• 安定の好セーブを見せた菊池=東大和スケートセンターで(近藤龍撮影)

  • 得点がないことが一番の課題と語った主将平入

菊池好セーブ連発も痛恨の二連敗

[アイススケート部](2019年09月23日 01時21分)

2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦2部 対筑波大戦が9月22日、東大和スケートセンターで行われた。
結果は以下の通り。

駒 大0−☆6上 智
   (0−3)
   (0−3)
   (0−0)
【得点者】()内はアシスト[]内はゲームシュチュエション
第1ピリオド
0:54〔上〕竹河内零月(相馬、和田森)[EQ] 
7:37〔上〕柳川敦史 (豊田) [EQ]
9:52〔上〕小池航太 (和田森)[EQ]
第2ピリオド
0:42〔上〕竹河内零月 (平田、小池) [+1]
6:15〔上〕和田森綜祐[EQ]
8:44〔上〕池田健一郎(柳川、平田)[EQ]

今大会2戦目の相手は前回GWSまでもつれこんだ上智大。第1ピリオド、54秒、早々に上智の鋭いシュートが駒大のゴールネットを揺らす。その後7分過ぎ、敵陣ゴールに攻め込んでいたタイミングで隙を突かれ自陣へのゴールを許し、2失点目。その後も9分52秒にもシュートを決められ、第1ピリオドで痛恨の3失点となる。

迎えた第2ピリオドは第1ピリオドの終盤のペナルティが響き、冒頭からキルプレーで開始直後の42秒に失点。6分15秒には上智大キャプテンの和田森が放ったロングシュートにまたも失点を許す。その後、もう1本のシュートを浴び6失点に。

第3ピリオドでは両者攻防を続け、双方で無失点となり試合は動かず。
6-0で上智大の勝利となった。

◆平入駿主将
「(今日の試合を振り返って)シンプルに筑波戦に負けて、自分たちなりにプレーを見直したつもりだったが、完敗してしまった。気持ちを切り替えなきゃいけないけど結構きている。
(今日の試合の課題)一番は得点がないのが課題。2試合やって、両方とも完封されていて、得点が取れないのが一番の課題。あとはゴーリーの菊池がよく守っている中でずっと課題に挙がっているディフェンスも課題。(次戦に向けての工夫)チームとしてはリーグ戦のいいところは試合が続くので、筑波さんも、上智さんも強い中で負けてしまった。ただあと3戦残っているということは自分たちもここからモチベを繋げてまだ上位リーグや優勝の可能性も残っているのでその3戦に全力で取り組んでいく。個人としては主将としてみんなを鼓舞したり、みんなを引っ張っていけるプレーが出来ているのか毎試合意識したり、ちゃんと自分の悪いところは直さないといけない。プレーでミスしたり、いいプレーができない分経験者のフォローやアシストを心がけていきたい。(次戦に向けて一言)2戦とも完敗して後がないので全力を注ぐだけ。全員自分が信頼しているメンバーなのでみんなの力を借りて勝ちたいと思う」
◆小笠原偉大
「(試合を振り返って)対策はしてきたが、格上ということもあり技術的にも戦術的にもまだまだだった。(今日で見えた課題は)サポートや、足の速さ。チェックにいけるところもいけなかったり。相手のFWの選手が壁際を走ってきたところのDF同士でゴール裏に回られないようにしていたがそこをうまく止められなかった。回られてゴール前にパスを出されてというのが何回もあったのでそこが課題だと思う。戦術は決めていたのに出来なかった。(ポジションが代わったが)1年生からFWとして出させてもらっているが、DFは今大会が初めて。練習試合では何回かDFもやったが、大会となると雰囲気とかもあり練習でできたプレーが大会では出来なかった。練習からもっと緊張感をもってやるべきだった。試合を想定してプレーできたら良かったなと思う。(次戦に向けて)パワープレーが何回かあったがそこで決められなかったのが今回の課題。なかなかDFからFWにつながらず、FW同士のパスもうまくいかなかった。シュート数も圧倒的に少なかったので、シュートを打たせないような守り方、シュートを増やせる攻撃の方法を考えて、攻めの形をしっかりしたい。次どこで出るかわからないがもう少し緊張感を持って、試合を想定して練習に取り組みたい」
◆菊池亮介
「(今日の試合を振り返って)今までで1番戦略的には攻められている試合だった。特に守備が脆いというか、今まで話してきた部分ができておらず、それが2点目や3点目に繋がっていたと思うのでもう一度細かく見直していきたい。(守備面に関して)ゴール前の相手には対応できているが逆サイドのバックドアにパックが行ったときに対応できる選手がいない。僕自身攻められているシーンで周りが見えなくなるので、そこで他のFWが気付いてバックドアのケアに行くとかそういうプレイが無かったことが失点に繋がったと思う。スクリーンではDFからのシュートに気を付けようということを試合直前のミーティングで言ったのにも関わらず打たれてしまった。気を付けようと言っていた部分が全部やられてしまったのでそこが悲しいというか悔しい部分。(DFや守備の変更があったが)今までのような安心できるDFが減ったので集中しなければいけない部分が増えた。でも、うちの小笠原には今回DFとして出てもらったが(DFを)初めてすぐの割には良い守備をしてくれたかなと思う。(今回、1点も入れられなかったのは攻撃面での課題だと思うが)本当に攻撃面が課題だと思う。相手も(アイスホッケーを)小学校からやっている選手が多い。1セット目に関しては小学校からやっている矢口は武相高校という良い所から来ているにも関わらず、連携が取れずシュートまで行けない。結果を見ても50本打たれているのに対してこっちは12本しか打てておらず、圧倒的なシュートまで行ける組み立て方ができていない。特に2ピリの5対3のときにペナルティがあったが、あの時は特に1人目のペナルティから20秒経っていなかった。2分間ずっと5対3でやっていたのにそこで1点も取れないというのは1番攻撃の弱さというか組み立てができ上がっていないという感じがした。(攻撃面で上智大から学ぶ部分はあるか)上智大は一人一人のパスの精度が良い。あとは根本的にうちのスケーティングの速度が劣っている。パスに関しては、相手は1人で運んできて重要なところでパスが出せる。それに対してうちは近くのパスでもこぼれちゃうとか。ブレイクアウトの場面でもリムを回してそこから組み立てをしているにも関わらず、回せない。決め事としてやっていたことができていない。(守備と同じく話し合っていたことができていないということか)今まで練習した相手だとお互い同じレベルのスケーティングの詰めがくるが、試合になるとそれより1.5倍とか2倍の詰めがくる。やっぱり上智大はスピードが速い状態でアプローチをかけてくるのが上手いので。そこにうちが焦って対応できなくなる感じがした。(次戦に向けての意気込み)昭和大は春大会2-1でボコボコにされているので、まずは1点でも決めたい。課題は多分この試合で出ているので次の試合までの1週間でどう仕上げられるか、対策が練られるかということで次勝てるかどうか決まるのかなと思う」

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