• 同点弾を奪った後は真っ先にベンチへと駆け寄った(嵜田将礼撮影)

  • 宮崎はこの日2ゴールの大活躍

  • 相澤は後半に流れを引き寄せる貴重なゴールを奪った

宮崎鴻が大暴れ‼︎逆転勝利を引き寄せる2ゴールでリーグ2連勝

[サッカー部](2021年04月26日 20時13分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第3節・拓大戦が4月25日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大3-2拓大

【得点者】
35分:[拓]田中 幸大(山中 麗央)
39分:[拓]田中 幸大
55分:[駒]相澤 佑哉(荒木 駿太)
66分:[駒]宮崎 鴻(宮嵜 龍飛)
70分:[駒]宮崎 鴻(土信田 悠生)

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y] )
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高] (→HT 3 會澤 海斗[4年=水戸商業高])

MF
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→90分 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高])
13 江﨑 拓朗[4年=ルーテル学院高] (→HT 32 飯田 晃明[1年=丸岡高])
11 中村 一貴[4年=駒大高](→55分 9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高])
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高]

FW
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]
10 土信田 悠生[4年=高川学園高] (→85分 16 土井 悠真[4年=広島皆実高])

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 24 野村 天真[2年=C大阪U-18]
MF 13 辻 稔貴[3年=静岡学園高]
FW 33 上野 正騎[2年=熊本Y]



リーグ戦第3節。昇格組の拓大との一戦は、衝撃の展開となった。

試合は立ち上がりから駒大が押し込んでいく展開。ロングボールを土信田悠生に当て、荒木駿太がこぼれ球を拾ってサイドへ展開する流れで拓大ゴールへ迫っていく。しかし、あと一歩のところで得点は生まれず。逆にカウンターなど、少ないチャンスからジリジリと拓大に攻め込まれる回数が増える。すると、35分に自陣右サイドからニアサイドの選手へパスを入れられ、振り返り様にシュートを打たれて失点。39分にはDFとGKの連携ミスから失点し、立て続けに2点を先取される厳しい展開に。前半はこのまま終了し、2点のビハインドを背負って試合を折り返す。

後半は、HTに交代カードを2枚切り、さらにギアを上げて臨む。すると、立ち上がりの55分にコーナーキックのチャンスから、ゴール前でルーズになった浮き球を相澤佑哉が頭で押し込んで1点を返す。その直後、中村一貴に替えて宮崎鴻をピッチへ送り込み、荒木駿太を右サイドへポジションチェンジして宮崎土信田のツインタワーで逆転を狙いにいく。試合はここから宮崎鴻の独壇場に。66分に左サイドからの宮嵜龍飛のセンタリングを技ありヘッドで合わせて同点。さらにその4分後に、飯田晃光がゴール前に放り込んだボールを土信田がワントラップしてフリーの宮崎へ。宮崎は飛び出してきたGKを冷静に見極めてダイレクトでシュート。交代で入ってからわずか15分で2点を奪い、スコアをひっくり返した。

試合はこのまま終了し、2連勝を記録。リーグ5位に浮上している。



◆秋田浩一監督
ーー前半を振り返って
「出足が悪かったし、入り方が悪かった。ちょっと良くなかった」
ーー今季、現時点でよく勝てていると思うが(公式戦7戦で6勝1敗)
「4年生は真面目なやつらが多いし、それなりにはやっているからだと思うが、本当に上位に行くにはまだ足りない」
ーーどのような点が足りないと感じるか
「うちはそんなに上手い選手がいないので、ボールのタッチ数を少なくしてゴール前に行くことと、やっぱりもうちょっと動けないと厳しい。あとディフェンスで言うと粘りが淡白なので、すぐ失点してしまう。そこが粘り強くなれば。今日だって前半は0-0で行けたと思う。その辺がちょっと弱いと思う」

◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「前半にアクシデントも含めて2失点してしまったが、自分たちの方が良い形を作れていたし、点を取れていないだけだったので絶対に勝てると思っていた。やり続ければ後半に3、4点取って絶対に勝てるぞというのは言っていたので、最後まで全員諦めないで戦えていたので勝利に繋がって良かったと思う」
ーー前半と後半で変わった部分は
「途中から(宮崎)鴻も入ってきて、(土信田)悠生と鴻で2人ともヘディングが強いし、鴻だったら収めたりもできる選手なので。自分たちのやり方を徹底するということを前後半通して続けるということを意識していたので、相手がバテてきてこっちのペースになって3得点取れたので、そういうところが良かったと思う」
ーー今季、現時点でよく勝てていると思うが
「試合に勝てているのは良いことだと思うが、勝てている中でも課題が多い。そういう課題を改善していく中で、負けるのではなく勝てているというのは良い循環だと思うので、勝てている中でも課題があって、それを解決して次の課題を解決していく、という風に成長していけば自分たちの自信にも繋がると思うので、悪いこともあるが結果に繋がっている。順調に行っているという言い方は言い過ぎだが、ちょっとずつ良い方向に転がっていっている感じはする」
ーー次節に向け
「連戦となったら総力勝負に持ち込めると思うので、自分たちの良さを最大限出して次も勝って3戦目に良い形で繋げたい」

◆宮崎鴻(G4)
ーー今日の試合を振り返って
「3連戦の1試合目ということで、監督からもすごく大事な試合ということは言われていた。絶対に勝たなければいけない試合だと思っていたので、入りは悪かったが結果的に勝てて良かったと思う」
ーーゴールシーンを振り返って
「普段から練習でやっていることをそのまま出しただけなので、しっかりクロスに対して入っていくことと、サポートを速くというところ。それが出来たので良かったと思う」
ーー今季、宮崎選手、土信田選手の2トップが活躍しているが
「めちゃくちゃ自信になっている。駒大の武器だと思っているので、どんどんチャレンジしていきたい」
ーーゴール後に2人で抱き合っていたのが印象的だったが
「4年間同じタイプ(の選手同士)でやってきて、共感できる悩みや苦しみはあった。自分はライバルだと思っているし、お互いに高め合える存在だと思っている」
ーー途中出場と先発でやりやすさは
「後から入る方が難しくて、試合にうまく入らないとついていけない。今日はウォーミングアップでガンガン上げて、(先発の)選手と同じ感じで入っていった。どちらかというと、自分は先からの方がいい」


なお、次節は4月28日(水)、17:30より筑波大と対戦する(会場非公開)。

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