• 好投を見せた竹本=明治神宮球場で(菅原菜央撮影)

  • 若林は二塁打を放ち両手を高く上げガッツポーズをした(吉澤ほの香撮影)

  • 三振に倒れ悔しげな表情を浮かべる菅(中川達夫撮影)

竹本好投も、打線の援護得られず惜敗

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対亜大2回戦(2019年04月09日 16時05分)

東都大学野球春季1部リーグ対亜大2回戦が4月9日、明治神宮球場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大 000 001 000=1
駒 大 000 000 000=0
 
      打安点
(9)緒 方400
(4)林 琢410
(8)若 林220
(5)平 野410
(6)新 田410
(D) 東 200
 HD 菅 200
(7)木 下200
 H7山ノ井100
(2)鈴 木200
(3)小 西200
 H3伊藤史100
     計3060

       打安点
⚫竹 本 6 2121
 上 野 2 710
 小 川 1 410

 先発は公式戦初先発の竹本祐瑛(法3)。初回からキレのある直球とスライダーを武器に、相手先発の松本晴との投げ合いとなった。初安打を浴びたのは5回。ここも後続は絶ち、安定した投球を見せた。だが、続く6回、四球と犠打で2死二塁とされると、代打岩本慎太郎に右前に運ばれる。右翼緒方理貢(法3)の送球もわずかに及ばず、先制されてしまう。それでも最小失点で切り抜けると、7回からは上野翔太郎(現4)、小川良憲(仏4)の継投で追加点を許さず、打線の援護を待った。
 しかし、その打線は4回1死一、二塁、7回無死二塁、8回1死二塁と好機を作るも、無得点。最終回も2死から平野英丸(地4)、新田旬希(商2)の連打で2死二、三塁と逆転サヨナラの好機を作りながら、最後は菅力也(商4)が空振り三振。粘りは見せたが、あと一本が出ず、決着は3回戦へ持ち越しとなった。

◆大倉 孝一監督
「(今日の試合を振り返って)まあ点が取れなかったよね。(それはどんな部分に原因が)打てなかったから。先頭打者も出てなかった。(4回平野選手に声を掛けていたのは)少ししたからバットが出ていたから、『センター方向に引っ張っていけよ』と。(今日先発の竹本選手は)3、4日前に先発でいくということを伝えたんだったかな。いい選手から順番だから。だいぶ球も走ってきたし、落ち着いて投げれるようになってきた。(実際に今日投げている様子を見ての感想は)頑張ったと思う。(昨日最終回の登板であまり結果の良くなかった小川投手を今日も最後に起用した理由は)もともとこういった使い方を今シーズンはしていくと決めている。(今年はこういった試合を1つずつ重ねていくという感じか)今年というかリーグ戦はこういったことの連続なので、想定内だし。(一喜一憂しても、という感じか)当然。全部勝ちきれればいいとは思うしそうやりにいってるけれど、負けるのは当然起こることなので。(去年まで投手陣は4年生3人ローテーションだったが今年は継投という形だがそこについて手応えは)継投というのはそれだけリスクのあること。先発投手が7回8回まで投げれる方が安定して守れるわけだが、そうできないときは継投を使うしかない。全力でつなぐしかない。そういった意味ではこの2試合、経験の無い選手たちが頑張ってくれたと思う。(代打なども使いながら総力戦になるが、答えてくれる部分、そうではない部分があると思うが)もうそれは仕方が無いよね。(監督としては試合中忙しいような感じか)でも今年のチームは経験が少ない、決まった選手が成績を残すことも想定して無くて、全員でいくよとずっといっているから。(まだまだチームは若いか)若いよ。若いからこそ、いっぱい経験させてやりたい。そういった意味ではよくやってると思いますよ。(3戦目に入るが、選手たちには)これも想定内。また一から入っていくしかない」

◆鈴木 大智主将(法4)
「(2日連続の盗塁阻止となったが、あれは狙っていたのか)昨日走ってきていたので、一応ケアはしていて、走られても大丈夫なように準備していた。昨日よりは狙っていなかった。(昨日の試合後「リラックスして試合に入れるように」と言っていたが)昨日よりは落ち着いて試合に入れた。(昨日は)開幕戦という緊張もあったし、あまり慣れない雰囲気にのまれていたと思う。オープン戦では大きな声で応援されることは少ないし、相手の圧もあまりない。そういった中での緊張があった。今日は昨日ほどの緊張はなく、リラックスできていたと思う。(先発の竹本選手について)全体として良かったが、1点取られた6回に打たれた右前安打が失投。甘い球だった。1失点という内容だけ見れば良いが、リーグ戦では細かい部分を修正していかないと勝てなくなると思う。防げた失点なのではと言った部分を追求していきたい。(失点の場面は本塁でのクロスプレーだったが)準備はしていたが、ランナーの勢いが強くて押されてしまった。気持ちで負けてしまっていたと思う。(上野選手、小川選手それぞれについて)上野に関しては、今季初登板だったので緊張している部分があったように思う。変化球が抜けることもあったが、それ以外は普段通りのいい球を投げられていた。小川は、昨日よりもボールが抜け気味なように感じたが、(9回表1死一塁では)ノースリーからスイングを取って、そのあとにバントをさせて失敗を誘うことができた。あそこでフォアボールを出していたらまた話は違っていたと思うが、まずいなと思ったところから修正することができていたのが良かった。(バントを失敗させてダブルプレーを取ったとき、すごく気合いが入った表情をしていたが)どうしても九回裏に逆転をしたかったので、熱く燃えるというか、一つのプレーがチャンスを作ったり、流れを呼び込んだりするので、タイミングよく良いプレーができたように思う。(マウンド上で上野と会話する場面があった)今1点差で負けているけど、2点差になると流れ的にも厳しくなるから、という話をした。悔いの無いように、自分の投げたい球を全力で投げ切ってくれ、攻めていこうと声をかけた。(自身の打撃は)粘り強さがあると思う。簡単に打ち取らせてくれない打者、例えば亜大の矢野選手や中村選手は粘り強くて、簡単にアウトになってくれない。粘られて粘られてフォアボールというのは粘り負けだと思うので、粘り勝ちできるように。亜大は他の選手も粘り強く打ってくるので、負けないようにと。(今日は死球が3つあるのを除けば四死球は少なかったが)死球に関しては、攻めた結果なので仕方がないと思う。追い込んでから粘られて、カウント2‐3からの四球、そういったものは粘り負けだと思うので、無くせるようにしていければ。(チームの雰囲気は)昨日勝っているので、今日負けても明日、とすぐに気持ちを切り替えることができている。いつまでも引きずっていても仕方がないので、切り替えて明日に向けて準備をしていきたい。」

◆竹本 祐瑛
「(試合を終えて)ランナーが出てから、厳しいところに投げようとしたボールが甘くなってしまった。悔しい。それまでは投げ切れていたボールだったが、一塁が空いていたのに、ストライクゾーンで勝負しにいってしまったので、強く振られてしまった。(初先発だが)昨日の試合後に言われた。昨日の試合も出るつもりで作っていたので、準備はできていた。ストライク先行で先頭打者を打ち取っていけたので、ランナーが出ても楽に投げられた。(5回途中まで無安打に抑えたが)リリーフのピッチャーがいっぱいいるので、1イニング、1人でも長く投げようと思った。(疲れは)全然なかった。(先発へのこだわりは)どこでも投げられるように準備はしていたが、先発の方がリズム良く投げられるので、ずっとやりたいと思っていた。(キャッチャー鈴木選手のリードは)自分が投げたいボールを要求してくれる。投げやすかった」

◆若林 楽人(現3)
「(今日の試合を振り返って)チームとしてもう少し戦えたらというのを感じる。勝つために一人ひとりが今までやってきたことをできていなかったところがある。ポジティブに言えば、明日それができれば良いので、切り替えていきたい。(自身の調子について)いい感じに振れていて調子自体は良い。(7回の先頭の場面で二塁打を放ったが)昨日対戦した投手で、球がゆるいので、自分の間をしっかりと作って、慌てずに打ちに行こうと思って打席に入った。(相手投手はアンダースローで独特なフォームだが)自分のフォームさえしっかりできていれば打ちづらさはない、相手投手のことを考えるのも大切だが、自分がしっかりと自分のフォームで打てることが大切。(最終回の盗塁の意識は)あそこは勝負する場面だったので、失敗を恐れずに行く場面だったが、あそこで盗塁を決めてなんとか4番に一本という形を作りたかったが、相手捕手に勝てなかった。(明日に向けて)ポジティブに頭を切り替えて明日は勝ちに行く」

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次戦、1部リーグ対亜大第3回戦は4月10日(水)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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