• 前節からMF登録の深見は今回のゴールで二年次ぶりの自身2得点目となった=県立保土ヶ谷公園サッカー場で(阿部虎徹撮影)

  • 今季から背番号7を背負う荒木は運動量が武器(阿部愛実撮影)

  • 初めてスタメンで起用された森本は高さと速さを監督から評価された(岡田あおい撮影)

深見が先制点を挙げるも…3連戦初日は痛み分けに

[サッカー部]JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第3節・桐蔭大戦(2019年04月27日 23時51分)

JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第3節・桐蔭大戦が4月27日、県立保土ヶ谷公園サッカー場で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。



【スコア】
駒大1ー1桐蔭大

【得点者】
10分: [駒]深見 侑生
16分: [桐]滝沢 昴司

【メンバー】

GK
1 松村 優太郎[4年=長崎総科大附高]

DF
30 小幡 祐稀[3年=東京Vユース]
6 猪俣 主真[2年=三浦学苑高]
3 星 キョーワァン[4年=矢板中央高]
5 桧山 悠也[2年=市立船橋高]

MF
2 深見 侑生[4年=駒大高](→75分 11 矢崎 一輝[3年=駒大高])
10 薬真寺 孝弥[3年=長崎総科大附高]
8 横山 玄徳[4年=千葉U-18]
24 米田泰盛[3年=駒大高] (→58分 14 米田 大介[3年=浦和東高])

FW
7 荒木 駿太[2年=長崎総科大附高]
19 森本 ヒマン[3年=矢板中央高] (→85分 9 高橋 潤哉[4年=山形ユース])


【SUB】
GK 22 杉本 陸[3年=新潟明訓高]
DF 4 真下 瑞都[3年=矢板中央高]
MF 13 江崎 巧朗[2年=ルーテル学院高]
MF 34 西田 直也[2年=駒大高]



3連戦初日の相手は、桐蔭大との対戦になった。

試合前日に相手エースのイサカゼインに川崎フロンターレから内定が出たことで勢いに乗りたい桐蔭大とは裏腹に、前半早い段階で流れをつかんだのは駒大。風邪の影響で欠場した高橋のポジションに森本を起用すると、恵まれたフィジカルで空中戦を制し、攻めのリズムを作った。先制点を決めたのは左サイドハーフの深見。薬真寺のクロスボールが荒木が反応。相手DFに阻まれシュートは打てなかったが、こぼれたボールを深見がそのまま蹴り込んだ。監督も「よくやった」とディフェンス、オフェンスを両方こなす駒高からの生え抜き選手を称えた。先制し有利に試合を運ぶことが出来るようになった矢先にアクシデントが発生。一時的に10人で試合を進行しなければならない状態になると、得点からわずか5分で失点。試合を振り出しに戻された。

後半に入ると試合は膠着状態に。森本を起点に荒木、薬真寺がセカンドボールを拾い、米田泰、深見に預けサイドからの攻めを展開するが、決定機を決めきれない。後半20分過ぎから、高橋、矢崎、米田大を次々に投入したが、得点することはできなかった。一方守備陣は、J1内定の選手を擁する桐蔭大の猛攻に対してゾーンをサイドに限定させプレスをかける守備を徹底。セットプレー時には、主将の星が相手エースをマンマークし追加点を許さなかった。結果は痛み分けのドロー。

この結果に秋田監督は「今日は先に点を取ったのでもったいなかった」とこぼしたが、「昨年を経験している子達が前には少ないので、ちゃんと育てながらやらなければいけない」と話し、上位進出のためにチームの育成を誓った。



◆秋田 浩一監督
「(今日はだいぶメンバーやポジションを変えてきたが)調子のいい人から使おうと。後は真下は怪我をしたので小幡を入れて、森本がやたら調子良かったので、今日は良かったと思う。(試合を振り返って)決定的チャンスをいっぱい作れてそれを決められなかったのは残念だが、ああいうところで取れなければ上位に行けない。以前の現コーチの深井達の時代はああいうのを取ってなんとか勝ちに繋げていたのが多かったと思うので、そこらがちょっと…今日は先に点を取ったのでもったいなかったかなという感じ。(先制点の形はなかなか良い形かと思ったが)あれも良かったし、後から決定的なチャンスもあり、荒木のは入ったと思ったが。外からうちの練習通りの攻め方だった。ああいうのがたくさん出てくれば。今日はそこまで行かないが結構出来たので、選手を使いながら育てていかなければと思う。昨年を経験している子達が前には少ないので、森本ヒマンもそうだし、今日出てた米田泰盛もそうだし、その辺をちゃんと育てながらやらなければいけない。もうちょっと我慢ではないですかね。(今はまだ試している感じか)我慢の毎日。我慢して使いたいというか…。(今日の深見選手のゴールについて)よくアウトで入った!あれは良かった。(今日は森本選手を初めてスタメンで使ってほぼ終了間際まで使ったが)彼にしてはこんなに長い時間やったことがないので良かったのではないですかね。自信にも繋がると思う。高さも速さもあるし左(足)にしては上手いが、これまで怪我をしてそこまでやれる機会がなかったので良かったのではないですかね。(これから期待できる選手か)僕等も期待し、将来的には高橋潤哉と森本ヒマンのツートップが出来れば良いかなという感じ。(高橋選手は最後5分だけの出場だったが)昨日まで風邪を引いて熱をだしていたので…でもそれは選手として恥ずかしいことで使わないとは言っていたが…。(今日の寒さと雨は想定外だったと思うが)そのおかげで森本がやれたし、暑ければダメだったのではないかと思う。まぁGKコーチの輪島もやってくれるようになったので多少色々な面でまだはっきり見えてはいないが、いろんな分野で向上が見えてきている。そこがありがたい。(今日見えた課題としてはフィニッシュの正確性か)いつもそうだが、毎回毎回そこ。(ゴールデンウィーク連戦となるが)頑張りたい。次は是非勝ち点3を取りたい。(そのためにはどんな修正が必要か)やはりディフェンス力と運動量、走力でそこが弱くなるとダメなのでそこを優先的に…疲れると思うが精神力で頑張りたい」

◆星 キョーワァン(法4)
「(試合を振り返って)立ち上がりに上手く先制ができたが、アクシデントで一人足らない10人になったときに、失点してしまった。その後にチャンスもピンチもあったが、勝ちきれなかったことがすごくもったいないゲームだった。(相手に攻めの起点となる選手が多くいたが、守備のポイントは)真ん中を占めてサイドに出させて、みんなでプレスをかけて逆サイドを捨てる。そういった部分をイメージしてやっていた。(セットプレー時には左サイドに流れていたが)相手のキーマンが左に流れてきていたので、そこに対しては自分が行くようにしていた。(得点シーンを振り返って)自分たちの形で早い段階に点が取れたので、それはすごく良かった。(5分後の失点について)あの時間帯はみんなで声をかけて耐えなければいけない時間帯だだった。そこで失点してしまって振り出しに戻されたというところが本当にもったいないゲームだったとすごく感じ。(試合全体を通して)失点なしという話をしていた中で、アクシデントはあったが失点してしまった。そこはすごく残念。無失点の試合は今シーズンは無いので、無失点でゲームを終えられるようにしたい。(イエローカードが多い試合だったが)自分も含めて少し荒れた。去年のこの時期以来のイエローだったと思う。チームとしてファールが多くなったという事は、その分相手にセットプレーを与えてしまっているという事なので反省して次につなげたい。(雨の影響は)やはり下がスリッピーで相手は結構パスを回してくるチームだったので、裏へのボールだったりが上手く伸びて(松村)優太郎まで行ってくれるシーンがあったりしたので、自分たちとしてはそんなにやりにくさはなかった。(修正点は)クロスに対して失点してしまったので、そこを修正したい。相手がゆったりボールを持ってくる中で、縦パスからスイッチを入れてくるので、そこに対して相手に起点を与ええないことをやっていきたい。(3連戦の意気込み)勝ちこして3連戦を終えられるように残りの試合で勝つことを目標に負けない3連戦にしたい」

◆深見 侑生(商4)
「(試合を振り返って)監督が今日は大事な試合だと言っていた。前回勝って、ここの2連戦を勝っていこうと前半から飛ばしていこうと思っていた。前半はかなり良かったが、一回10人になった時に少しあたふたしてしまって、そこから流れが変わってしまったと思った。そんなアクシデントにもしっかり対応できる対応力をこれからの試合でつけていきたいと感じた。(今日の試合で意識したことは)上下運動をしろと言われ、守備で貢献しつつ、攻撃でしっかり顔を出すということを自分でも意識している。なので、まずはしっかり上下運動から入ろうと考えていた。(自身の得点シーンについて)結構たまたま。自分のところにこぼれてきたので、押し込むことができた。たまたま感が強いかなと思う。(立正大戦からはMFとしての出場だが)自分はもともとFWをやっていたので、前線もできなくはない。どこでもできるというわけではないがまあ、できます(笑)。与えられたポジションは全力でやりたいと思っている。(どんなポジションをしたいか)サイドハーフが結構楽しいので、やりたい。(試合の課題は)やはりハプニングの時に、対応する力がまだ弱いかなと感じたので動じずにいきたいなと思う。(これから連戦となるが)ここの3連戦がチームとしても大事だし、個人としてもそう思っているので、あと2戦しっかり勝っていい流れを出せるように頑張っていきたい。(今季から背番号が2番ということについて)須藤(皓生、19年卒)さんの意思を継げるようになりたいと思う」

◆荒木 駿太(市2)
「(今日の試合を振り返って)結構チャンスがあった中で1点しか決められなかったというのがあった。最初の方はディフェンスに結構いけてたが、前半の後の方にかけてディフェンスがみんな疲れてきて少し前の方からいけなくなったところが課題だと思う。(今シーズンからトップで起用されるようになったが)素直に嬉しいが、まだ2年生ということで、先輩もいる中で出たくても出られない先輩もいると思うので、その人たちのためにも一生懸命頑張らないといけないという気持ちを持ちながらいつもやっている。(得点シーンについて)とりあえず競ってというのはあって、それで自分で決められなくても他の人がああやって決めてくれれば自分も競って良かったなと思えるので、(身長が)小ちゃくても相手がでかくても競り続けるというのをいつも意識している。(昨シーズンから運動量を強化してきたか)練習中から手を抜かずに走るというのはいつも意識していて、試合と練習で走るというのは違うので。自分は運動量が武器なので次の試合もチームのために貢献できたら良いと思う。(森本と2トップを組んだが)ヘディングが強いので、信じて走れば絶対に裏に来るなと思ってやっていた。(次戦の意気込み)次もスタメンで出られたら気持ちと運動量で、相手に負けないぐらいの気迫でやって、点を取れたら良いかなと思う」


なお、次節は5月2日、埼玉スタジアム2002第2グラウンドで14:00から東洋大と対戦する。

◆埼玉スタジアム2002第2グラウンド
・埼玉高速鉄道 浦和美園駅より徒歩20分

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