンもあったし、攻撃もアバウトな場面も多く見られたので一つひとつ細かいことにこだわって精度を上げていきたい」
ーー全国大会へむけての意気込み
「自分たちの目標である日本一に1歩近づけたのでこれまで積み上げてきたものを全部この全国大会にぶつけて目標を達成できるように頑張る。また明日からきっちり隙を作らないで最高の準備をしていきたい」


◆宮崎鴻(G4)
ーー久々のスタメンで意識したこと
「今日は深井コーチからも4年生が試合を引っ張っていって欲しいと言われていた。とにかく試合に慣れていない下級生に声をかけることを意識して、自分達が下級生を引っ張っていくことを意識した」
ーー試合を振り返って
「まず先制点を取ることができたのが大きかった。その後も2点3点と常にゲームを先行できたことが良かったと思う」
ーー自身のパフォーマンスについては
「連戦ということもありコンディションはあまり良く無い状態だったが、ここで情けないプレーをしてしまったら前回の試合で負傷してしまい今回の試合に来られない主将の猪俣に顔向け出来ないなと、アイツのために戦っていたら自然と燃えてきて結果的に気持ちの入った良いプレーが出来た」
ーーゴールシーンを振り返って
「駿太のボールが本当に良くて、欲しいところに来たので当てるだった。2ゴールは久しぶりだったので最高だった」
ーー全国大会へ向けて
「僕達の代は最後の夏になる。後悔することなく笑って夏を終われるように全国大会へ向けてまた練習に取り組んでいきたい」


◆土信田悠生(英4)
ーー今日の試合、ベンチから見て感じたことは
「チームとして守備をする時間が多い中で、数少ないチャンスを決めきることが重要だと思っていた」
ーー途中出場で意識したことは
「2-0は危ない点差だと言われているので、ちゃんと守備で走る事と点を取ることだけを意識していた」
ーーゴールシーンを振り返って
「最初はニアに入ろうとしたが、ファーサイドが空いていたので逃げる動きで上手くマークを外せたと思う。上野のクロスが上手かったので当てるだけだった」
ーー全国大会へ向けて
「日本一を取るためにチーム一丸となって頑張りたい」



次戦は7月25日(日)、15:00より東洋大と対戦する。
なお、アミノバイタルカップは全試合インターネットでライブ配信(一部録画配信)される予定。

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