• 山下りで3位に浮上させる走りをした中村大成=芦ノ湖で(奧野凌河撮影)

  • 初の箱根路で区間4位の好走を果たした小島=大磯で(増田昇悟撮影)

  • 伊勢は苦しい表情を見せたが、しっかりと4年生タスキリレーをした=藤沢で(岡田あおい撮影)

  • 平成最後の箱根でチームをまとめ上げた主将・堀合=横浜で(阿部愛実撮影)

  • 最後の箱根で10区に登用された下=品川で(大黒哲志撮影)

総合4位!平成最後の箱根で常勝軍団復活!

[陸上競技部](2019年01月03日 17時43分)

第95回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路が1月3日、芦ノ湖~大手町の5区間109.6kmで行われた。総合結果、復路結果は以下の通り(上位4校)。

★総合成績★
1位 東海大 10:52:09
2位 青学大 10:55:50
3位 東洋大 10:58:03
4位 駒 大 11:01:05

★復路成績★
1位 青学大 5:23:49
2位 東海大 5:24:24
3位 帝京大 5:29:40
4位 駒 大 5:31:06

★個人成績★
6区(20.8km) 中村大成(法3)  59:04 [6](3)
7区(21.3km) 小島海斗(市2)  1:03:57 [4](4)
8区(21.4km) 伊勢翔吾(現4)  1:04:50 [4](4)
9区(23.1km) 堀合大輔(国4)  1:10:42 [5](4)
10区(23.0km) 下史典(経4)   1:12:33 [11](4)

※[]は個人記録、()は総合記録

前半区間、エース級選手の投入で1位・東洋大と3分28秒差、3位・国学大と44秒差の4位と復活に向け順調な結果を残した往路。目標の総合3位以内を目指し、復路は盤石の布陣で挑んだ。

山下りは全日本で駅伝デビューを果たした中村大成、7区は絶好調の小島と今年度、飛躍した2人を起用。当日のエントリー変更で伊勢を8区に配置し、箱根経験者の4年生が8、9、10区と続く万全な体制で臨んだ。

山下りの6区・中村大成は先頭・東洋大のスタートから3分28秒後にスタート。登りの4㎞を一気に駆け上がる。山下りに入るとペースアップし、3位の国学大をとらえ、残り7.1㎞で3位に浮上。その後、小田原中継所の時点で国学大に29秒差をつけ、順位を1つ上げた。

7区は三大駅伝初出場となった小島海斗。2位東海大を追いかける形で独走するも、前回大会MVP・林奎介(青学大・4年)の追走により、小田原中継所時点で55秒あった差が9.5㎞地点で同着に。大八木監督の「(林奎介に)ちょっとついて行こう。あとは自分の体調と相談するように」との声かけに従い、5㎞ほど並走する。15㎞で青学大に離されるも、自分のペースでレースを運び区間4位。トップと4分32秒差の4位で高校からの先輩・伊勢翔吾にタスキを託した。

8区・伊勢翔吾は4位でタスキを受け取ると6.7㎞地点を区間2位のタイムで好スタートを切る。大八木監督から「今区間2番だ。青学大を詰めたらお前が区間賞だ」と檄を飛ばされ、単独走で前の青学大を追う。遊行寺坂で苦しい表情を見せるも区間4位の好記録。9区・堀合主将の背中を叩き、声をかけて送り出した。

昨年度、同9区で区間2位の好走をした主将・堀合大輔は、主将らしい強い走りを見せた。3位・青学大とは戸塚中継所では1分差。前との距離を縮めようと一定のペースで復路最長区間の9区を駆け抜けた。前回同様単独走となったが、抜群の安定感は今回も健在。区間5位の記録で5位・法大とのタイムを3分16秒まで広げ、主将として最後の箱根を終えた。

全員の思いを背負い最終区・10区を担った下史典。残り9.7㎞の新八ツ山橋で3位・東洋大とは3分15秒差。前に選手が見えない状態で最後の箱根路を走る。「最後に頑張っている姿を見せたい」と最後まで3強を目指し、区間11位、総合4位で大手町のゴールテープを切った。


目標の総合3位以内はかなわなかったものの厚い選手層を示した駒大。前回大会12位・シード権落ちの悔しさを晴らすべく「平成の常勝軍団」が平成最後の箱根で意地を見せた。

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