• 薬真寺は今季15点目を獲得(嵜田将礼撮影)

  • 同点弾を叩き込んだ島崎

3試合ぶり薬真寺弾で一度は逆転も...激しい打ち合いを制せず敗戦

[サッカー部](2020年12月24日 19時32分)

JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦 第20節延期試合・国士戦が12月22日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大2-3国士大

【得点者】
22分:[国]梶谷 政仁
35分:[駒]島崎 翔輝(會澤 海斗)
61分:[駒]薬真寺 孝弥(宮崎 鴻)
71分:[国]梶谷 政仁(高橋尚紀)
75分:[国]内田 瑞己

【メンバー】
GK
31 深澤 颯人[2年=武南高]

DF
2 桧山 悠也[3年=市立船橋高]
37 會澤 海斗[3年=水戸商業高](→67分 3 猪俣 主真[3年=三浦学苑高])
6 真下 瑞都[4年=矢板中央高] (→77分 25 篤 快青[1年=広島県瀬戸内高])
28 相澤 佑哉[2年=熊本Y]

MF
10 薬真寺 孝弥[4年=長崎総科大附高]
13 江﨑 拓朗[3年=ルーテル学院高]
32 中村 一貴[3年=駒大高]
27 島崎 翔輝[3年=国際学院高](→79分 14 米田 大介[4年=浦和東高])

FW
7 荒木 駿太[3年=長崎総科大附高] (→85分 30 三浦 岳文[4年=駒大高])
29 宮崎 鴻[3年=前橋育英高](→77分 30 森本 ヒマン[4年=矢板中央高])

【SUB】
GK 21 鈴木 悠太[4年=神戸弘陵学園高]
MF 8 中間 俊亘[4年=広島県瀬戸内高]
MF 12 安元 奨[4年=駒大高]
FW 19 村上 弘有[4年=市立船橋高]



連戦が続く駒大は、リーグ8位の国士大と対戦。

立ち上がりから自分たちのペースで戦う駒大だったが、22分にPKを献上し失点。しかし、35分にDF會澤 海斗が自陣から放ったフリーキックをMF島崎 翔輝がPA内でワントラップ。ふわりと浮いたボールを右脚で叩き込み、前半のうちに試合を振り出しに戻す。

勢いそのままに後半も流れに乗って攻め込む駒大。すると、61分に右サイドで相手のクリアボールを拾ったDF桧山 悠也がゴール前へ山なりのセンタリング。島崎がスルーしたボールをFW宮崎 鴻が相手を背負いながらダイレクトで落とし、MF薬真寺 孝弥がダイレクトでネットへと突き刺し逆転。薬真寺の今季15ゴール目となる逆転弾で、3試合ぶりの勝ち星を挙げると思われた。しかし71分、75分と立て続けに失点し、逆転される。その後、駒大は退場者を出すなど苦戦し、2-3で試合終了。

中2日で試合が続き、依然として厳しい状況が続く駒大。残りの2節も中2日で迎えるが、何としても勝利をあげたいところだ。



◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)残念だがしょうがない。疲れてたかなと思う。最後は走れなかった。(初出場の會澤選手について)頑張ったと思う。初めての試合だったので緊張していたと思うが、良くやったと思う。(會澤選手、真下選手の2センターバックはどうだったか)會澤は頑張っていたが、真下がちょっと物足りない感じはした。(短い期間で試合が続いているが選手の使い分けの部分は)厳しい。キャプテンの薬真寺がずっとフルでやっていてちょっと可哀想なぐらいなので、次は休ませないと可哀想かなと思っているが、なかなか代わりがいない。得点王もかかっているし。大丈夫かなという気もしているが、本人がやると言うので。これ以上やると一回休ませてあげないと壊れちゃうかなと思うこともあるが、どうするかわからない。取っ替え引っ替えやりたいが、なかなかそこまでやれる選手がいない。(米田大介選手は)良かったが、足首を怪我してしまって、コロナ(の活動停止)から戻ってきてまた怪我してしまった。前回はスタメンだったが、途中で(替えた)。シュートを打った時に足首を悪くしてしまったみたいなので。(森本ヒマン選手について)先週はもうちょっと良かったが、しょうがない。ちょっとあれも、2つ目(のカードの時)は競り合いしたんじゃないかと思うが、審判の判断なので言ってもしょうがないが、もうちょっとやれる場面が欲しかった。(森本は)身体的な能力が抜群に高い。(監督の中では宮崎選手がファーストチョイスだと思うが、どのようなポイントが評価されているのか)まず一番はボールが収まるというのと、楔(のパス)が入った時にちゃんと収まると言うのが一番。ただ、彼も後半15分〜20分過ぎると動けなくなってしまうので、そこが課題だと思う。それができるようになれば、もうちょっと点数も取れると思う。(次節に向け)なんとか一つ勝ちたいが、なかなかそうは言っても専修も下(降格)がかかっているので余計厳しい。誰を使うかにもよるが、中2日しかないので。考える余裕もないのかもしれないが、考えてやるしかない」

◆薬真寺 孝弥(市4)
「(今日の試合を振り返って)逆転した時は勝てると思ったが、そんなに甘くなかったなと言う感じ。(3試合ぶりの得点だったが、ゴールシーンを振り返って)こぼれてきたので、打ったら入ったという感じ。(チームの雰囲気は)雰囲気とかは悪くないが、少し自分たちの中で(中断期間があって)練習をやっていなかったからしょうがない、みたいな雰囲気も無くは無いと思うので、そういう甘さがこういう結果に繋がっていると思う。(今季ずっとフルタイムで出場されている点について、監督も心配されていたが)もうあと2試合で最後なので、自分は最後まで出るつもりだし、別に体力的にもまだ21とかなので全然走れるし、自分は最後まで出たいということは伝えたいと思う。(得点王の意識は)周りの人に結構言われるので、意識していないことはないが、もちろん関東で一番点を取っているということは誇りに思えると思うので最後まで目指していきたい。(次節に向け)あと2試合で僕たちは引退なので悔いのないように、そして後輩にも良いプレーを見せて、見本じゃないがそうやってみんなの次のステップアップに僕の何かが還元されれば良いなと思う」

◆島崎 翔輝(商3)
「(今日の試合を振り返って)前半失点するまでは自分たちのペースでやれていたが、失点して自分たちのリズムを崩してしまった。それでも(前半)1点返せたので、そこからまた後半やろうという話をハーフタイムにされた。あとは後半やっぱり、自分たちが先に点を取って勝っている時間に連続で失点してしまったというのは、前期から後期まで多かった印象がある。(前半のうちに追い付けたことで試合運びが有利になったと思うが、自身の得点に対しての意識は)得点を取りたいというのはずっと思っているが、チームが勝つためにどういうプレーができるのかというのをこだわってやっている。今日は監督に少し怒られてしまったが、また次の試合から得点にこだわりながらチームが勝てるように頑張っていきたいと思う。(監督に何と言われたのか)自分はドリブラーではないので、一回キーパーから貰ったときにドリブルで持っていってしまって取られたシーンがあった。そういう一つひとつのことでも、その一回がミスに繋がってしまうのは課題だし、怒られるのは自分のプレーの甘さかなと思う。(薬真寺選手のゴールシーンのとき、ニアサイドで潰れたプレーについて)あのときは咄嗟の判断で、あの(自分の)体の向きじゃ絶対に得点が入らないと思った。後ろの状況が、多分2枚くらいいるというのが分かっていたので、あそこで潰れればファーが空くんじゃないかなと思った。あのときは多分後ろにいるなという感覚しかなかった。ニアで潰れれば誰かしらファーで待っていると思って、いつも(薬真寺)孝弥さんがファーにいるので。(短い期間で試合が続いているが、島崎選手から見てチーム皆のコンディションは)自分は明大戦で怪我をして一回抜けたのであまり疲労はないが、自分から見てて練習の時もそうだし、リカバリーとかで練習を見ていても(みんな体が)重いなというのは感じる。(短期間でモチベーションを上げていかないといけないのは大変だと思うが、何か意識していることは)今特に連敗しているので、言われたことを徹底してやるしかない。自分だけじゃないと思うが、徹底してやるというのが一番なのかなと思う。駒澤のサッカーはそういうサッカーなので、一人ひとりの気持ちとプレーをちゃんとやれればどこかで勝ちは来るのかなと思う。(次節に向け)また中2日で次戦が来るが、もう4連敗しているので意地でも勝てるようにやっていきたい」



なお、次節は12月25日(火)、17:30より専修大と対戦する。

※後期は無観客(リモートマッチ)で行うすべての試合でライブ配信を実施。有観客の試合についても可能な範囲内でライブ配信が実施される。

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