• 聖望学園(埼玉)出身の青柿響=陸上部道環寮で(菅野真由子撮影)

  • 日立工業高校(茨城)出身の赤津勇進(小野美早紀撮影)

  • 洛南高校(京都)出身の赤星雄斗(菅野真由子撮影)

  • 駒澤大学高校(東京)出身の片渕良太

陸上部新入生特集2020 vol.1

[陸上競技部](2020年05月09日 12時13分)

昨年度、駒大陸上部は「原点と意欲~努力の継続~」というスローガンのもと、出雲2位、全日本3位、箱根8位という結果を残した。今年度は「原点と新化~覚悟をもって頂点へ~」を掲げ三大駅伝での優勝を狙うチームに、17人の新入生が入部。駒大陸上部に入ったきっかけや、4年間の目標などを聞いた。(聞き手・菅野真由子、笹井美里、小野美早紀、黒岩美彩紀)

4回に渡ってお届けする『陸上部新入生特集』。第1回目は青柿響選手、赤津勇進選手、赤星雄斗選手、片渕良太選手の4名をご紹介します。なお、この特集は事前に選手の皆さんにお答えいただいたアンケートを基に行ったインタビューになります。(本取材は3月上旬に行われました。)


「今年は20km走ることができる体をつくる」
◆青柿響 (あおがき・ひびき)
文学部歴史学科外国史学専攻
出身校:聖望学園(埼玉)
5000m自己ベスト:14分36秒30
座右の銘:感謝

―駒大を選んだ理由は
「色々な大学から声をかけて頂いた中で、持ちタイムが良くない中でも15分を切ったくらいのときに、駒大に一番初めに声をかけて頂きました。全国に15分を切っている人は400人くらいいる中でも、記録会とかで会うたびに声をかけて下さったので、良い大学だなと思いました」
―駒大陸上部の寮に入ってみて
「1週間たって、2、3日は寮則を覚えるのが大変でした。寮則はまだ完璧には覚えていませんが、寮自体には慣れてきました」
―友達はできたか
「金子(伊吹・歴1)。同じ学部で、入試のときにも話しました」
―同部屋は
「小野(恵崇・市2)さん。優しいです」
―座右の銘は
「感謝。今まで陸上をやってきて色々な人に指導してもらい、一番は親にはとてもお世話になりました。その部分で感謝は大切だと思いました」
―監督・コーチの印象は
「今までテレビとかで見てきて怖いということを聞いていましたが、優しさの部分があります」
―入寮して監督・コーチと話したことは
「あまりないです」
―目標の選手は
「片西(景・19年卒、現・JR東日本)さんです。自分が高校生のときに箱根駅伝を見ていて、今の自分の立場と同じように、初めはそこまでタイムを持っていなかったのに、4年生ではエースになったからです」
―現在のチームの中では
「田澤(廉・経2)さんです。1年生からエースとして活躍しているので、尊敬しています」
―自身の持ち味は
「単独走です。大学駅伝は20kmを一人で走ることが多いので、しっかりと自分のペースで走り、持ち味を活かしたいです」
―今年の目標は
「20km走ることができる体をつくることです」
―大学での目標は
「箱根で区間賞を取り、優勝することです」
―理由は
「今は優勝は青学と言われていて、駒大は優勝経験もあるし、優勝を狙えるチームだと思うので、自分も強くなって優勝したいです」
―箱根で優勝するために頑張りたいことは
「三大駅伝のどこかでメンバーに選ばれたいです」


「駒大にきたからには上を目指す、今年度三大駅伝出場」
◆赤津勇進 (あかつ・ゆうしん)
経済学部現代応用経済学科
出身校:日立工業高校(茨城)
5000m自己ベスト:14分05秒48
座右の銘:努力に勝る才能なし

―入寮してどうか
「まだ慣れていなくて迷惑をかけてしまうことがあるので、早く慣れたいです」
―1年生は寮生活で仕事などあるのか
「まだ自分たちはそういうのはないが、本格的に入寮したらあるので大変だなと思います」
―同部屋は伊東颯汰(営4)選手だが
「最初は少し近寄りがたかったですが、今では自分のことをいじってきて、優しい人です」
―駒大進学の決め手は
「花尾(恭輔・商1)くんや白鳥(哲汰・経1)くんなど、高校時代から自分の上にいた選手が駒大に入るとのことだったので、自分もそこに入って自分をさらに磨きたいと思って、駒大にしました」
―昨年度の駒大の三大駅伝の印象は
「惜しかったという印象が強いですね」
―大八木監督やコーチと入寮してから話したか
「まだそれほど話していないです。厳しそうに見えて優しそうにも感じます」
―はじめて監督と話したのはいつか
「スカウトされた時。やっぱり最初に話したときはすごく緊張しました」
―目標としている選手に中村匠吾(15年卒、現・富士通)選手を挙げているが
「卒業されても大学を拠点にして練習していて、行動力がすごいなと思います」
―ライバルは
「大学の同期全員です」
―座右の銘を「努力に勝る才能なし」とした理由は
「今までずっと練習を積み重ねて結果を残してきたので、この言葉が自分にぴったりだなって感じました」
―自分の持ち味の「速いスピードを維持できる」を、どのようなレースで生かしたいか
「相手の速いペースについていく時とかに、多く体力を使わずに足を動かす感じでスピードを維持できればいいなと思っています」
―今年度の目標に「三大駅伝出場」とあるが
「1年目から出場できる選手もいて、やはりここ(駒大)に来たからには上を目指して高い目標を持ってやっていった方がいいと思うので三大駅伝出場を目標にしました」
―走りたい区間はあるか
「箱根では6区を走りたいです」
―大学4年間の目標・意気込みは
「三大駅伝のような大きい大会に出場して、その中で注目選手になって、そういう場で今まで支えてくれた恩師や家族に『ありがとう』と胸を張って言える選手になりたいです」


「今年の目標は箱根に出場すること」
◆赤星雄斗 (あかほし・ゆうと)
法学部法律学科
出身校:洛南高校(京都)
5000m自己ベスト:14分08秒31
座右の銘:継続は力なり

―駒大の寮に入ってみて
「寮則や先輩や後輩の上下関係があって、少し緊張しています」
―同部屋は
「小島(海斗・市4)さん。思ったより優しかったです。練習のこととか遊びに行く場所とかの話をしました」
―高校時代は
「寮ではなく通っていました」
―もともと知っている人は
「白鳥(哲汰・経1)。高校のとき試合とかでよく話したりしていました」
―なぜ駒大を選んだのか
「駒大はハーフマラソンなど長い距離が強い印象があったので、自分もマラソンやハーフマラソンに挑戦したいと思ったからです」
―監督の印象は
「最初は怖かったです」
―大八木監督と話したことは
「監督が学校に来たときに、練習を見て下さってトラックは強いけどロードは弱いということを、練習を少し見ただけで当てられました。『ロードはすぐ強くなる』と言われたのが決め手になりました」
―駒大を意識し始めたのは
「声がかかったときからです」
―昨年の三大駅伝で印象に残ったレースは
「出雲駅伝は優勝するかなと思いました」
―印象に残った選手は
「小林歩(心4)さんです。同じ関西出身で、しんどくなってからも、安定のある走りだったからです」
―目標の選手は
「田澤(廉・経2)さんです。新入生以外で10000mのタイムトライアルをしていたときに、田澤さんがついて来いみたいな感じで、引っ張りながら余裕でゴールしていたからです」
―ライバルは
「同級生全員です。今年みんな強いので」
―座右の銘は
「継続は力なり。中学1年生のときの顧問の先生がいつもミーティングとかで言っていた言葉で、『走るのも故障してしまったら、それまでやって来たことがもったいなくなってしまう。故障せずに練習を継続すれば、力になる』と言っていたのが印象的だったからです」
―自身の持ち味は
「後半キツくなってからの粘りです。長くればなるほど、自分の持ち味も活かしていけると思うので、キツい場面から粘りたい」です
―今年の目標は
「箱根に出場することです」
―走ってみたい区間は
「7区です。小林さんも走っていたので」
―大学での目標は
「箱根で区間賞を取って、優勝に貢献することです。駒大に入るからには、最近は優勝が遠ざかっているし、青学や東海大に勝って、自分の区間で賞をとりたいです」
―今年1年の目標は
「駒大の1年生はとても練習量が多いということを聞いているので、故障せずにコツコツ練習を積んでいきたいです」


「5000mのタイムで14分10秒を切りたい」
◆片渕良太 (かたぶち・りょうた)
文学部地理学科地域環境研究専攻
出身校:駒澤大学高校(東京)
5000m自己ベスト:14分31秒06
座右の銘:塵も積もれば山となる

―同じ高校出身の皆木晴(国2)選手の印象は
「高校のときから仲良くしていました。大学に入ってからも先輩は先輩としてしっかりはしていますが、仲良くしてもらっています」
―駒大に入ったきっかけは箱根駅伝に出たいから、というが、それを思ったのはいつか
「小学生の低学年くらいに箱根駅伝を見て、坂を登っているのを見てすごいなと思って。そのときは入りたいとは思っていませんでしたが、結構衝撃を受けました。そこから毎年見ていたので、だんだんと自分も出てみたいという気持ちになってきて、中学から陸上を始めました」
―大八木監督に初めて会ったのはいつか
「高校に入って、(駒大と)練習場所が一緒のグラウンドになって、そのときから見たことがあったと思います。お話をするようになったのは高校2年生にはいってからですね」
―そのときに誘われたのか
「誘われたというか、こちらからお願いしますと言いました」
―目標としている人は神戸(駿介・仏4)選手というが、どこに惹かれたのか
「先輩というと怖いイメージがあったので、話しやすい、優しい先輩だなあと思いました。性格も見習いたいです」
―西山哲平(國學院大1年)選手がライバルというが
「高校の同期で、同じようなタイムで走っていたのでライバルかなあと。大学は違いますがライバルでいたいです」
―座右の銘の理由は
「自分が高校に入ったときは本当に下のほうで、(当時の)先生も多分(自分が)駒大に行けるとは思っていなかったと思います。そのくらい弱かったのですが、ちゃんと練習を積んでいったらある程度速くなってきて大学でも競技を続けることになったので、努力を続けていけば力になっていくことを高校で学びました」
―目標が5000mで14分10秒を切りたいということだが
「そうですね。一桁をとりたいです」
―今の調子は
「今は貧血かな、というのがあってみんなよりも全然劣っていますが、貧血だったらちゃんと治して食らいついていけば、目標を達成するのは不可能ではないと思います」
―三大駅伝にはいつまでにエントリーしたいなどはあるか
「3年生までには出たいと思います。1年生では現状をみると厳しいと思うので、1年生のときは足を作るというか、ちゃんと土台を作りたいですね。2年生で出られたらベストです」


※第2回目は金子伊吹選手、篠川史隆選手、白鳥哲汰選手をご紹介します!是非ご覧ください!
(唐澤拓海選手は、本取材日にはまだ入寮していなかったため、取材ができ次第掲載させていただきます。申し訳ありません。)

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