• ファーストセットを取られてから気持ちを切り替えた渡邉=立教大学新座キャンパスで(坂田美智撮影)

  • セカンドセットからは自分のプレーを発揮した佐藤

  • サーブ・リターンを課題に挙げた(元井可奈子撮影)

  • 自分から決めていきたいと話した入内嶋

  • 駒大対決は渡辺が勝利した

新進2日目!男子ダブルスで二回戦進出も、女子シングルスで3人が敗退

[硬式テニス部](2019年02月17日 10時52分)

平成30年度関東学生新進テニス選手権大会の本戦が2月16日に行われた。男子ダブルス、女子シングルスの1回戦が立教大学新座キャンパスなど全4会場で行われた。結果は以下の通り。

<男子ダブルス1回戦>
○渡邉康二・佐藤悠樹 2 (3−6、6−3、10−5) 1 甲斐直登・川島颯(慶大)


<女子シングルス1回戦>
○渡辺安美 2 (6−1、7−6(2)) 0 ●梶谷亜未 
○森島優 2 (6−3、3−6、6−4) 1 ●下地奈緒(早大)
●清水里咲 0 (4−6、2−6) 2 ○我那覇真子(筑大)
●入内嶋七菜 0 (2−6、0−6) 2 ○安部有紗(山学大)


<女子ダブルス1回戦>
昨日中断した女子ダブルスは緑ヶ丘にて行われた。ファイナルセットのスーパータイブレークから再開した。
●日暮春香・森島優 1 (5−7、6−4、3―10) 2 ○田中真子・岡田優(慶大) 



【渡辺・梶谷 駒大対決】
女子シングルスは本戦一回戦から同期の同士討ちに。本戦直通の渡辺安美と予選から上がってきた梶谷亜未の戦いとなった。ファーストセットは終始渡辺のペース。鋭いストロークで前後左右に梶谷を振り回す。それについていけない梶谷は途中足が止まることも。長いラリーが続く場面でも粘り強く打ち続けた渡辺に軍配があがりファーストセットは6−1で渡辺の手に。セカンドセットでも渡辺が先行する。強打とドロップショットを使い分け、流れを渡さない。5−1まで梶谷を追い詰めるもそこから梶谷のスイッチが切り替わる。鋭角なバックハンドで一気に流れを引き寄せると、今度は梶谷が渡辺をゆさぶり猛攻。一方、渡辺はミスも増え始め、梶谷は5ゲームを連取し、最後は6−6のタイブレークへ。そこでは本戦直通の意地を渡辺が見せつけ、セカンドセットも勝利。同期対決で梶谷を下した。


◆江口淳一総監督
「(今年の新進は)今回男子は予選から1本も上がれていない。今までの戦績から本戦ストレートインのシングルスでは平林と田村、日野。ダブルスでは今日勝った渡邉・佐藤ペアの3本1本しかできていない。予選の決勝にはいっぱい残ったが、みんな負けてしまった。それはちょっと休み過ぎてしまったかなと思う。年明けのオフが長かったのと、年明けてからも慢心があった。試験もあったので、いつもやってる子がちょっとサボったというかそれが出てしまった。せった試合が多かったが、取りきれなくて負けてしまうのが予選ではすごくたくさんあった。本戦に出たメンバーは予選やらないで出ている。昨日の日野の試合とかも見たが、高いレベルのラリーで体力がついていけてない感じだった。調整が失敗したかなという感じ。だけど平林は強い相手に勝ったし今日の男子ダブルスも、危なかったが以前負けたのを反省して試合ができていたので良かった。女子は練習できていたので今回予選から清水はシングルスで初めて(本戦に)上がったし、上がるべきところが、しっかり上がってくれた。出場制限かかっているシングルスの日暮やダブルスの清水がいるし、本線ストレートインもある程度いたので、女子はしっかりやってきた証拠かなと。でも本戦になって周りの選手しっかりやってきていてそんなに甘くないなというのを感じた。だから本戦にきて慌てるんじゃなくて、ちゃんと準備していかなきゃダメだった。女子シングルスの清水とか、入内嶋は本戦で一回くらいはもうそろそろ勝たなきゃいけないメンバーだし、悪い相手でもなかった。(一回戦から駒沢同士の試合があるが)レギュラーの二人だから少しもったいないし、本人たちは嫌かもしれない。だけど監督としてはどっちかは残るのでいいように考えようと。(今大会の目標は)今回の大会で二回勝てば春関で本直になるのでそれを目指していたがやはり厳しい。新4年生は就活とかの影響もあると思う。春関まで引きずっていたらダメだと思うが3月は春合宿もあるし、比較的時間の余裕もあるので、そこでいろいろ調整してほしい。去年2部リーグで優勝したが強いと誤解しないで、しっかり練習していかなければならないと思い知らされたのではないかなと思う」


◆渡邉康二(商3)
「(自身の調子は)就活とかもあって、あまりしっかり練習できていなくて、シングルスもあったが、一回戦で負けてしまった。ダブルスは気合が入っていて、やらなきゃという気持ちだった。(試合を振り返って)ダブルスの試合、大会自体が久しぶりだった。試合勘がなくて緊張したのもあって、相手に飲まれた。でも、ファーストセットを取られてから、気合が入った。(久々の佐藤悠樹選手とのダブルスは)最後の方、めっちゃ楽しかった。ダブルスはやっていて、楽しい。(二回戦に向けて)目標はベスト4。まず目の前の試合を集中して。特に出だしを集中していきたい」


◆佐藤悠樹(経2)
「(自身の調子は)最初の調子があまり良くなくて、相手の様子も見つつ引いてる部分があった。セカンドから気持ち切り替えて自分のプレーがしっかり出せたかなと思う。どんどん良くなっていって、ファイナルもしっかり取れたのでよかった。(きっかけは)とりあえず打っていこうと思って。引いてばかりだから攻めていこう、動いていくことを大事にした。(プランは)相手がボレーヤーとストローカーに分かれていたので弱点をしっかりつこうとした。ストローカーの人にはボレーをさして、ボレーヤーの人にはストロークをさした。最後の方、焦って相手のストローカーが前に来てくれて、そこを狙ったら(相手が)焦ってネットや、ミスがあった。(2回戦に向けて)目標はベスト4なので2回戦もしっかり最初から自分の力を出せるように頑張っていこうと思う」


◆清水里咲(国1)
「(予選からの出場だったが)最近ずっと肘が痛くて練習もセーブしながらやっていたので、思い切りできなかった。だが試合前に薬を飲んだりしてやっていたので調子自体は悪くはなかった。けれど緊張とか色々混ざって集中力もそんなに続かなくて、自分のプレーもできたりできなかったりを繰り返していた。(自分の試合展開のプランは)左右に思い切り振って、逆をつくか、前に出てネットプレーで決める、という展開をしようと思った。ファーストセットでの2−5から4−5にした時のゲームではできたと思ったが最後の4−5のゲームで集中力が切れてしまってそこが取れればファーストセットを取ることができたかもしれないので、もったいなかったなと思う。(この試合で見つけた課題は)サーブとリターン。オープニングからしっかり入らないとそこからの流れがつかめないので、やはり今日はサーブ・リターンがダメで、ラリーは我慢できた時もあったから、集中を続けて我慢し続けることが課題良かったところもあるけどダメなところが多かった。(苦しめられた相手のプレーは)スピン。外に追い出すボールがとても嫌だった。あとロブとかも。今度はそれを自分も取り入れて、自分が嫌がることは相手も嫌がると思うで、それを練習で取り入れていけたらいいなと思う。(春関では)ダブルス・シングルスどっちも頑張りたい。ダブルスは常に上にいたいので。ダブルス頑張りながらやはりシングルスも勝てるようにやっていきたい」

◆入内嶋七菜 (心1)
「(今日の調子は) 思いどおりのプレーが出来てなく、やろうとしていることを無理にやりすぎてミスになってしまったので、もっと落ち着いてやればよかったと思う。流れをどのようにするか 相手は1部の選手なので最初の出だしからよくやっていこうと思っていた。(試合を振り返って) ゲームの中ではポイントを競ってるのですが、ゲームを取りきれてなかったので、最後のチャンスをしっかり守り切れたらよかった。(良かった点、出来なかった点は) 普段コースを重視して練習してきたので、この試合でコースはいい所に打てたのですけど、まだ自分から決めていくボールが出来ていないので、そこをしっかり練習していきたい。(相手に苦しめられた点は) 打つタイミングが相手は速かったので苦しかった。(春関に向けて) 春関はまず本選にあがって、一回勝てるように練習していきたい」

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