法大相手に2度のリードをものにできず敗戦...大臣杯への出場権獲得は順位決定戦へ持ち越しに
[サッカー部](2021年07月17日 21時08分)
「アミノバイタル®︎」カップ2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会 準々決勝・法大戦が7月16日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
【スコア】
駒大2-2法大
PK(1-4)
【得点者】
3分:[駒]島崎 翔輝(荒木 駿太)
13分:[法]中井 崇仁
104分:[駒]上野 正騎
107分:[法]若林 龍
【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF
32 鷹啄 トラビス[2年=市立船橋高](→58分 25 飯田 晃明[1年=丸岡高])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高](→76分 4 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高])
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]
MF
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高](→107分 16 土井 悠真[4年=広島皆実高])
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高](→94分 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]
FW
10 土信田 悠生[4年=高川学園高](→86分 18 上野 正騎[2年=熊本Y])
15 米谷 拓海[4年=駒大高](→63分 9宮崎 鴻[4年=前橋育英高])
【SUB】
GK 22 石綿 樹[4年=相洋高]
DF 19 松本 ケンチザンガ[2年=浦和東高]
DF 33 藤田 和也[1年=長崎総化大附高]
MF 29 欠畑 魁星[1年=盛岡商高]
アミノバイタルもいよいよ準々決勝。勝利で大臣杯への切符を手に入れることができる今大会の大一番に対するは法大。関東リーグ開幕戦、東京都トーナメント決勝、そして今大会と、今季公式戦で法大と対戦するのはこれが3回目になる。
立ち上がりすぐに試合が動く。3分にバイタルエリアで米谷拓海の落としを受けた荒木駿太が、右サイドの島崎翔輝へスルーパスを出す。すると、走り込んできた島崎はダイレクトで右脚を振り抜き、シュートは逆ポストへ当たってゴールへ。駒大が早々にリードする。しかし、そう上手くいかないのが法大戦の難しいところだ。12分にゴール前でクリアし損なったボールを詰められ失点。すぐさま試合を振り出しに戻される。
その後も五分五分の展開が続くがスコアは動かず。後半の途中にはキャプテンの猪俣主真が空中で交錯し、負傷交代。およそ7分近く試合が中断するアクシデントがあったものの、選手全員で円陣を組み、気合を入れ直して試合に臨んだ。しかし、後半のラストプレーでPKを献上してしまう。ここで終わりかと思われたが、GK深澤颯人が土壇場でPKストップ。90分で決着がつかず、試合の結果は2戦連続で延長戦へと委ねられることになった。
すると、延長後半4分に試合が動く。駒大の"ジョーカー"、上野正騎がスピードを活かして自陣から持ち上がり、そのままペナルティエリアまで持っていき自分でシュート。逆サイドネットに突き刺す素晴らしいシュートで勝ち越しに成功する。しかし、その3分後にゴール前の混戦から失点。リードを追いつかれ、試合はPK戦に。
PK戦では、駒大は2人目、3人目が失敗。法大は4人目まで全員が決め、1-4で敗戦。惜しくも最速で大臣杯への切符を掴むことは叶わなかった。
しかし、次戦の順位決定戦で流経大に勝利すれば滑り込みで関東代表の座を掴むことができる。
ここで終わらないのが駒大だ。
◆秋田浩一監督
ーー今日の試合について
「まぁ残念だったと。一生懸命やったと思う、最後まで」
ーースタメンについての意図は
「今一番走れる選手、どちらかと言えばディフェンシブになるのが多いかなぁと思ったので動けるやつから選んだという感じ」
ーー前半の動きはどうだったか
「それなりにはやったと思う。ちょっと足りないかなぁという感じもあったがそれなりにやれたと思う。相手の方が1枚上手だったんじゃないかなと」
ーー後半についてはどうだったか、ケガ人などのアクシデントもあったが
ーー特にキャプテンがケガをして(退場して)しまったので厳しかったんだと思う。
ーーその時、ベンチからは
「その分も頑張れと。まぁやれたと思う」
ーー延長でも取って追いつかれての展開になったが
「猪俣も居なかったわけだからそれも経験になったのではと思う。失点のシーンではうちの選手しかゴール前に居なかったので当たってちゃんと蹴り出せば大丈夫だったかと思うが、仕方無い、疲れもあったし。足も出せなかったということ」
ーーGK深澤選手については
「後半の最後に止めたPK、アレはスーパーだったのではないか。彼自身、PKが得意なのかどうかは分からないが」
ーー次の対戦相手は流通経済大学だが
「前期はこてんぱんにやられたので是非借りを返せるように頑張りたいと思う」
◆荒木駿太(市4)
ーー今日の試合を振り返って
「みんな頑張っていたし走れてたと思う。最後まで粘るとか集中するというところで欠けていたので同点に追いつかれたと思う。ゴールも決められているのでしっかり守備を最後まで集中してやっていきたい」
ーー評価できる点、課題となる点を挙げるとしたら
「評価できる点はゴールも決めれてみんな走りていた。課題となる点は最後まで粘るとか集中するということ」
ーー自身のパフォーマンスはどうだったか
「情けないし何もしてない。こんなプレーをしていたら仲間に申し訳ない。本当に責任を感じている」
ーー次戦に向けての意気込み
「今日負けてしまったけどまだ全国大会に行けるチャンスはあるのでしっかり勝って駒澤大学みんなで全国大会に行きたいと思う。絶対勝ちます」
◆深澤颯人(社3)
ーー今日の試合を振り返ってみて
「勝てば総理大臣杯出場が決定するという状況で、あと一歩のところで負けてしまって本当に悔しい」
ーー特に意識したこと
「この試合を通して、相手と1対1の場面は絶対に来ると思っていたのでそこで失点しないようにいい準備をすることを意識していた」
ーー評価できる点、課題となる点
「評価できる点は、相手の決定機を止めることができたところ。課題となる点は、あと数分耐えれば勝てる状況で粘れず失点してしまったので、最後の最後までの集中力というところが課題」
ーー自分自身のパーフォーマンスについて
「PK戦以外はそれなりに良かったのではないかと思う。しかしチームが勝てていないので、チームを勝たせられるキーパーにならないといけないと思う」
ーーアディショナルタイムでPKを取られ、そのPKを止めたプレーについて
「あの時は止めないと負けると思ったので、自分が決めた方向に思いっきり跳ぼうと決めていたので、結果的に止めることができてよかった」
ーー次戦に向けての意気込み
「次の対戦相手がリーグ戦で大敗した流通経済大学なので、そのリベンジと総理大臣杯の出場ができるようにチーム一丸となって頑張りたい」
次戦は7月18日(日)、14:30より流大と対戦する。
なお、アミノバイタルカップは全試合インターネットでライブ配信(一部録画配信)される予定。
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