• 表彰式でメダルを受け取る中橋=和光市総合体育館で(曽根優衣奈撮影)

  • 中橋は強打のラリーにも食らいついていった

  • 昨年に続きランク入りした渡井

  • 遠藤(明大)の上手いコースに苦戦し破れた西村(清野雄太郎撮影)

  • 4回戦では粘りを見せ逆転した橋本

創部初の快挙!!中橋が関東学生シングルス準優勝!

[卓球部](2019年06月07日 22時23分)

関東学生選手権大会2日目、3日目が6月7、8日、和光市総合体育館で行われた。結果は以下の通り。

【ランキング】
1位 五十嵐 史弥(早大、2)
2位 中橋 敬人(駒大、1)☆
3位 金光 宏暢(日大、1)
4位 出雲 卓斗(明大、2)
5位 小野寺 翔平(中大、1)
6位 青山 昇太(法大、4)
7位 遠藤 竜馬(明大、3)
8位 遠藤 碧人(専大、1)
9位 緒方 遼太郎(早大、3)
10位 手塚 元彌(法大、1)
11位 硴塚 将人(早大、4)
12位 佐藤 陽大(法大、2)
13位 上村 太陽(専大、1)
14位 渡井 丈人士(駒大、2)☆
15位 中野 優(法大、3)
16位 髙取 侑史(法大、4)


【シングルス(3回戦から)】
<3回戦>
〇中橋敬人(経1) 3ー0 遠藤(埼工大)●
〇村上莉羽(営2) 3ー0 窪(日体大)●
〇中島流哉(国3) 3ー1関口(東経大)●
〇長沼龍之介(営1) 3ー2 山本(東洋大)●
〇藤本聖也(現3) 3ー2 菊池(埼工大)●
〇玉置怜央(営4) 3ー2 木田(東洋大)●
●秋廣真斗(営3) 2ー3 荒井(東経大)〇
●向屋敷達也(国4) 1ー3 三上(日本大)〇
●佐久間駿(経4) 1ー3百瀬(日体大)〇
●久保一矩(歴3) 1ー3大野(明大)〇
●藤田義之(政4) 0ー3 村上(国学大)〇
●小池龍成(法1) 0ー3湯本(大正大)〇
●今永隼人(市1) 1ー3 立藤(明大)〇

<4回戦>
〇渡井丈人士(経2) 3ー0 窪田(慶応大)●
〇西村星哉 (商2) 3ー2 加賀美(大正大)●
〇橋本拓磨(経3) 3ー2 根木(大正大)●
●上野亨樹(現4) 2ー3 関(国学大)〇
●二木啓太(経4) 2ー3 大澤(埼工大)〇
〇中橋 3ー1 西(明大)●
〇玉置 3ー1 内村英(日体大)●
●中島 0ー3 遠藤(専大)〇
●長沼 0ー3 青山(法大)〇
●藤本 1ー3 竹内(筑大)〇
●村上 2ー3熊本(筑大)〇

<5回戦>
〇渡井 3ー1 蛭田(専大)●
〇中橋 3ー2大谷(日体大)●
●橋本 1ー3 小野寺(中大)〇
●西村 1ー3 遠藤(明大)〇
●玉置 0ー3 沼村(明大)〇

<6回戦(ベスト16決定戦)>
〇渡井 3ー1 川村(明大)●
〇中橋 3ー0 松本(早大)●

<7回戦(ベスト8決定戦)>※ここから7ゲームスマッチ
〇中橋 4ー2(7-11、10-12、11-9、11-6、11-6、11-5) 佐藤(法大)●
●渡井 1ー4(12-10、9-11、9-11、7-11、9-11) 青山(法大)

<8回戦(ベスト4決定戦)>
〇中橋 4ー3(11-9、11-6、7-11、11-9、8-11、7-11、11-8) 小野寺(中大)●

<準決勝>
〇中橋 4ー1(13-11、14-12、11-9、9-11、13-11) 金光(日大)●

<決勝>
●中橋 0ー4 (5-11、9-11、9-11、8-11) 五十嵐(早大)〇


昨年本大会でベストに輝いた渡井、今回は「それ以上」を目標に臨んだ。
7回戦、相手は今季リーグ戦で中橋が2ー3で敗れた法大・青山。終始どちらも譲らない接戦が続いた。第1セットを奪うが、その後は積極的に攻めていくも相手に止められてしまい点が決まらない。最終セットでは1-3の場面でタイムアウト。劣勢だった流れを8-7まで巻き返し、おなじみの大きなガッツポーズで流れを引き寄せる。しかし、最後は相手に一歩及ばずゲームを落とした。

一方、創部以来初となる決勝戦に挑んだ中橋は、高校時代から一度も勝てたことがないという五十嵐との戦いになった。
序盤から相手のペースに飲まれ、勢いに乗れない。第2セット、速く低い強打の連続に観客席からどよめきが起こるほど白熱した展開に。広く球を拾っていき反撃を狙うが、なかなかペースをつかめず第2、第3セットも落としてしまう。最終セット、0-3とリードを許すがフォアへのストレートなどが決まり3-3に。その後、3-6と離されるとタイムアウトを上手く使い巻き返しを図る。しかし、最後まで自分のペースをつかみ切れずストレートで敗北を喫した。
それでもルーキーながら創部初の快挙を達成し、この大会で大きく飛躍。中橋は今回の結果を「上出来すぎるくらい」と語り、長崎監督も「よく頑張ってくれた」と感慨深そうに話した。


◆長崎隆志監督
「(中橋が準優勝だったが)よく頑張ってくれた。駒大史上最高の成績で間違いない。誰も決勝に出たことがないから。創部以来初で、本当によく頑張ってくれたの一言につきる。(勝因は)サーブの配球が抜群だった。どの試合でも自分がサーブの時の得点率は高かったと思う。(五十嵐にも競っていたが)もう少し緩急をつけられればというところだが、(目の前の試合で)目一杯でそれを使うまでの余裕はなかったかな。(タイムアウト時は)特に何を話しているわけでもないが、『どう?』というのは聞いている。試合の場合は『流れ』だから、細かいことはあまり言わない。敬人の場合でも渡井の場合でもとにかく『サーブの配給や攻めるところを考えて、レシーブは自分の思うように思い切ってやれ』と昨日今日と言ってきた。(チーム全体の結果は)ランクに2人入ったのも、5、6年ぶり。(今まで)決勝に出たことがなかったから過去最高の成績であったといっても良い。インカレ、秋リーグでは間違いなく強い。(次は全日本インカレだが)ここ最近ベスト8に入っていない。ベスト8にまずは入って、ベスト4を狙いたい」

◆中橋敬人
「(今日の結果は)ランクに入れればいいかなくらいで臨んでいた。こんなに勝つと思わなかった。一回も勝ったことのない相手にも勝つことができたが、あまり試合の内容を覚えていない。結構(記憶が)飛んでしまっているが結果的に2位で、今の自分の実力からしたら上出来すぎた。結構嬉しい。(どこに打たれても取りにいっていたが)そういうプレースタイルで高校時代もやってきた。一生懸命動いて泥臭くボールに食らいついていく。特に団体戦だとその一本で流れが変わると思う。今回は一球一球丁寧にやっていった。(五十嵐とも競っていたが)実力不足を感じた。やっていて点が取れる気がしなかったというか、自分の展開にならなかった。高校時代から(五十嵐さんと)ずっと試合をしてきたが一回も勝ったことがない。今回は完璧に力負けだった。少しでも対応できるように努力していって、五十嵐さんと次やるときも五十嵐さん以外のもっと強い選手とやるときもまともにできればもっといいなと思う。(3球目攻撃が結構決まっていたが)今大会サーブが結構効いて、自分が仕掛けられたので良かった。3球目でミドルに打つのが少ないなと感じたので、もう少しミドルも打てればと思う。(覚醒しているようにも見えたが)相手にビビらずに向かっていけた。この2試合(準々決勝(小野寺)、準決勝(金光))を勝ち切れたというのが自信にもなった。2人とも同学年なので普段から意識しているところがあって、そこを勝てたので本当に良かった」

発行冊子最新号一覧背景(左)

卓球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)