• マネジャーとしての思いを話してくれた大林莉子=駒澤大学で(黒岩美彩紀撮影)

【紙面連動企画】選手と共に箱根路へ ~女子マネ―ジャー大林莉子~

[陸上競技部](2019年12月31日 11時23分)

選手の日々の生活を支える仕事のひとつにマネジャーがある。4年間選手を支えてきた大林莉子(営4)に、マネジャーの仕事ややりがい、今のチームについて聞いた。(聞き手:菅野真由子)

―記録会で選手たちを誘導しているところを見かけるが
4年生になって、いま一番マネジャー歴が長いので、男子マネジャーが例年より少ないなかで、4年生だしお手伝いできる分はやっていかないとなって。

―日体大記録会が夜にあるとしたら
前回の日体大は結構選手が多く、普段の練習をする選手に対応するスタッフも必要になるので、分業する。一番最初に出る子に合わせて向かう人と、練習する子たちを見てから最後出発する子たちに合わせて寮を出る人に分かれる。

―やりがいを感じる時は
やっぱり選手やチームで良い結果出せたとき。あとはお礼言ってくれたりとか、些細なことでも結構嬉しかったりする。

―最近ではどんなときか
「練習終わったあとにお礼を言う」みたいな流れもあるが、上級生になってもそういうのを続けてくれたりする人も結構いる。最近は、中村(匠吾)さんも練習していて「ありがとう」と言ってもらえることもあって。学年が上がって、そんなにたくさん接する訳ではないが、そういうのでも嬉しいなと思う。

―大変なお仕事は
(しばらく考えて)今私がやっている訳ではないが、練習の日誌とか1日1日のポイント練習やるときに結果をまとめるんですけど……全部手書きで。先輩方がずっと残してきてくれたものを続けていく感じなので、それは大変でもあり……。
でも、それをもとに去年のこと、チームやその子の特性、同じ練習試合メニューのタイムの設定をするので、結構重要。だからしっかりミスなくまとめないとだなと思ってやっていた。

―学年が上がるごとに仕事内容も変わるのか
さっきの練習日誌まとめるのは基本3年生にお願いしていて。今は3年生の子がいないので2年生の子がやっている。あとは玉川校舎の使用願いは1年生。4年生は大きいものでいうと、夏合宿の食事面はほとんど任せてもらっている。事前に合宿先の方と連絡を取って、監督にもメニューの確認をして、3週間分のメニューを決めて……。

―結構大変そうだが
夏合宿の食事が一番大変かもしれない(笑)。

―栄養バランスを考えたりするのか
合宿先の方々に案をいただいたり、メニュー変えてもらったり。距離走やポイント練習があるときは麺類など食べやすいものを作っていただいている。

―マネジャーから見た今のチームの雰囲気は
入学したときと、上級生になってからと雰囲気全然違っていて。監督の雰囲気も変わってきている感じがあるが、だいぶチーム全体的にコミュニケーション取ってやっている印象がある。

―監督の雰囲気が変わったというと
親しみやすいというか、接しやすいというか。もともと女子マネジャーには優しくしてくださるが、話しやすさみたいなものを4年目になって感じることが多くなった。

―もうすぐ卒業だが4年間選手を見守ってきて
学年が上がるにつれて1年間たつのがすごく早くて。もちろん1年生の間とかは下積みというか基礎のことを教えてもらったり、2年生は1年生の指導が多いので。そこはたぶん選手も一緒。あっという間だなというよりはその時は「長いな」と思っていたが上級生になってからは本当に1年間が早くて。特に今年の夏合宿終わってから駅伝競走シーズンに入るまでが本当に早かった!

―今年一番印象に残っていることは
入部してから今までの強かった先輩方と比べると良い順位で三大駅伝を経験できてきたわけではなかったので。2位、3位になったのが(入部してから)初めてで。4年生になって、同級生が主体になってやっている中では、駅伝は両方とも「ずっと一生記憶に残っているんだろうな」というのがある。箱根も楽しみにしている。


☆このインタビューは、第94号(箱根号)でも特集しております!紙面ではマネージャーになったきっかけや、最後の箱根路に向かう思いを話していただきました。ぜひお手にとってご覧ください!

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