• タイムアウト中、チームを鼓舞する曽田=駒沢オリンピック公園総合運動公園屋内球技場で(篠原由之撮影)

  • 強い悔しさが残った試合と語った谷平

  • 安定感のあるトスでチームを支えた江藤(元井可奈子撮影)

筑波大にフルセットで敗れ、初戦を黒星発進。

[男子バレーボール部](2019年09月07日 22時03分)

令和元年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対筑波大戦が9月7日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われた。結果は以下の通り。





<スコア>

駒大 2-3 筑波大☆
1set(21-25)
2set(25-22)
3set(25-16)
4set(17-25)
5set(10-15)





<スターティングメンバー>

1 谷平拓海(現4)

3 齋藤浩貴(歴4)

5 尾形哲郎(経4)

9 森田凌雅(営3)

11 山根晏輝(G3)★

12 山田大悟(経3)

28 江藤巧(法1)




★はリベロ


初戦相手は春季リーグ戦でストレート負けを喫した筑波大。
第1セット序盤から得点を連取し、好調な滑り出し。しかし、6-5から駒大のミスが続き、点差を離される。途中、齋藤のパワーあるスパイク、尾形のブロックで流れを掴むも、粘り切れず21-25で失セット。
第2セットは谷平のコート隅を狙ったスパイクから先行する。相手のミスも目立ち始めた中盤、谷平のサービスエースで駒大は流れを掴み5連続得点。その後も粘りを見せ、最後は長いラリーを制して25-22でこのセットをものにした。
第3セット、1年生セッター江藤のスパイクから4連続で得点。中盤も駒大のスパイカー陣が連続で得点を重ね、25-16でセットを連取した。
続く第4セットだが、なかなか攻撃が決まらなくなり、連続失点する場面が。江藤のサービスエース、森田のスパイクで挽回するも差は埋まらず17-25でフルセットへ。
迎えるファイナルセット、序盤から点差をつけられる展開に。谷平のスパイク、尾形のブロックで7-11と4点差まで迫るが、相手の流れを断ち切れず10-15で惜しくも敗れた。


◆鈴木淳平監督
「(秋季リーグに向けた準備は)前期の戦いで出た結果と内容を振り返ってみて、ミスによる失点や、失点に繋がらなくても精度に欠けるところがあったから、そこを正確に。サーブ、ブロックあらゆるプレーを優先順位の高いものを強く意識してしっかりやってきた。(春季でストレート負けした筑波大にフルセットまで持っていたが)相手のエースの何人かは不調だったなと感じる。手放しにフルセットでは喜べない。例え3-0で勝てたとしても、相手にけが人がいたり、相手の不調などということも評価の中に加味して考えないといけない。良い負け方をしたとは思わない、勝つべき試合だったと思うが、負けた以上は負けるべくして負けたと捉えて、改善点をしっかり見直さなければならない。だが、相手に圧倒されてもう1、2点取られたら危ないというところも踏ん張れた。落としたセットもそれなりに点数を取って挽回している。負けはしたが、セットも取れてポイントも取れている。前向きに捉えれば、相手にしっかり戦えて勝ち抜くだけのチームにはなってきていると思う。(今季の目標は)優勝。私自身だけじゃなく、チームの目標として優勝、あるいは上位。全日本インカレで日本一というところまで考えると当然、優勝争いをして上位に少なくても入る。幅を持たせて考えないといけない。最悪、ここから10連敗するかもしれない、最高で10連勝もできる。どちらの可能性も本戦のリーグだとありうる。勝つにしてもきっちり勝たなきゃいけない。負けるにしても1セットでも多く取らなければいけない」

◆曽田一也主将
「(試合を振り返って)初戦ということもあり、1セット目はみんな緊張しており、自分たちの思ったプレーが出来なかった。2セット目からは徐々に自分たちのプレーが出来るようになって、2、3セット目を取ることができた。しかし、その後勝ち切る事が出来なかったのが課題だと思った。(チームの雰囲気は)雰囲気は昨日の練習から良かったと思う。1セット目を落としてしまったが、その後気持ちを切り替えて、盛り上げることができたのでとても良かった。(春リーグ、東日本インカレを終えて、この大会までに強化してきた部分は)気持ちの面もあるが、サーブとブロックとレシーブの3点を強化してきた。勝ったセットはしっかりと出来ていたので、これからもその3点を生かしていければと思う。(今シーズンの目標は)去年もずっと目標だったが、全日本インカレに繋げるために優勝したい。(明日の中大戦への意気込み)今日の2、3セット目のような戦いをすれば、必ず勝つチャンスはあると思うので、しっかりみんなで気持ちを切り替えて、戦っていきたいと思う。(今日の試合のキーマンを1人挙げるとすれば)セッターの江藤巧だと思う。今日の江藤のトスはあまりブレなかったので、スパイカーも打ちやすかったと思う」

◆谷平拓海副将
「(今日の試合を振り返って)とても悔しい思いが強い試合だった。(この試合までに個人的に強化してきた部分は)個人としては特にないが、チームとしては、リーグ前に格上のチームと試合をして、サーブの精度向上を意識してやってきた。(今シーズンの目標は)優勝したい。今日負けてしまったので、厳しくなったが、(優勝を)狙えるポジションにはまだいると思う。自分たちは優勝できる力はあると思うので、自分たちの出来ることをしっかりとやっていきたい。(今日の試合の課題は)1試合、1試合が大事な試合だと思うので、防げたミスを無くさないといけないと思った。そういった点では、自分たちよりも筑波大の方が良く出来ていたと思う。ダメなところはこれから修正していきたいし、修正する力を駒大バレー部は持っていると思うので、今日のような試合を勝ち切ることが出来るように、取り組んでいきたい。(明日の中大戦への意気込み)練習試合でも1セットも取る事が出来なかった相手に、フルセットの戦いをすることができたので、みんな自分たちの成長を実感していると思う。今日のような試合をすれば勝てる確率は上がると思うので、気持ちなどをチームのみんなで共有して、試合に臨みたい」

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