• 小林高校(宮崎)出身の大坪幸太=陸上部道環寮で(曽根優衣奈撮影)

  • 一関学院高校(岩手)出身の小倉朝陽

  • 那須拓陽高校(栃木)出身の小野恵崇

  • 成田高校(千葉)出身の北厚

  • 西脇工業高校(兵庫)出身の酒井亮太

陸上部新入生特集2019 vol.1

[陸上競技部](2019年04月03日 13時56分)

昨年「原点と氣〜勝利への貪欲さ〜」のスローガンのもと、常勝軍団復活の兆しを見せた陸上部。今年は「原点と意欲~努力の継続~」をスローガンに掲げ、更なる進化を目指すチームにこの春15人の新入生が入部した。新たなフィールドに立つ彼らに、駒沢大学陸上競技部に入部するきっかけや、大学での目標などを聞いた。(聞き手・曽根優衣奈、岡田あおい、大黒哲志)

3回に渡ってお届けする『陸上部新入生特集』。第1回目は、大坪幸太選手・小倉朝陽選手・小野恵崇選手・北厚選手・酒井亮太選手の5人をご紹介します。なお、今回は事前に選手の皆さんに答えていただいたアンケートを基に行ったインタビューになります。(本取材は3月中旬に行われました。)



「駅伝だけではなく個人としても活躍をしたい」
◆大坪幸太 (おおつぼ・こうた)
GMS学部GM学科
出身校:小林高校(宮崎)
5000m自己ベスト:14分45秒80
座右の銘:克己

―駒大を選んだきっかけは
「藤田コーチにお誘いいただいて、何回か学校にも来てくださってお話を聞く中で駒大に行きたいと決めました。他の大学とかの候補はあまりなかったです。駒沢一本で来ました」
―憧れの選手は
「もう卒業されましたが片西景(19年卒、現・JR東日本)選手。入学当初は持ちタイム的には下の方でしたが、3年目でユニバーシアードにも出られたりしていて最初に入ってきたときに弱くても成長することができるのだなと感じるし、自分もそのような選手になりたいと思いました」
―監督・コーチの印象は
「監督はまだテレビとかでしか拝見する機会がなかったのですが、その中で抱くイメージはとにかく熱い、というのと陸上に人生を懸けていらっしゃるなという感じです。藤田コーチは現役で走ってらっしゃったときにフルマラソンの日本記録も出された凄い方ですが、兄貴分のような感じで色々話しかけたりしてくださっています。勧誘に来てくださったのも藤田コーチなのでとても話しやすい方です」
―ライバルは
「全員に負けたくない。自分よりも持ちタイムは上の選手の方が多いので、切磋琢磨しながらいいところはどんどん吸収して成長していきたいです」
―座右の銘は
「克己。強く思っているものではないですが、中学校の校長先生が毎回集会のときに言ってらっしゃった言葉です。相手と比べたりするよりもまずは自分に打ち勝ってその中で成長していくというのが自分に合っているかなと思いました」
―大学での目標は
「箱根駅伝等の大学の三大駅伝に出たいというのもありますし、駅伝だけではなく個人としても活躍をしたいです。まずは寮生活や大学生活に慣れて、勉強もできなければ意味がないのでそちらにも慣れていきながらしっかりやっていきたいです」
―意気込みは
「まだ1年生で実力も下の方ではありますが、走りはもちろん生活面においても同級生や先輩方にいい刺激を与えられる存在になりたいです」



「メンバーに入るだけではなくて自分が走って優勝したい」
◆小倉朝陽(おぐら・あさひ)
経営学部経営学科
出身校:一関学院高校(岩手)
5000m自己ベスト:14分18秒49
座右の銘:我武者羅

―駒大を選んだきっかけは
「先輩である小原(拓未・政3)さんや佐々木(聖和・営3)さんやもっともっと前の代の先輩方も(駒大に)行っていて『いいな』と高校1年生のときくらいから思っていました。駒大は箱根駅伝でも上位に毎年いるし、マラソンとかMGC獲得しているOBの方もいっぱいいて、自分も将来マラソン目指す選手になりたいので距離を走れる駒大を選びました」
―目標としている人は
「同じ高校出身の小原さんを目標にしています。あと同じ部屋が中村大聖(政4)さんで、この前の試合(学生ハーフ)でユニバーシアードを決めているところを見て将来的にああいった選手になりたいと思いました」
―監督・コーチの印象は
「入る前は『厳しい』という言葉を聞いていましたが、実際に会ってみたらアドバイスとかいろいろなことを教えてくださるので厳しいというよりは本当に『監督』という感じです。みんなのことを見ているなと思います。藤田コーチは高校時代からも練習を見に来てくださっていたり、大会を見に来てくださったりして、すごく見てもらっています」
―ライバルは
「同学年だと田澤(廉・経1)・宮内(斗輝・法1)・酒井(亮太)。本当にこの世代はめちゃくちゃ強いです。自分も上位の方のタイムを持っていましたが、気を抜いたらすぐに抜かれるので一つ一つ準備をして臨めたらなと思っています。他校だと自分の高校で同期だった及川瑠音が東洋大に行ったので、そいつには絶対に負けたくないです」
―座右の銘は
「高校の頃の鉢巻につけていたのが『がむしゃら』という言葉です。レース走っているときに一番考えていることというか、一つ一つのレースを必死にやる、手を抜かないというのを心がけています」
―大学での目標は
「学生ハーフを見にいってユニバーシアードを取っている先輩を見て『自分も出たいな』と思いました。自分が3年生のときにユニバーシアードがくるので、そこで勝ち取って自分も代表として走れればいいなと思います。駅伝での目標は3強を崩せるようにメンバーに入るだけではなくて自分が走って優勝したいと思っているので、出雲・全日本・箱根で自分が走れるように4年間ずっと全部のレースを走れるようにしていきたいです」
―意気込みは
「この1年間でしっかりスタミナをつけて、自分が目標としているハーフ63分台1ケタを出して最低でもメンバーに入る、最高の目標は自分が走って駅伝で優勝する。まず最低限を目標にして一つ一つのレースを通過点として取り組みたいです」



「チームを優勝に引きつけられるような走りができるようになりたい」
◆小野恵崇(おの・けいしゅう)
経営学部市場戦略学科
出身校:那須拓陽高校(栃木)
5000m自己ベスト:14分28秒00
座右の銘:初志貫徹

―駒大を選んだきっかけは
「小学4年生の時から陸上をやっているのですが、ちょうどその時が宇賀地(強、10年卒、現・コニカミノルタプレイングコーチ)さんが出ていた時の箱根で、親が『この人栃木出身なのよ』と言っていて、かっこいいなと思いました。それからずっと駒澤に憧れています」
―尊敬する選手は
「宇賀地さんです。普段話すときはくだけた感じですけど、しっかりしていて、目上の人とかがいたら本当にすぐ(その人のところに)行きます。誰も気づいていない所でも本当にすぐ見つけてすぐ挨拶に行くので礼儀がすごくて、そういうところを見てさらに憧れました」
―ライバルは
「樋口(翔太、日大)です。中学の時から知っていたのですけど、日大の新入生で去年の1500mインターハイ日本人1位の栃木県の選手。中1の時から樋口とずっと競っていて、タイムも自分が抜いたら樋口も抜くみたいな感じで高3まで続いていました。高3になって、あっちがインターハイ2位で差が開いてしまったのですけど、それでもやっぱり勝ちたい相手でした」
―今後の目標
「大学三大駅伝のメンバー入りです。小学校のころは見てたのは箱根だけでそれからずっと『箱根出たい箱根出たい』と思っていて。中学生になって本格的に陸上を始めてからは三大駅伝に出たいなと思うようになりました」
―意気込み
「憧れの舞台でチームを優勝に引きつけられるような走りができるようになりたいです」




「まずは5000mで14分台に乗せてしっかりスタートラインに立つ」
◆北厚(きた・あつし)
経営学部経営学科
出身校:成田高校(千葉)
5000m自己ベスト:15分02秒73
座右の銘:日進月歩

―駒大を選んだ理由は
「自分が大学を選ぶときに第一条件として箱根駅伝を目指せるところということで、1500mしかやってこなかったのでやはりいける大学が限られている中で自分が行けるベストな学校ということで駒大を選びました」
―駒大で目標の選手は
「箱根駅伝を走られた小島(海斗・市3)さん。高校生の時に県大会などで自分も小島さんと同じ地区だったのでそれで見ていてという感じです」
―入学前に監督やコーチと話す機会は
「藤田コーチと何度か話す機会はありました。駒沢大学に行って話すという感じでした。この方ならちゃんとやっていただけると思いました。(大八木監督は)まだあまりお話したことはないのですが、選手のことをよく見ていらっしゃる方だなと思いました」
―同期などでライバルは
「入っているのが強い選手ばかりで、周りは知らない人ばかりで、自分が一番遅いのでその中で自分は少しずつ積んでいっていつかはしっかり走れるようになりたいです」
―座右の銘は
「日進月歩で、高校のころからそれでやってきてそのまま大学でもコツコツ積み上げていこうかなと思っています」
―大学での目標は
「まずは5000mで14分台に乗せてしっかりスタートラインに立って、あとはしっかり練習で周りの同期と同じくらいに走れるようになりたいです」
―大学での意気込みは
「まずは同期と一緒に走る、スタートラインに立っていないのでそこを目指してやっていきたいです」



「駅伝やハーフで結果を残していけるように」
◆酒井亮太(さかい・りょうた)
法学部政治学科
出身校:西脇工業高校(兵庫)
5000m自己ベスト:14分25秒36

―駒大を選んだきっかけは
「元々野球をやってたんですけど、箱根駅伝を見た時に一番かっこ良かったからです。ちょうどその時に野球でけがをしてしまい、陸上をしようと迷ってた時だったので、陸上をして大学に行くなら駒大かなと思いました」
―目標とする選手は
「中村匠吾(15年卒、現・富士通)さんです。面識は中村さんがこちら(駒大)で練習をされていてそれくらいですけど、中村さんが4年生の時の箱根駅伝1区を見て、一回(前と)離れたが追いついて最後勝って、あれはすごいなと思いました」
―駒大の監督、コーチは
「監督さんはとても熱い人で、レースでもいつも叫んでるイメージですけど、練習中も声を出していて。優しいですね」
―ライバルは
「藤本珠輝(日体大)です。同じ西脇工業で、エースで。次は日体大に行くんですけど、3年間競ってやってきたんですが、3年目は力の差を見せつけられたなあと思いました。大学では勝てるようにやっていきたいです」
―今後の目標は
「長い距離で戦っていけるようにすることです。短い距離よりも長い距離の方が得意なので駅伝とかハーフとかで結果を残していけるようにしていきたいです」


※第2回目は高見真拓選手・田澤廉選手・円健介選手・中島隆太選手・東山静也選手をご紹介します。
ぜひご覧ください!

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