• 質問に対し真摯に答える原嶋(左)と中村(右)=志賀高原で(小野美早紀撮影)

  • 対談後、肩を組み笑顔を見せる二人(菅野真由子撮影)

陸上部夏合宿2019 Vol.3 ~主将×駅伝主将対談~

[陸上競技部](2019年08月28日 11時25分)

8月中旬から9月初旬にかけて長野県(野尻湖、志賀高原)で夏合宿を行っている陸上競技部。今年は8月24日と25日に志賀高原での練習を取材した。
3回に渡ってお届けする『陸上部夏合宿特集』。最終回は主将・原嶋渓(社4)と駅伝主将・中村大聖(政4)の対談の様子をお届けします。(聞き手:黒岩美彩紀)


―チーム全体の上半期(トラックシーズン)を振り返って
原嶋:まず関東インカレでは、昨年あまりポイントが取れず苦しんだが、今年は主力のみんながしっかり走ってポイントを稼いでくれて良かったと思う。けれど本人たち(の中に)はもっと記録を出したかったなどの悔しい思いをしている人もいたので、それが駅伝に繋がればと思う。また(今年の)前期のトラックシーズンは1年生がわりと積極的に出ており、ベストを更新する者が例年より多かったし、ベストが出なくても(5000m)14分30秒ぎりぎりや20秒台でまとめられていたので、1年生から良い刺激を与えられたかなと思う。
中村:自分としては10000mで28分31秒を出したが、そこで28分20秒台を出したかったのと、エースとしては28分10秒台が必要だと思っている。秋と冬にまた走るチャンスがあるのでその目標に向けて走りたい。印象的だったのは田澤(廉、経1)が暑い中での関東インカレやホクレン(深川大会)での13分台など安定して走っていたということで、上の者に遜色無い力が出てきたと感じている。無理せず走ってほしい。駒沢は短距離であまり結果が出ていなかったので後期で10000mを走るときに結果を出してほしい。

―春の対談で大聖さんは「一人ひとりとコミュニケーションをとってチーム力を挙げたい」、原嶋さんは「こういう役に慣れていないが周りと支え合っていきたい」と言っていたが、この半年の変化は
中村:自分が1年生のときはあまり3・4年生と話す機会は無く、これだとチーム一丸になれないと感じていた。3・4年生から1年生に声を掛けることが大事だと思うし、その目標はある程度達成出来たが(それに伴って)甘えという部分が出てきてしまったため反省している。やるときはやる、という雰囲気をもう一度作り直さなければいけない。
原嶋:特に4年生は自分の(役に協力)してくれるし、一人ひとり、大聖も含めていろいろ下級生に言ったり、走りの面でも引っ張ってくれたりしている。下級生も自分たちの指導を聞き入れてくれて、チームとしては良いのかなと思う。


―二人で引っ張っていく中で、春には見えていなかった互いの新たな一面は
中村:原嶋はもともとチームをまとめてくれるという存在だった。前期を終えてみてやはり全員に対して「こうしないといけない」という目標を常に提示してくれている(と感じた)。本人としては悩むこともあるのだろうが、その中でもキャプテンとしてやるべきことをしっかりやって、チームの結束力を高めてくれている。原嶋がキャプテンで良かったと思う。
原嶋:大聖は前期で28分台を出したり、ユニバで2位を取ったりと自分には出来ないような面で刺激を与えてくれている。大会以外でも練習で常に引っ張って、先頭でやってくれることで下級生が大聖を目標に頑張るという流れが出来てきていて、特に田澤や石川(拓慎、現2)が食らいつきAチームの力もあがっている。その意味で大聖はエースとしての自覚を持ってくれているのが、自分も負担無く出来ている(ことに繋がっている)。

―春と比べた後輩の様子をお聞きします。
4年生の良い刺激にもなるが、まだまだのところもあると言っていた3年生について
原嶋:3年生は春先からの負傷者が多く、なかなか上に上がってこない状況があるが、昨年の箱根駅伝には5人入っているので今年もしっかり入らないといけない学年ではある。ただ、まだ足踏み状態なので夏合宿も通して復帰してほしい。

―「結果があまり出ていない」と表現していた2年生は
原嶋:上でやれている選手が石川くらいしかおらず、なかなか練習を継続出来ないものも多いため学年としてはまだまだ物足りない部分がある。この夏や、秋を通じてしっかりやってほしい。
中村:石川はAチームでやれているので、2年生の中心になってほしい。気持ちが切れている者が何人かおり、自分たちが声を掛けるのも必要だと思うが、もう1年生では無いので本人たちでしっかりきちんとしてほしいという思いもある。やはりまだまだ大変だろう。

―春の対談の時点ではまだ入寮しておらず、様子のわからなかった1年生は
原嶋:今シーズンは半分くらいの者がベストを出すなど良いタイムで走っており良い流れで来ていると思ったが、ここに来て疲れが出たのか夏合宿で走れていない者が出てきた。焦らずここでもう一度土台を作り、良い流れを作り直してほしいと思う。まだまだ体力も足りておらず、こういった長い練習になるときつい部分も出てくると思うし、自分たちも経験してきたことなので声を掛けるなど生活面でのサポートをしっかりして状態を上げられればと思う。
中村:入ってきたときはフレッシュな状態で、皆勢いがあるが、原嶋も言ったように夏合宿など時間が経つと疲れが見えてくる。その中でもやれている者はAチームでやれているが、やり過ぎると駅伝シーズンにも響いてくるので、自分たちのやるべきこととして経験を教えてあげたり声を掛けたりというのも必要だと思う。1年生は何もわからない状態なので、しっかりと道を示してあげることで力を養っていってほしい。

―4年生の最後の夏合宿だが、心境の変化は
原嶋:去年や一昨年と比べると、やはり時間が経つのが早い気がしている。それだけ充実できているというのもあるし、この合宿でチームとして強くなりたいという思いもある。いままでは自分が強くならなければという思いだったが、今年は4年生として引っ張って行くということや主将という立場もありチームとして結束したいという思いが強い。
中村:自分はずっとけがをしていてBチームからのスタートだったが、今年は初めてAチームからのスタートという形で、全く違った夏合宿になっており、その分秋冬にいままで以上に飛躍できると信じてやっている。今年は自分だけでなくチームとしても腕をあげ引っ張っていくという立場にもなっているので(その意味でも)全然違った夏合宿になっている。

―この半年で見つかった今後の課題は
原嶋:ずっと言われてきていることではあるが、選手層の厚みが足りない。Aチームは練習を継続してやれているが、下の者は故障してしまったり練習が継続出来なかったりということが多々ある。その中間層から下の者が上がってきて、駅伝シーズンを迎えられたらと思う。
中村:自分も原嶋と同じように(今の)チームには選手層が足りないと思う。意識の差が上の者と下の者でだいぶあるので、自分がしっかりと手本を見せて背中で引っ張ったり見て感じてもらえたりできるようにしたい。Aチームはだいぶ意識を持って良い雰囲気でやれていると思うのでそこにB、Cチームから少しでも来てもらって、駅伝でしっかりと戦えるようにしたい。

―個人として、またチームとしての出雲駅伝への意気込みは
原嶋:自分はおそらく出雲駅伝には出ないが、その前の鶴ヶ城ハーフには出場する予定なので、そこで4年生として結果を出して良い流れを作り、出雲駅伝を迎えられるようにしたいと思う。三大駅伝3位以内という目標に対し、(出雲駅伝は)短い距離の駅伝で、うちの得意分野ではないが、1年生も上級生も短い距離を走れる者がいるので、皆で力を合わせて目標の3番以内を達成できたらと思う。
中村:個人としては区間賞を狙いたい。チームとしては短い距離なので優勝争いに絡んで3位以内に入りたい。

―個人として、チームとしての駅伝シーズンへの意気込みは
原嶋:自分が狙うのは箱根駅伝一本で、長い距離で勝負したいと思っているので、秋のハーフマラソンでしっかりと結果を出して箱根でも走れるようにしたい。チームとしては三大駅伝3位以内という目標があるが、今のままだと届かないと思うので、協力して目標を達成できるようにやっていきたい。
中村:個人としてはすべて区間賞を取るという気持ちでやっていく。全日本あたりにはチャンスがあると監督も言っていたので期待に応えたい。箱根駅伝は絶対勝ちたいという思いが皆あるはずなので、その中で自分もエースとしてしっかり走りたい。チームとしては優勝争いに絡めるように一本一本の駅伝を大切にしたい。

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