• 3年振りの天皇杯は初戦で涙を呑む結果に=レモンガススタジアム平塚で(嵜田将礼撮影)

  • 前半ラストプレー、會澤のゴールで同点に

  • 猪俣は屈強な相手FWにも怯まなかった

同点弾を奪うも反撃実らず...J2相模原相手に健闘したものの、3年ぶり天皇杯は初戦敗退に終わる

[サッカー部](2021年05月23日 20時50分)

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 第1回戦・SC相模原戦が5月22日にレモンガススタジアム平塚で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大1-3相模原

【得点者】
5分:[相]和田 昌士
45+2分:[駒]會澤 海斗(島崎 翔輝)
53分:[相]ユーリ
90+4分:[相]中山 雄希

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
3 會澤 海斗[4年=水戸商業高] (→60分 32 飯田 晃明[1年=丸岡高])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y]
4 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高] (→60分 2 桧山 悠也[4年=市立船橋高])

MF
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高]
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高] (→74分 18 上野 正騎[2年=熊本Y])
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
15 米谷 拓海[4年=駒大高] (→74分 16 土井 悠真[4年=広島皆実高])
10 土信田 悠生[4年=高川学園高]

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]
DF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]



駒大にとって3年ぶりに挑む天皇杯。3年前に駒大で天皇杯を戦った安藤翼擁するSC相模原との一戦に、会場には600人を越す観客が集まった。

試合は、立ち上がりから土信田悠生と米谷拓海にロングボールを当て、駒大らしい戦い方を展開。連続でコーナーキックを獲得するなど、再三相模原ゴールに迫った。しかし、5分に自陣中央の混戦から左サイドへ抜け出され、エリア内からゴール左上にシュートを決められて失点。一本のピンチで失点を喫してしまう。しかし、後半アディショナルタイムに相手陣深い位置でスローインのチャンスを獲得。岩本蓮太がロングスローを放り込み、中央で土信田が頭で合わせると、會澤海斗がキーパーの目の前でコースを変えてネットを揺らし、前半のうちに試合を振り出しに戻す。

しかし、逆転を目指して臨んだ後半も立ち上がりに失点してしまう。53分に自陣右サイドからのセンタリングを押し込まれてスコアは1-2に。試合展開も、前半と比べ自陣で相模原にボールを持たれる時間帯が増え、なかなか得点のチャンスを見出せない。60分に桧山悠也を、74分に上野正騎を投入し、センタリングからゴールに迫るも相手GKのファインプレーで得点には繋がらず。逆に、アディショナルタイムに前のめりになっていた所にカウンターを食らって3失点目を喫し万事休す。3年ぶりの天皇杯は初戦で姿を消すことになった。

試合後、主将の猪俣主真は「今回の敗戦から1人1人が何をすべきなのかはっきりさせて、駒澤大学らしいサッカーができるようにしたい」と話した。

まだまだ全国制覇への挑戦は始まったばかり。関東リーグも4位と健闘しており、アミノバイタルカップ、総理大臣杯、そしてインカレと大きな大会がまだまだ残っている。この敗戦からいくらでも強くなっていけるはずだ。



◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「おごりがあった。学生らしくアグレッシブにやる中で自分たちのやるべきことを徹底できてなかったと思う」
ーープロを相手に通用した部分と足りないと感じた部分は
「通用したと感じた部分は対人の勝負、足りないと感じた部分はチームとして、瞬間瞬間でやるべきことが何か、何をすれば自分たちのリズムになるか、中で改善すること」
ーーチームとして今日の評価
「悪かったと思う。立ち上がりが重要と話していた中で前半も後半も立ち上がりに失点したそういうところが甘さだと思う。また、それぞれ自分が何をするのがチームのためになるのか考えてプレーすることができてなかったと思う」
ーー天皇杯を通じて得られたこと
「予選でこれくらいやれば戦えるってことが分かったが、今回はそれが慢心になってしまっていたと思う。自分たちの実力や、やり方を再確認しないと今回の敗戦が無駄になってしまうのでそういうところを今回は得られた」
ーー次のリーグ戦に向けて
「今回の敗戦から1人1人が何をすべきなのかはっきりさせて駒澤大学らしいサッカーができるようにしたい」

◆會澤海斗(営4)
ーー今日の試合を振り返って
「自分達のやるべきサッカーをする事が出来なかった。学生らしく、粘り強く、一生懸命に闘えなかった」
ーープロを相手に通用したなと思う部分と足りないと感じた部分は
「リスタートを早くして、ボールを早く動かし、相手を休ませないという点では通用していたと思う。自分よりも身体の大きい、強い相手に対して、どのように競り合うか。それを試合の中で修正出来なかったことが課題だと思う。自分の甘さが出た部分が1番足りなかったこと」
ーーチームとして今日の評価は
「90分通して駒大のサッカーを徹底できなかった。謙虚に、ひたむきにできなかった」
ーー得点シーンを振り返って
「1つ前のフリーキックの際にファーサイドでギリギリ触れなかったシーンがあり、次もまたそこにボールが来ると信じて走り込んだらボールが自分の所に来て、押し込んだ」
ーー天皇杯を通じて得られたものは
「プロの強さ、上手さ、ずるさを身に染みて感じた。貴重な経験ができたと思う」
ーー次のリーグ戦に向けてこの敗戦を通して、自分達はまだまだ足りないと思った。この試合を糧にして、リーグ戦に繋げられるようにしたいと思う」

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