• 自己ベスト更新で予選を通過した蓮沼=相模原ギオンスタジアムで(岡田おおい撮影)

  • 前に出れず苦しい走りとなった市澤

  • 6位入賞と結果を残した中村大聖(奥野凌河撮影)

  • あと一歩のところで入賞を逃した中村大成(元井可奈子撮影)

  • 後半、粘り切れなかった伊東

中村大聖が6位入賞!蓮沼は1500m自己新で決勝へ!

[陸上競技部](2019年05月23日 10時45分)

第98回関東学生陸上競技対校選手権大会1日目が5月23日、相模原ギオンスタジアムで行われた。結果は以下の通り(上位3人と駒大のみ)。
※駒大は2部校

【1500m予選】
<1組>
1位 ダニエル・カヨウキ(桜美林大) 3’49”05
2位 谷野 航平(青学大) 3’50”64
3位 蓮沼 直希(営2) 3’52”24 ☆
※蓮沼は決勝進出

<2組>
1位 齋藤 優(上武大) 3’55”46
2位 小林 峻也(東国大) 3’55”54
3位 中倉 啓敦(青学大) 3’55”56
6位 市澤 長太(市3) 3’57”69
※市澤は予選敗退

【10000m決勝】
<男子>
1位 レダマ・キサイサ(桜美林大) 28’21”63
2位 ワンブア・タイタス(武蔵野学大) 28’22”12
3位 ムソ二・ムイル(創価大) 28’45”02
6位 中村 大聖(政4) 29’23”09
12位 中村 大成(法4) 29’32”01
15位 伊東 颯汰(営2) 29’49”40

☆は自己ベスト更新

1500m予選1組には蓮沼が出場。序盤から早いペースでレースが進み、800mを過ぎるとダニエルが集団から抜け出す。蓮沼は第2集団の2番手に位置し、先頭に食らいつく。ラスト300mを切ると2位争いは大混戦に。最後までどうなるか分からない状態の中、上半身を伸ばし3位でゴール。4位との0.02秒差を制し、見事決勝進出を決めた。

続く予選2組には市澤が出場。集団の中央でスタートすると、1組よりスローペースでレースは進む。1000m辺りで後方の選手が上がりはじめると集団前方は団子状態に。最後は3分55秒台に4人が入る混戦の中、市澤はラストスパートで上げ切らず、6位でフィニッシュした。

10000m決勝には中村(聖)、中村(成)、伊東が出場。スタートから中村(聖)が前方に食い込み、少し空いて中村(成)、伊東が横並びになりレースが進む。早々に縦の長い列ができ、先頭集団から遅れた中村(聖)が第2集団を率いる。中盤、後ろからずっと追っていた伊東が第2集団の先頭を率いる場面も。しかし、終盤はWたいせいが集団の前へ。最後の一周で中村(聖)がスパートをかけ、6位でゴール。自己ベスト更新にはならなかったが、6位で入賞を果たした。

◆大八木弘明監督
「(今日の結果は)1500mの蓮沼は決勝に残って、よく頑張った。本当は市澤が決勝に残ってほしかったが、今一つ体の動きがしっくりきてない。その辺のところを改善しながらやっていってくれればなと思う。10000mに関しては積極性がなかった。栄の大聖はもう少し前でレースをしてほしかった。浦野雄平(国学大・4年)あたりと一緒に行ってほしかった。後ろの方は集団の中で、8番以内を目指してレースを進めてほしかった。そういう指示はしていたが、あの集団だったらトップ、2番目ぐらいでゴールしてくれればなという思いはあった。最後の1000mは全然動かなかったからその辺の課題は一つ必要。とにかく暑さにもう少し強くならないとダメだなという感じはした。(中村大聖選手は関カレ前も調子が良かったが)ある程度は良かったが積極性がなかった。トラックの苦手意識があるのかそれを克服しないとやはりハーフでも速いペースで入っていけない。その辺のところをしっかり克服してユニバに備えてほしい。(5000mに伊東選手がエントリーしているが)5000mに関しては1年生がどこまで頑張ってくれるか。伊東は今日の疲れがあるから出場するか、出場しないかはこの1日、2日を見て決めたいと思う」

◆蓮沼直希
「(今日の調子は)1年生の時は(前と)離れてばかりだったが、ここ1、2ヶ月はしっかりポイント練習が出来ていて、疲労もあまりなかった。決勝いけるか分からないが、ベストは出るかなという調子だった。(決勝進出が決まったが)だんだん調子が上がってきて、結果も外すことなく出来ている。決勝に残ったからいいやというのではなく、しっかり入賞や3番以内というのを目標にやっていきたい。(ずっと第2集団トップの選手についていたが)仕掛けどころで前にいかないと仕掛けられなくなるので、位置取りを気にしていた。ラスト300、200mでレースが動くと思うのでそこでしっかり先頭につけるようにという考えで前の方にいた。(ゴールまで大混戦だったが)3番争いしているなと思っていたので、できる限り気持ちを切らさず全力でいくというのを思っていた。その結果、3番争いで勝てたので気持ちで勝てたなと思う。(レース前はどういう気持ちだったか)応援してくれる人たちも来ていたので、出るからには情けないレースは出来ないなという気持ちで走った。(決勝に向けて)3分50秒切りと、6番以内を目指してやっていきたいと思う」

◆中村大聖
「(入賞したが、気持ちは)話にならない走りをした。今回のレースの展開では浦野(雄平・国学大)についていかなきゃダメだったと思う。(自身の調子は)あまり良くなかった。その中でも日本人トップは取りたかった。浦野についていけばいけたと思うが、少し自重してしまった。自分の気持ちの弱さが出てしまったと感じる。(レースプランは)色んなパターンがあると思っていたので、人をあまり気にせずその時の自分の判断でやろうと思っていた。(実際は)今回は浦野にしっかりついていくというのが理想だったが、自分の力不足と判断ミスで響いたと思う。(監督、コーチからは)監督からもお前の力だったら浦野についていけるはずだったというふうに言われて自分もそう思った。でも、今回は良い経験になった。あのレース展開の中でずっと余裕を持てた。もう少し自分に自信を持ってこれからのレースを積極的にやっていこうと思う。(次のレースは)ユニバーシアード。その前に5000mの個人選手権にペース走だが、ユニバに出るために出なければならない。そこでペース走をする予定。(ユニバーシアードに向けて)金メダルしか頭にない。絶対に相澤(晃・東洋大)に勝つ。それを目標にやっていきたい」

◆中村大成
「(今日の調子は)あまり良くなくて最初からきついレースになると思っていた。後半粘って入賞を目標にしていたが、6000m辺りで靴紐がほどけてしまってからラスト反応できなかった。自分の力のなさもあるが、ラスト追い込めなかったことが全て。(関カレまでの調子は)3月、4月は良かったが、この大会でしっかりまとめられるかが求められていたので微妙なライン。(目標は)29分10秒で入賞を狙っていた。入賞できれば次につながるかなと思っていたが、順位もタイムも達成できなかった。(中村大聖が入賞したが)9000mまでは一緒にいて、余力はあっちの方があったが、勝負はできると思っていた。靴紐がほどけてしまい、あまり行こうという気持ちが強くなかったから、そこが負けた原因だと思う。(関カレの雰囲気は)出場するのが初めてだった。対抗戦ということで応援がすごかったが、それに応えられる走りができなかった。(次のレースは)決まっていないが、7月に北海道でホクレンがあるからそこに出るかなという感じ。(ここまでのトラックシーズンを振り返って)3月、4月は良かったからベストは出るかなと思っていたが、13分だったり、関カレ入賞であったりと今一つ結果を出せなかった。そういう走りをしていたら駅伝シーズンが始まったときに主力、エースとは呼ばれない。主力、エースと呼ばれる走りをどこかでしていきたいし、準備をしていきたい」

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