• 試合後、表彰式でトロフィーなどを受け取る首脳陣。左から副将・福地拓也(社4)、室町、大塲、中原=浦和駒場スタジアムで(宮下 響撮影)

  • 中原が放ったこのシュートはクロスバーを叩いた。この日も豊富な運動量を見せたが、試合後は悔しさをあらわに(村上 直弥撮影)

  • 2試合連続スタメンとなった鈴掛。試合に出られない時期もあったが、乗り越えて駒場のピッチへ(宮下 響撮影)

  • 伊藤はチームの反撃のために気を吐いたが、決定機には絡めず

  • 立花はインカレ初のピッチへ。慣れないポジションでの起用となったが奮闘した

涙のインカレ準優勝。"ウノゼロ"敗戦も、駒大サッカーに駒場が湧いた!

[サッカー部]第67回 全日本大学サッカー選手権 決勝・対法大戦(2018年12月29日 12時43分)

第67回全日本大学サッカー選手権決勝・対法大戦が12月22日に浦和駒場スタジアムにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大0−1法大

72分:[法]ディサロ燦シルヴァーノ


【メンバー】
GK
1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]
3 星キョーワァン[3年=矢板中央高]
2 須藤 皓生[4年=駒大高]
25 桧山 悠也[1年=市立船橋高](→78分 28 真下 瑞都[2年=矢板中央高])

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
13 鈴木 隆作[4年=駒大高]
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高]
7 安藤 翼[4年=長崎総科大附高](→54分 9 高橋 潤哉[3年=山形ユース])
14 坂本 和雅[4年=聖和学園高](→46分 18 矢崎 一輝[2年=駒大高](→79分 19 伊藤 大祐[4年=山梨学院高]))

FW
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→86分 15 立花 皓之介[4年=三浦学苑高])

【サブ】
GK 22 八木 大政[3年=熊本ユース]
MF 8 川崎 貫太[4年=流経大柏高]
MF 17 福地 拓也[4年=瀬戸内高]
MF 24 荒木 駿太[1年=長崎総科大附高]

各大学のサッカー部員をはじめとする6千人を超えた大観衆が詰め掛けた浦和駒場スタジアム。日本一をかけた戦い、インカレ決勝に駒大が8年ぶりに帰ってきた。準決勝で負傷交代した坂本は欠場と見られたが、怪我を押して先発出場。須藤が2戦ぶりにスタメン入りを果たし、センターバックの位置で起用された。
試合は序盤から互いにロングボールの蹴り合いとなる。法大は190cmのFW松澤彰をターゲットとするが、ここは星が身長差を物ともせず圧倒的パワーで跳ね返す。序盤はヘディング勝率の高さから徹底されたサイド攻撃で流れを掴み、安藤、中原を起点に攻勢を強める。安藤がGKとの1対1の場面を迎えるシーンを迎えるが、ここはフォローに入ったDFに阻まれてしまう。さらに、安藤からのスルーパスを受けた中原がペナルティエリア後方からシュートを放つが、ここはクロスバーに阻まれてしまう。一方で、相手の決定機は角井のスーパーセーブでしのぐなどやや流れは駒大に傾いていた。普段のゲームプラン通り、スコアレスで前半を折り返す。

しかし、後半はやや疲れが見えたか運動量が低下。それをあざ笑うかのように法大MF森俊貴、MF紺野和也の両サイドハーフの個人技に徐々に押し込まれる展開に。また、ここで相手がFW上田綺世を投入する押せ押せのゲームプランを進めてくる。駒大は高橋や矢崎といった途中出場の選手が徹底マークを受け、攻撃のリズムに乗れず。そして、72分にはペナルティエリア手前から放たれたドライブシュートはクロスバーに当たるが、これを押し込まれて先制点を献上。何としても追いつきたいところで、スピードを持ち味とする伊藤、長身DFの立花を前線へ投入するなど駒大らしい反撃に出たが、最後まで1点が遠かった。

0−1の敗戦となり、結果はインカレ準優勝に。4年生はこの試合をもって引退となったが、最後まで駒大サッカーを見せた選手たちへスタンドからは拍手が送られた。また、個人表彰では星が最優秀DF賞を受賞した。

【試合後の記者会見】
◆秋田浩一監督
「(試合後の感想)本日の決勝は全てに力負けしたと思うけれど、うちのチームは一流選手がいない中決勝まで来てよく頑張ったと思う。月並みにいえば、みんなで力を合わせて学生たちが学生らしいサッカーを徹底してやった。僕個人は4年生に感謝しているし、お礼を言いたいと思う。ただ、今日の試合は法政さんの方が速さもテクニックも全てが上だった(4年生の活躍が目立った中で、継続して起用した桧山、星の活躍については)2人とも能力が高い。能力というかうちのサッカーに合っている選手。練習態度も含めて一生懸命やっているので、使わせてもらった。4年生が多く出ていたのに関しては、同じような実力の選手もいるけど、4年生には思い入れもある。私と一番長くプレーをしていたというのもある。そうは言っても一生懸命やってくれたのでありがたいと思う」

◆大塲 淳矢(法4)
「(試合後の感想)今大会を通して『1試合でも多くこのチームで試合をしよう』とやって来ている中で、楽な試合なんて一つもなかった。全ての試合がタフなゲームとなったが、自分たちより確実に実力が上なチームや、プロに行く選手が多いチームとやる中で自分たちはチームワークで戦おうと話していた。それがチーム全員の、130人のチームワークがあったからこそ決勝まで来れたと思う。心からこのチームで1年間戦えてよかったと思う。今日の試合に関しては法政さんの方が上だったのかなと思うし、セカンドボールの部分やチームとして徹底する部分が足りないからこそこの結果に繋がった。今日勝って監督に美味しい酒を飲ませようと戦っていたので、それができなかったことだけは悔いですけど、4年間指導してくれた監督には感謝しているし、心からこの大学で良かったと思う。(4年生の活躍が目立った中で、継続して起用した桧山、星の活躍については)キョーワァンに関しては大学サッカー界でパワーや強さではトップレベルだと思う。彼が試合に出ていると安心感があるし、彼を外すことは想定になかった。桧山は1年生だけど、1年生なりに駒大のサッカーを理解してくれて体現しよう、4年生のためにとやってくれていた。まだ3年間あるし、一人の選手としてこれからの活躍に期待ができる。これから本当に頑張って欲しい」

【試合後のコメント】

◆大塲 淳矢
「(試合を振り返って)チームとして、セカンドボールであったり、クリアをしっかり遠くまで飛ばすところであったり、自分たちがやる事を徹底できなかったのが、この結果に繋がってしまったと思う。(試合前にどんな指示を受けたか)自分たちのサッカーを貫けということ(滑りやすいピッチコンディションだったが)雨でも晴れでも自分たちのやる事は変わらないので、深く考えたりはしなかった。(前半を0対0で終えたのが)前半相手を0点に抑えられたのでいけると思ったが、流れを掴みきれなかったかなと思う。(緊張はあったか)自分としては勝っても負けても引退だったので、特に緊張とかはしなかった」

◆中原 輝(経4)
「(試合終了の笛を聞いて)最後の試合で自分たちのやりたいことがあまりできずに負けてしまった。それと同時に大学サッカーが終わったので悔しさもあったし、この仲間と一生懸命この4年間やって来たので勝ちたかったという思いがあった」

◆室町 仁紀(商4)
「(試合を振り返って)最後の試合という中で、駒大のサッカーをやろうという話だった。監督も試合後に言っていたが、今日の内容だけ見れば物足りなかった。相手が強いとか弱いとか関係なく、自分たちのサッカーができなかったから今日は負けてしまったのではないのかという感じ。(試合前にもらった指示)いつも言われているヘディングのことであったり、相手は(ディフェンスの)裏が弱いということだったので裏を狙えということ。あとは運動量の部分について言われた。(ピッチコンディションについて)相手もミスすることがあると思ったので、しっかりボールを最後まで追うとか、プレッシャーにいくとかを意識していた。(前半を0対0で折り返したが) いつも前半は0対0で良いと話をしていて、(前半)相手にペースを握られた時間帯もあった中で、0点に抑えられたのは良かった。(今日は途中交代となったが)最後パワープレーをするだろうとは分かっていて、交代があるなら自分だろうとも試合やりながら思っていた。なので自分が出ているときは、サッカー人生の最後なので悔いが残らないようにやろうとは考えていが、やっぱり最後まで出ていたかったと思う気持ちはあるし、負けている中でピッチを去るということには少し悔いも残ったが、やれることはやれたと思った」

◆角井 栄太郎(仏4)
「(今日の試合を振り返って)決勝とか気にせずにやった。入りは悪くなかったと思う。前半も0対0でいくということだったのでそれもできた。ただ後半に入って押される時間も長くて、自分たちがボールを持てる時間もあまりなかった。そこで自分からのボールで攻撃を一つでも多く増やせればよかったが、それもできず。1点ゲームだと思っていた。1点駒大が取ればこっちが優位に進められると思っていたし、1点取られたら相手が優位になってしまうと思っていた。それ通りの試合になってしまった」

◆坂本 和雅(仏4)
「「(引退した今の気持ちは)楽しかったとしか。それくらいです。(怪我を押しての試合出場となったが)相当痛くて、痛みだけでも治ると思っていたけど、走れないしボールも蹴れなかった状態で出られたことは奇跡だった。(最後の試合での悔しさは)やりきったので悔しさはない」

◆須藤 皓生(営4)
「(試合を振り返って)チームとしてはあまり出来が良くなかったので悔いが残る部分はあるが、この仲間でやる最後の試合がこの大きな舞台でできて非常に良かった。(試合前にもらった指示)競り合いを競る。あとは粘り強くやるということ。(ピッチコンディションについて)ボールを落としてしまうと、滑ったりイレギュラーなことが起きてしまうので、できるだけボールを落とさないようにということと、最後まで身体を付けておかないと、ボールが出たり出なかったり色々なことが起きてしまうので、最後まで気を抜かないように意識した。(前半を0対0で折り返したが)あのときは、後半は自分たちの流れになると思っていた。(伊勢が累積で出場できなかったが)自分は元々センターバックなので、去年ずっと(星)キョーワァンとやっていたし、とにかく気持ち。(伊勢)渉の分までやらないといけないなと思っていた。あいつがずっと守っていたゴールだったので、その分(伊勢)渉以上にやらないといけないという気持ちと気合いで試合に入った。(緊張はあったか)意外としなかった。開き直ってやれた」

◆鈴木 隆作(経4)
「(今日の試合を振り返って)日本一を目指してきて、決勝という舞台だったので何が何でも日本一を取りたいという気持ちが強かった。立ち上がりからみんな固い感じがしてうまくいかなかったけど、一生懸命やって結果が0−1だったので悔いはない。(インカレ4試合全試合でスタメンを掴んだことについて)1年生から積み重ねて来た部分がインカレでスタメンという結果で出たので、1〜3年の積み重ねが出たと思う」

◆安藤 翼(市4)
「(4試合連続のスタメン出場となったが)(ここまでくるのが)遅かったと言うか、もっとチームに貢献できたかとか悔しい思いもある。でも、ここまでこれたのは仲間がいたおかげだし、監督からも使ってもらって最後に胴上げしたかったが、これが力だったのかと言うか…過去には帰れないけど、これからの人生に生かして、僕はサッカーを続けるので監督にいい姿を見せられるようにという思いがある。(決定機もあったが)あれを決めていたら勝ってたと思うし、流れがきたと思う。それが自分の実力。あそこで決められないのが弱さだと思う。これからのサッカー人生で成功していくためにもこだわっていかなくてはいけない。仲間に本当に感謝です。(ピッチを退いた後は)自分が交代した時はまだ0-0だったから点を取って欲しかったけど、0-1になってもみんなならやってくれると思っていた。でも、1点取れなくて、それは仕方ないし、みんな頑張っていた。駒大の諦めない部分はしっかりやれていたと思うので胸をはれると思う」

◆鈴掛 涼(経4)
「(試合を振り返って)決勝戦ということで、内容は正直どうでよくて勝利だけを目指して戦った。1点を取られて自分たちも1点を返すことができなかったので負けてしまった。非常に悔しい思いでいっぱいだ。(今日のプレーで気をつけたこと)開始前に雨が降っていて、ピッチが濡れていたので滑らないこと。そして、大きく相手の背後にボールを蹴りこむということに気をつけた。(コンディションは)2日間休息があったのでみんなコンディションはよかったのではないか。自分はよかった。(後半21分の中原選手へのクロスボールについて)相手の背後に蹴りこみ、うまくアシストできたのでよかった。(緊張したか)前日はあまり緊張しなくて試合に臨めた」

◆立花 皓之介(営4)
「(試合を振り返って)自分はベンチスタートということで、入る時には厳しい展開だろうと思っていた。最後はパワープレーと言っていて、時間が来てしまった。入ったがうまく期待に答えられず、悔いが残った。(今日のプレーで気を付けたことは)ヘディングをすることを心掛けていた。自分にあげてくるボールを全部勝つという気持ちでやった。(コンディションは)とてもよかった。(後半41分の室町との交代時は)室町が体を張ってやってきてくれたので、それに恥じないようにすることを心掛けていた」

◆伊藤 大祐(商4)
「(試合を振り返って)自分はサブだったので、負けているあるいは引き分けの状態で出る準備はしていた。最後結果を残せなかったのが、4年生として情けないところである。(後半33分の矢崎選手との交代時の気持ちは)点を取りに行くしかないので、ガンガンいけと言われた。前に行こうという気持ちだった。(プレーで気をつけたことは)点を取りに行くしかないので、ゴールにゴールにと意識したが、結果点を取れなかったのが残念。(コンディションは)悪くなかった」

なお、インカレに登録された4年生全員のコメントは後日掲載いたします。

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