• 今試合でシュートより崩すことを意識した澁田=江戸川大学駒木キャンパスで(曽根優衣奈撮影)

  • ドライブが今後の課題だと語った星野(元井可奈子撮影)

  • 今試合で最多得点だった渡邉

2位の法大を撃破、第1戦のリベンジ成功を果たす!

[男子バスケットボール部](2018年10月29日 13時29分)

 第94回関東大学バスケットボールリーグ戦が10月28日、江戸川大駒木キャンパスで行われた。結果は以下の通り。




○駒大 81–67 法大●

(1P 22-12)

(2P 22-19)

(3P 14-19)

(4P 23-17)





【スターティングメンバー】

PF針生信洋(営4)

F金久保翔(経3)

F櫻井啓翔(法3)

PG澁田怜音(経2)

G渡邉陸(営2)





【スタッツリーダー】

得点 渡邉陸 19

星野太我 14
澁田怜音 12



リバウンド 針生信洋 9

金久保翔 6


残り2戦となった今季リーグ。前戦で快勝し、万全の体制で挑むのは今季リーグで2位の法政大だ。
第1Q序盤から金久保、渡邉のゴール下からのシュートで先制。途中、相手に3Pシュートを決められたり、澁田が相手にフリースローを与えたりと相手に押される場面が。しかし、すかさず澁田自身がレイアップで決め、相手に流れを渡さない。残り3分、コーナーで相手のしつこいディフェンスから渡邉が見事3Pシュートを決め、会場を沸かせる。勢いそのまま22-12で2Qへ。
続く第2Qも序盤から駒大の勢いが止まらない。中盤、星野太我(経2)のカットインから澁田がシュートし28-18の10点差に。終了間際、櫻井が3Pシュートを入れる見事なブザービーターに会場が盛り上がる中、44-31で前半戦を終える。
第3Q、開始20秒で澁田がシュートを決める。しかし序盤から相手のディフェンスにつかまり始め、なかなか点数が入らなくなる。残り1分でチームファウルも溜まると同時に、点差も少しずつ詰まっていき58-50で最終Qヘ。
第4Q、渡邉、星野が連続3Pシュートで相手を引き離して行く。好調な流れのまま、渡邉、星野が積極的に点数を重ねて行く。ラスト1分、針生がオフェンスリバウンドで健闘し、セカンドチャンスをものにする。81-64で2位の法大に快勝した。


◆白井憲二監督
「(試合を振り返って)法大も昨日で1部を決めているので抜けたところもあったと思う。しかし、1戦目で負けているチームに2試合目で勝てたというのは、非常にチームの成長を感じた。(悔しい連敗からの連勝だが)自分が仕事で来れなかったので、先週末にキャプテンの針生に『こういうこともある。落ちないでちゃんと今週の準備をしなさい』とメールで伝えていた。良い準備が今週はできたと本人が言っていたので、その準備が良い勝利につながったと思う。(今試合で良かった選手は)渡邉陸。最初の一発目のプレーでミスが出ずにしっかり決めきることができれば、彼はしっかりできる選手。入りが悪いと最初のワンプレー目がターンオーバーとかになるが、今回はワンプレー目で先制点も取って、シュートタッチも良かったので気持ちよくプレーできたんじゃないかと思う。第4ピリオドでキャプテンの針生がしっかりプレーして、澁田も崩れずにリードしてくれたので非常に安定したゲームができたと思う。(ハーフタイムでアップの切り上げる時間が早かったが)ゲームの中でしっかりプレーできるように。出るメンバーも今試合は結構決まっていたので、そういう意味では体力の消耗を抑えたりするように早めに切り上げた。あと、スコアを見て前回の一戦目は法大にリバウンド数で完敗だったので、リバウンド数が駒大の方が勝っているということを徹底するためにキャプテンが早めに招集した。(次戦は)国士大にはホームで一戦目やられていて、次戦は相手のホームでやるので、まずはやり返す。そして、江戸川大にも良いかたちで勝ってしっかり入れ替え戦に臨めるようにしたい」


◆澁田怜音
「(連敗を経ての連勝だったが今週の練習では)今週は練習も気合が入っていたし、キャプテンの針生さんが今週の負けを引きずらないようにというのが伝わったので、やっぱり針生さんの存在が大きかったと思う。(自身の調子は)今日はあまり調子が良くなくて、どうなのかなという部分もあった。昨日みたいにシュートが入らない展開になったけど、シュートだけじゃないのでバスケットは。オフェンスでいうとドライブで崩すことが自分は得意なので、シュートというよりも崩すことを意識した。(第3Qからイライラする場面が見えたが)熱くなった部分もあるので、そこは自分の弱い部分だったと思う。(プレー中に先輩に指示を出すことが多いが)先輩方はどう思っているかわからないが、そこで遠慮していたら自分の中では良くないと思うので、思ったことは言うようにしている。逆に言わないと、後輩は何も言えないチームになってしまう。もっと言い合えるチームにしたいので、伝え方も大事だが、そう言う場面で熱くなってしまったのは自分が悪かったと思う。(下級生の活躍があるが)星野太我と渡邉陸とは“公私ともに仲が良い”ので信頼関係は強い。2年生全体も仲は良い方だと思う。(次戦がホームで負けた国士舘大戦だが)次は相手のホームでの対戦。国士大に勝てば3位で入替戦いける。入替戦は決まっているが3位で行くか4位で行くかで全然違うと思うので勝ちたい。個人的には1週目でボコボコにされているのでやり返したいと思う」


◆渡邉陸
「(連敗を経ての連勝だったが今週の練習では)先週は気持ちの部分で奢っていたわけではないが、油断していた部分があったと思う。今週で一周目みたいに気持ちを入れて練習していた。キャンプテンも声をかけてくれたのでそれが連勝につながったと思う。(自身の調子は)シュートが入ったので良かったが、レイアップとかゴール下でのシュートを1、2本くらい逃したのがあったので、そこを決められたらもっと良かったと思う。(スティールのランキングで2位だが意識は)そんなに。取れたらいいなあぐらいに。(下級生の活躍があったが)自分も(星野)太我も去年、全く試合絡んでなくて(澁田)怜音だけ試合に絡んでいる状況が続いていた。今年になって、自分も太我も少しずつ試合に絡めるようになってきて、同学年で良い信頼関係というか、話しやすい部分もあるので一緒にプレーしていて楽しい。(今季で下級生の勢いが目立つが)怜音が、よく声を出してくれるので、自分は声を出すとかというよりも自分のやれることをやれたら良いなと思う。(自身の役割は)自分がリバウンド取ったら展開を早くしてプッシュして、30番(櫻井)の方だったり怜音にシュートを打たせることができたらなと思う。リバウンドとかディフェンスが頑張れているからスティールにランクインしていると思う。点を取るというよりも数字に表れないところで今年は頑張りたい。(次戦に向けて)来週の国士大に勝てれば、間違いなく3位。土曜日の国士舘大で勝つことができれば日曜も良い感じでいけると思うので、また1週間しっかり気持ち作り直してキャプテンを中心に頑張っていきたいと思う」


◆星野太我
「(快勝が続いているが)今週一週間は本当に、キャプテンを筆頭に凄くいい練習ができた。それが結果に出た。(練習で変えた点は)もうリーグ戦で新しいことはできないので、細かいところをもっと突き詰めていった。あとは気持ちの面。(2年生が多く出ていたがやりやすさは)一番近くにいる存在で、色々と息が合うのは確か。(リバウンドからシュートが多かったが)最近シュートがいい感じのタッチで、いつも通りよかった。ただ、ドライブが自分的には少しなあという感じ。そこは修正していきたい。(湧かせるシーンが多かったが)シックスマンとしてコートに出て、流れを変えるというのは、いつも心がけている。(勝っていたのにハーフタイムで入念な話合いがあったが)いつもは、自分たちが気を抜いてしまったところを逆転されたり、持ってかれてしまったりが多い。そこを信さん(針生)が気を使って、集中力を下げないようにしてくれていたのだと思う。(次戦への意気込みは)勝つ。このままいけば勝てると思う」

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