• 「ゴールネットを揺らせなかったこと」が自分の課題と振り返った星=早稲田大学東伏見グラウンドで(菅野真由子撮影)

  • 江崎は、積極的にボールに食らいついた(岡田あおい撮影)

あと一歩届かず・・・課題は「得点力不足」

[サッカー部]第24回東京都サッカートーナメント学生系の部・決勝 対明大戦(2019年04月05日 17時50分)

第24回東京都サッカートーナメント学生系の部・決勝 対明大戦が3月31日、早稲田大学東伏見グラウンドで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大0-1明大

【得点者】
74分:[明]

【メンバー】

GK
1 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]

DF
2 深見 侑生[3年=駒大高]
3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
4 真下 瑞都[2年=矢板中央高]
5 桧山 悠也[1年=市立船橋高]

MF
7 荒木 駿太[1年=長崎総科大附高]
8 横山 玄徳[3年=千葉U-18](→85分 12 竹上 有祥[3年=駒大高])
10 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高]
13 江崎 巧朗[1年=ルーテル学院高]
14 米田 大介[2年=浦和東高](→76分 20 岩本 蓮太[1年=長崎総科大附高])

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形Y](→76分 19 森本 ヒマン[2年=矢板中央高])


【SUB】

GK 21 八木 大政[3年=熊本ユース]
DF 6 猪俣 主真[1年=三浦学苑高]
MF 29 西田 直也[1年=駒大高]
MF 30 栗原 信一郎[2年=駒大高]



先週行われた準決勝とスタメンを変えずに挑んだ決勝・明大戦。

前半は両チームとも、持ち味の攻撃スタイルを活かしきれない展開へ。駒大の低い位置からのロングボールを供給し、一気にゴール前までボールを運ぶ、「縦に速いサッカー」は明大ディフェンスの高い壁に阻まれ機能を制限された。一方、明大の特徴である、トップ下の位置に低いボール集め、落とすことによって釣られたディフェンスの裏を取る、緩急の激しい攻撃に対しては、星を中心としたディフェンスラインがしっかり対応。先制点を許さなかった。「前の試合よりも、きっちり役割を分けて対応することができた」と主将の星も準決勝の拓殖大の課題が改善されてきていることを評価した。

両チームスコアレスで前半を折り返すと、後半に明大のベンチが動く。DFを中心に編成されていた中盤に本職のMFを投入。高さでの勝負を諦め、FWにスピードで勝負できる選手を起用した。先制点は後半37分の明大、ミドルシュートのこぼれ球は不運にも相手FWの足元にこぼれ、ダイレクトで振り抜いたシュートは駒大ゴールネットを揺らした。

前線に森本、ロングスローに定評のある岩本、副将竹上を投入し、反撃を図ったが、決定機を作ることが出来ず、試合終了の笛が鳴った。
天皇杯予選への挑戦権を失った駒大が、次に見据えるのは関東リーグ。秋田監督は「失点を少なくして上位についていけるようにしたい」と意気込んだ。



◆秋田浩一監督
「(今日の試合を振り返って)残念だった。点数が取れなかったので仕方なかったと思う。残念でしたね。(前半を0-0で折り返せたことについて)良かったと思う。先週よりはチーム全体がきっちりしていたし、ディフェンスの距離感、もちろん相手スピードは良かったが、怖がらないでちゃんと距離感を保ってやっていたので良かったと思う。(前半には薬真寺選手に「ナイスボール」と声掛けしていたが)いつも怒っているばっかりではない。コミュニケーションは大事、いいものはいいので。どっちかというと(薬真寺は)のるタイプなので。(後半での失点シーンについて)あの(明大の)10番は持っているんじゃないかな。彼の方に流れたというのは。あそこには彼しかいなかったし。その前に防げるのはいっぱいあったんだけど…。(今後の課題)失点をしない。筑波はボール回しが速い。それに対応できるようにしなければならない。流れの中で点数が取れないので、プレーとかロングスローを活かしながら点数を取れればいいなといったかんじ。(来週からのリーグ戦について)去年もいい成績というか、せっかく頑張ってくれたので、今年もなんとか頑張ってもらいたい。前期はちょっと厳しいんだけど、失点を少なくして上位についていけるようにして、秋に勝負したい」


◆星キョーワァン(法3)
「(試合を振り返って)自分たちの時間帯も多い中で得点も奪えず、相手に何度かチャンス作られたが、みんなで粘っていた中のあの一発しずんだっていうのがすごい悔しい敗戦になった。(チームとしては何を意識したか)チームとして行くところと行かないところを割り切って、最後のところで体張ろうというふうにチームとして統一してやれたかなと思う。(失点シーンについては)最後のところで少しラインが重くなってしまって、そこでセカンドを相手に拾われて縦パスつけられて、そのこぼれを打たれたという感じで。もう少し自分たち後ろがラインを押し上げて、一発目のクリアを大きくしていたらああならなかったと思うので、そこはすごい悔しい。(監督からの指示)監督も『このままだったらリーグ戦厳しい』と言っていた。でもそれはみんな今日の敗戦で思ったと思うが、まだあきらめるわけにはいかないので、ここからしっかり一人ひとりが覚悟を持って、リーグ戦12試合で一つでも多く勝ち点をつかんでインカレ出場できるようにやっていきたい。(今日見つかった課題は)やはり得点力不足はチームとして大きな課題かなというのはすごく感じて。自分自身もそうですし、あれだけやった中で何度か頭に当たるシーンはあったが、そこでゴールネットを揺らせなかったことは自分の課題だと思う。そこはしっかり練習して、リーグ戦に向けて準備していきたい。(今年の目標にタイトル獲得を掲げていたと思うが、残すところ2タイトルだが)やれることやって、みんなで準備して、駒沢がチーム一丸となってやるときが1番強いときなので、もう1回チーム一丸となれるよう練習から引っ張っていけるように頑張っていきたい。(6日から春季リーグが始まるが改善したい点は)少しでも多くチャンスを作れるようにコーナーキックやフリーキックの精度を上げる部分だったり、サイドからの攻撃を徹底していくという部分は、今からでもしっかりできる部分であるのでそこは練習していく。(リーグに向けて意気込みは)今シーズンで大学サッカー最後なので、駒大の選手として駒大に恩返しできるようにしっかり結果を出して、去年の4年生のように、最後悔しい思いをしたが、いい思いを多くできて卒業できるように、そして日本一を取れるように頑張っていきたい」



◆江崎巧朗(経1)
「(試合を振り返って)前半0点で、後半に粘って1点取るというプランだったが、最後の最後に報われなくて失点してしまった。自分も得点に絡めなくて、全然満足いかない試合内容だった。来週リーグが始まるのでリーグまでの1週間で少しでも改善して次につなげていければいいと思う。(監督が前の試合より上手くいけていた気がすると言っていたが改善してきたところは)みんなで声掛けとか、ボールをある程度予測して動き出すとかそういうところをずっと言われていて、そこは前よりは意識できていた。最後の最後で相手を圧倒するくらいまでできていないのはまあまああったかなと思う。(レギュラーに定着してきたが)ずっとやり続けてきて、人がいないというのもあれだが、ずっとやり続けてきたから監督も見てくれて今(がある)という感じ。(ボランチからのシュートを狙っていたが)基本後ろから蹴ってフォワードが競ってというところで、こぼれてきたボールを得点につなげる形を意識していたが、あまり拾えなくて。ゴールから遠かったりとか、1本打ったか打ってないかくらいで。意識がまだ少し足りなかった。(春リーグに向けて自身の課題は)最後に運動量が落ちて真ん中にスペースが出来てしまって…。そこかなと思う」

発行冊子最新号一覧背景(左)

サッカー部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)